泉北

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泉北地域
面積 264.41km2
総人口 1,157,270
(令和2年国勢調査)
人口密度 4,377人/km2
泉北地域

泉北(せんぼく)は、令制国和泉国北部に由来する地域名。現在の大阪府南部中央にあたる。

概要[編集]

開発中のトリヴェール和泉

大阪湾臨海部には堺泉北臨海工業地帯が形成され、丘陵部には泉北ニュータウントリヴェール和泉などの大規模ニュータウンが広がっている。

なお、単に「泉北」と言う場合は、泉北ニュータウンおよび周辺の旧を指すことが多いので注意が必要である。大阪府は千里ニュータウン造成での経験を活かし、泉北ニュータウン造成ではできる限り旧村を残す方針を取ったため、泉北ニュータウンは旧村を挟んで3つの地区に分かれている。

また、堺市が南河内郡の旧域を広範に含むため、堺市域を他の泉北地域と区別して「堺泉北(さかいせんぼく)」と併記することも多く、その一例として代表的なものに堺泉北道路がある。なお、臨海部における「堺泉北」の名称は、旧堺港泉北港の統合によるもの(「堺泉北港#歴史」を参照)である。

2020年10月1日時点での大阪府域に占める泉北地域の割合は、面積:13.9%、人口:13.1%[1][2]

「泉北」を冠する事物[編集]

範囲[編集]

泉北郡の範囲に基づくが、旧・山滝村岸和田市に編入され、堺市南河内郡町村[注釈 2]との合併を繰り返してきたので差異がある。また、旧・堺区(堺市の前身)の範囲も含む。

大阪府は下記の4市1町を「泉北地域」として大阪府泉北府民センターを設置している。1980年3月には地方自治法に基づく協議会として、下記の市町で構成する「泉北地域広域行政推進協議会」が設けられている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 地元では泉北地域の幹線道路にそのほか、泉北2号線~4号線(あるいは5号線まで)、泉北中央線・泉北南線・泉北北線(せんぼくきたせん)などの通称があり、いずれも正式名称ではない。
  2. ^ 金岡村北八下村大字河合を除く)・南八下村日置荘町登美丘町美原町。現在の東区美原区の全域および北区の一部にあたる。

出典[編集]

  1. ^ 令和2年度大阪府統計年鑑”. 大阪府 (2021年). 2024年1月30日閲覧。
  2. ^ 令和2年国勢調査 人口等基本集計結果”. 大阪府総務部統計課 (2021年). 2024年1月30日閲覧。

関連項目[編集]