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== 主な監督作品 ==
== 主な監督作品 ==
*[[につつまれて]](1992)
*[[につつまれて]](1992年)
*[[白い月]](1993)
*[[白い月]](1993年)
*[[かたつもり]](1994)
*[[かたつもり]](1994年)
*[[天、見たけ]](1995)
*[[天、見たけ]](1995年)
*[[陽は傾ぶき]](1996)
*[[陽は傾ぶき]](1996年)
*[[萌の朱雀]](1997)
*[[萌の朱雀]](1997年)
*[[杣人物語]](1997)
*[[杣人物語]](1997年)
*万華鏡(1999)
*[[万華鏡 (映画)|万華鏡]](1999年)
*[[火垂]](2000)
*[[火垂]](2000年)
*[[きゃからばあ]](2001)
*[[きゃからばあ]](2001年)
*[[追臆のダンス]](2002)
*[[追臆のダンス]](2002年)
*[[沙羅双樹]](2003)
*[[沙羅双樹]](2003年)
*[[影-Shadow]](2004)
*[[影-Shadow]](2004年)
*[[垂乳女〜TARACHIME〜]](2006)
*[[垂乳女〜TARACHIME〜]](2006年)
*[[殯の森]](2007)
*[[殯の森]](2007年)
*[[七夜待]](2008)
*[[七夜待]](2008年)
*[[狛-Koma]](2009)
*[[狛-Koma]](2009年)
*[[美しき日本・奈良]] ([[日本アーカイブス]])(2010年 - )
*[[美しき日本・奈良]] ([[日本アーカイブス]])(2010年 - )
*[[玄牝 -げんぴん-]](2010)
*[[玄牝 -げんぴん-]](2010年)
*[[朱花の月]](2011)
*[[朱花の月]](2011年)
*塵 (2012)
*[[塵 (2012年の映画)|塵]] (2012年)
*[[2つ目の窓]](2014)
*[[2つ目の窓]](2014年)
*[[あん (映画)|あん]](2015年5月30日公開予定)
*[[あん (映画)|あん]](2015年5月30日公開予定)

=== インターネットムービー ===
=== インターネットムービー ===
*[[主人公は君だ!]](2007)
*[[主人公は君だ!]](2007年)
*[[つながりゆくもの]](2009)
*[[つながりゆくもの]](2009年)
*[[Nippon Archives「美しき日本」]](2010)
*[[Nippon Archives「美しき日本」]](2010年)


=== ミュージック・ビデオ ===
=== ミュージック・ビデオ ===
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=== 映画出演 ===
=== 映画出演 ===
* [[ラブ&ポップ]](1998年、監督:[[庵野秀明]]) - ナレーション
* [[ラブ&ポップ]](1998年、監督:[[庵野秀明]] - ナレーション
* デストロイ・ヴィシャス(2011年、監督:[[島田角栄]]) - 喫茶店主人 役
* デストロイ・ヴィシャス(2011年、監督:[[島田角栄]]) - 喫茶店主人 役
* 冴え冴えてなほ滑稽な月(2013年、監督:[[島田角栄]]) - SMの女王 役
* 冴え冴えてなほ滑稽な月(2013年、監督:[[島田角栄]]) - SMの女王 役

2015年4月25日 (土) 04:21時点における版

かわせ なおみ
河瀬 直美
河瀬 直美
生年月日 (1969-05-30) 1969年5月30日(54歳)
出生地 日本の旗 日本 奈良県奈良市
職業 映画監督脚本家
公式サイト 河瀬直美公式サイト
主な作品
萌の朱雀
殯の森
 
受賞
カンヌ国際映画祭
第50回 カメラ・ドール(新人監督賞)
第60回 グランプリ
その他の賞
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河瀬 直美(かわせ なおみ、1969年5月30日 - )は、日本映画監督奈良県出身・在住。

経歴

奈良県奈良市紀寺町出身。奈良市立一条高等学校卒業。中学時代にバスケットボールを始め、高校在学中はバスケットボール部キャプテンとして国体出場経験を持つ。大阪写真専門学校映画科卒業。平城遷都1300年記念事業協会評議員。なら国際映画祭実行委員会会長を務める。

大阪写真専門学校卒業後、同校の講師を務めながら、8mm作品『につつまれて(山形国際ドキュメンタリー映画祭国際批評家連盟賞受賞)』や『かたつもり(山形国際ドキュメンタリー映画祭奨励賞受賞)』を制作し注目を集める。実父と生き別れ実母とも離別し、母方の祖母の姉に育てられた自らの特殊な境遇から制作された作品の独自性が評価されたものだった。

1997年、初の35mm作品であると同時に最初の商業作品として制作された『萌の朱雀』にて、第50回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を史上最年少(27歳)で受賞。また芸術選奨新人賞受賞。その直後に同作品のプロデューサーを務めた仙頭武則と結婚し、活動も「仙頭直美」名義となったが、のちに離婚したことにより姓を河瀬に戻した。再婚後の2004年に第一子(長男)を出産。

2007年第60回カンヌ国際映画祭にて『殯の森』がグランプリを受賞。また、同賞を受け、奈良県民栄誉賞を受賞。なお、同作品はNHKエンタープライズが製作協力した関係で、劇場公開前の2007年5月29日(グランプリ受賞の2日後)にNHK BS-hiの『ハイビジョン特集』にて放送された。また、この年の10月に行われた山形国際ドキュメンタリー映画祭のインターナショナル・コンペティション部門で『垂乳女』が特別賞を受賞した。

2009年第62回カンヌ国際映画祭で、映画祭に貢献した監督に贈られる「金の馬車賞」を、女性アジア人として初めて受賞した。

2013年第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査員に選出。日本人では、1996年デザイナー石岡瑛子が務めて以来、17年ぶり。映画監督では初。

2014年、第12回ウラジオストク国際映画祭にて『2つ目の窓』がグランプリ(Best Feature Award)を受賞[1]

2015年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ章を、日本人女性映画監督として初めて受章[2]。同年、『あん』が第68回カンヌ国際映画祭ある視点」部門のオープニング作品に決まる[3]

主な受賞歴

主な監督作品

インターネットムービー

ミュージック・ビデオ

映画出演

テレビ出演番組

ほか

ラジオ出演番組

脚注

外部リンク