三重中京大学短期大学部
三重中京大学短期大学部 | |
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三重中京大学短期大学部正門 | |
大学設置/創立 | 1964年 |
廃止 | 2011年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人梅村学園 |
本部所在地 | 三重県松阪市久保町1846 |
学部 |
生活科学科[1] 食物栄養学科 こども学科 国文学科[2] 英文学科[3] 音楽学科[4] |
三重中京大学短期大学部(みえちゅうきょうだいがくたんきだいがくぶ、英語: Junior College Mie Chukyo University)は、三重県松阪市久保町1846に本部を置いていた日本の私立大学である。1964年に設置され、2011年に廃止された。学生募集は2009年度まで。翌年度より三重中京大学の学生募集が停止されることにより短期大学も同時に学生募集を停止し、2011年3月31日に閉校[5]。同年10月17日に廃止認可された[6]。
概観[編集]
大学全体[編集]
三重中京大学短期大学部は、三重県松阪市内にある日本の私立短期大学。学校法人梅村学園により1964年に設置された松阪女子短期大学(まつさかじょしたんきだいがく)から通算して3度の学名変更が行われた。かつては最大4学科と1学科2専攻とかなりの規模を擁していたが、最終的には2学科体制に縮小されている。三重中京大学と同じキャンパスにあり、系列校として中京大学、三重高等学校などがある。
建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]
三重中京大学短期大学部における建学の精神は「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」となっている。
教育および研究[編集]
三重中京大学短期大学部は、食物栄養とこども学の各学科があり、いずれも専門職育成に向けたカリキュラムとなっている。こども学科では、附属幼稚園での教育実習が行なわれている。また、授業の一環として創作ミュージカルがある。
学風および特色[編集]
三重中京大学短期大学部は三重中京大学の併設校となっている故に、両者との交流が盛んである。
沿革[編集]
- 1964年 松阪女子短期大学として開学。
- 1965年 学科を増設する。
- 1966年 家政科を専攻分離する。
- 家政専攻
- 食物栄養専攻
- 1968年 学科を増設する。
- 音楽科(学生数:女79[9])
- 1973年 保育科を幼児教育科に改称。
- 1983年 3月31日をもって英文科を正式に廃止[5]。
- 1986年 専攻科音楽専攻を設置。
- 1988年 学科名を変更。
- 国文科→国文学科
- 1990年 学科及び専攻の名称を変更する。
- 家政科→生活科学科
- 家政専攻→生活科学専攻
- 音楽科→音楽学科
- 家政科→生活科学科
- 1993年 松阪大学女子短期大学部(まつさかだいがくじょしたんきだいがくぶ)と改称。
- 1997年 12月16日をもって音楽学科を正式に廃止する[5]。
- 1999年 12月22日をもって国文学科を正式に廃止する[5]。
- 2000年 学名を松阪大学短期大学部(まつさかだいがくたんきだいがくぶ)と改称し、男女共学とする。
- 2004年 学科名を変更する。
- 生活科学科食物栄養専攻→食物栄養学科。生活科学科は学生募集を停止。
- 幼児教育学科→幼児教育・保育学科
- 2005年 三重中京大学短期大学部と改称。
- 幼児教育・保育学科→こども学科。小学校教諭免許状の課程が設置される。
- 2009年 学生募集最終となる。
- 2011年 3月に閉学し、10月17日に廃止認可[6]。
基礎データ[編集]
所在地[編集]
三重県松阪市久保町1846
交通アクセス[編集]
近畿日本鉄道山田線およびJR紀勢本線・名松線松阪駅より三重交通バスで「三重中京大学」停留所下車。「三重中京大学」または「パークタウン学園前」行に乗車。
象徴[編集]
三重中京大学短期大学部のカレッジマークは、学園のシンボルである梅をイメージしている。
教育および研究[編集]
学科[編集]
- 食物栄養学科
- こども学科
学科の変遷[編集]
取得資格について[編集]
食物栄養学科[編集]
こども学科[編集]
その他[編集]
学生生活[編集]
部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]
体育系[編集]
バスケットボール・陸上競技・テニス・ダンスなどの各種がある。
文化系[編集]
学友会活動[編集]
大学祭・川柳コンクール・キャンパスサンタクロースなどがある。
学園祭[編集]
三重中京大学短期大学部の学園祭は毎年、概ね三重中京大学との合同で10月頃に行われている。
大学関係者[編集]
- 梅村清明:初代学長
- 梅村光弘:当時学長
キャンパス内の施設[編集]
- 図書館:所蔵数はおよそ220,000冊となっている。
- 中庭ステージ
- 学生ホール:ここに学生食堂がある。
- テニスコート
- 体育館
- 情報処理教育センター
- トレーニングセンターほか
姉妹校[編集]
系列校[編集]
社会との関わり[編集]
公開講座が実施されている。過去には、一例として「キッズ・イン・ザ・キッチン」と称した食育をテーマとした講座が実施された。ほか、三重県立相可高等学校との高大連携授業も実施されている。
卒業後の進路について[編集]
生活科学科[編集]
生活科学専攻[編集]
一般企業への就職者が多いものとなっていた。
食物栄養学科&食物栄養学科[編集]
在学中に取得した資格を活かして、一富士フードサービス・丸玉給食・日清医療食品など一般企業での専門職、各種保育園・病院・学校・社会福祉施設などでの専門職と多岐にわたっている。ほか、三重トヨタ自動車・中部電力・ミキモト真珠島など一般職に就く人もいる。
こども学科[編集]
幼稚園や保育園など児童に携わる職に人が多いのが特徴である。松阪市・津市・鳥羽市・桑名市・四日市市・伊勢市・志摩市・菰野町・多気町・明和町・玉城町・大台町・御浜町など三重県内が多い。小学校教諭として松阪市内の小学校に勤務している人もいる。一般企業へ就職者も若干いる。
その他の学科[編集]
国文学科[編集]
一般企業への就職者が多かったものとみられる。
英文学科[編集]
一般企業への就職者が多かったものとみられる。
音楽学科[編集]
音楽関連の企業や音楽教室講師、他の一般企業への就職者もいたものと見られる。
編入学・進学実績[編集]
系列の三重中京大学のほか東京福祉大学・中京女子大学・皇學館大学・鈴鹿医療科学大学などがある。
附属学校[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c 学生募集は2003年度入学生まで。
- ^ a b 学生募集は1997年度入学生まで。1999年12月22日付けで正式廃止。
- ^ a b 学生募集は1981年度入学生まで。1983年3月31日付けで正式廃止。
- ^ a b 学生募集は1995年度入学生まで。1997年12月16日付けで正式廃止。
- ^ a b c d 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』206-207頁「三重中京大学短期大学部」の項より。
- ^ a b 平成23年度廃止大学等一覧 (PDF) - 文部科学省、2021年12月31日閲覧。
- ^ a b 昭和40年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)31頁より。
- ^ a b 昭和41年度版『総覧』35頁より。
- ^ 昭和44年度版『総覧』40頁より。
参考文献[編集]
- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『全国公立短期大学協会三十年誌』(全国公立短期大学協会。1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『松阪大学 松阪大学短期大学部』入学案内小冊子
- 『三重中京大学短期大学部』入学案内小冊子
関連項目[編集]
- 中京短期大学 (愛知県)
- 三重県道147号松阪嬉野線 - 短大の主要なアクセス道路。通称は「松阪学園前通り」。
- 廃止された日本の短期大学一覧