江戸野菜

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江戸野菜(えど やさい)とは、主に現在の東京23区やその周辺で伝統的に生産されていた野菜(在来品種)である。江戸時代江戸に含まれていなかった地域で栽培されていたり、明治以降より後に生み出されたりした品種(八王子市の高倉大根など)もある。このため現在も生産が続いているものは「江戸東京野菜」[1] [2]「東京伝統野菜」とも呼ばれる。

小松菜のように東京周辺から全国に広まった野菜がある一方、明治以降、栽培しやすい品種への転作や消費者の嗜好の変化により消滅した品種も多い。近年は自治体や農家、住民団体などが保存や消費拡大を図る動きがみられる[3][4]

江戸野菜の一覧[編集]

きゅうり
馬込半白胡瓜東京都大田区)、高井戸節成胡瓜(世田谷区)、豊島枝成胡瓜(豊島区)、砂村胡瓜(江東区
なす
砂村茄子(江東区)、駒込茄子(文京区)、蔓細千成(多摩地域)、山茄子(多摩地域)、寺島茄子(墨田区)、真黒茄子(かつて目黒区にて盛んに栽培されており「目黒茄子」と呼ばれた)
かぶ
東京長蕪(滝野川蕪)北区)、品川カブ品川区)、金町小蕪(葛飾区
にんじん
砂村三寸人参(江東区)、滝野川人参(北区)
東京うど
東京独活(もやし独活)(多摩地域、立川市で主に生産されている)
タケノコ
目黒の筍(目黒区
ごぼう
滝野川牛蒡(北区)
うり
鳴子瓜(新宿区)、本田瓜(葛飾区)、東京大越瓜(中野区
かぼちゃ
淀橋南瓜(内藤南瓜)(新宿区)、居留木橋南瓜(品川区
だいこん
亀戸大根(江東区)、練馬大根練馬区)、大蔵大根世田谷区)、高倉大根(八王子市)、二年子大根(荒川区)、みの(板橋区
しょうが
谷中生姜台東区
長ねぎ
千住葱足立区)、砂村葱(江東区)
菜っ葉
小松菜(江戸川区・葛飾区)、三河島菜[† 1]荒川区)、のらぼう菜あきる野市を中心とする多摩地域や埼玉県比企郡小川町)、べか菜(江戸川区)
唐辛子
内藤とうがらし(新宿区)

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 仙台伝統野菜の1つ『仙台芭蕉菜』と同じもの

出典[編集]

  1. ^ 江戸東京野菜八王子市ホームページ(2018年1月18日閲覧)
  2. ^ 江戸東京野菜JA東京中央会ホームページ(2018年1月18日閲覧)
  3. ^ 江戸東京野菜東京の観光公式サイト GO TOKYO(2018年1月18日閲覧)
  4. ^ 崖っぷちの八王子産ダイコン救え 生産農家は1戸『朝日新聞』朝刊2018年1月9日(東京面)

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]