東谷小雪

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東谷 小雪(あずまや こゆき)は、吉崎観音作の漫画ケロロ軍曹』およびその関連作品に登場する架空の人物。アニメ版声優広橋涼

人物[編集]

日向家を囲む四方の風。忍野村(しのびのむら)という忍者で暮らしていたくノ一

現在は吉祥学園中等部2年A組生徒で、出席番号は3番(アニメ第165話Bパートより)。

「小雪」という名前はアニメでは骸(ムクロ)が付けた(名付けようと思った時に、が降った事に由来する)。一人称は基本的に「私」だが、「小雪の嬢」と言うこともある。

パートナーはドロロ

外見・服装[編集]

の色は青緑色で髪は一本結びにしており(結ぶ位置は原作とアニメとでかなり違っていたが、超劇場版3・5thシーズンからは原作と同じ位置になった)、大きなえんじ色リボンを結んでいる。身長は152cm→158cm、体重は42kg→46kg、誕生日は12月28日やぎ座(『ケロロ軍曹 ひみつ超ひゃっか』より)。

服装は忍者服を着ていることが比較的多いが、一般的な服を着ている場合もある。もともと原作で小雪の着ている忍者服には冬服としての袖があるものと夏服としての袖の無いノースリーブのものがあったが、現在は袖の無いものに統一されている(アニメでは初登場時から袖なし)。通学時はセーラー服を着ている(村を離れるときに骸からもらったもの)。下着は当初は普通の下着を着用していたが、最近[いつ?]ふんどしを着用している(原作のみ)。水遊びの時は、ふんどしを締め、胸にはサラシを巻いている(アニメでは一般的な水着で、原作・アニメ共にスクール水着を着ていたこともある)。

性格・行動[編集]

明るく活動的。友達を大切にする性格で、特に夏美のためならあらゆる事をしようとする。「だいじょ~び!!」が口癖(アニメのみ)。

その一方でかなりノリの良い一面や影響されやすい一面もあり、例えばアニメ第56話Aパートでは時代錯誤なスポ魂物に感動して夏美とテニスで対決し、第88話ではダソヌ☆マソを倒すために歌うようダンス☆マンに言われて一人喜んでいた[1]。さらに第115話Aパートでは夏美と競演できるという喜びからか無意識のうちに「火遁の術」を使っていた。ケロロに対しては言葉遣いが良い。

長い間忍の世界で生きていたためか趣味思考や行動が常人とズレており、例えばアニメ第111話Aパートで日向家にお泊りした際は大量の暗器を持ち出したり、「オオサンショウウオの丸干し」等々を「おやつ」として持ち込んで夏美を仰天させていた[2]。アニメ第66話Bパートではレストランで手裏剣を飛ばしたり天井に張り付いたりした事もある。また、電車のマナーも知らず、網棚に普通に座ろうとした事もある。小雪の思考や行動があまりにズレていて「普通」に振る舞うことが苦手なことは小雪自身で自覚する事もあり、「普通」に慣れようとするエピソードもある。しかし、夏美はたとえ普通とズレていても「忍の状態の小雪」こそが「普通の小雪」であると認識している(原作第121話より)。

ギロロが携帯で夏美にメールを送る作戦をしているにも関わらず、それを拾った途端に走りながら交番に届ける描写からルールも分かって来た様子[3]

ドロロとの出会い[編集]

小雪が仕掛けた動物用のにひっかかっていたドロロを最初に見つけた人物[4]で、ドロロを介抱した命の恩人。当初は彼を河童と間違えていた。その後吉祥学園に転校という形で入り、そこで日向姉弟がケロロ小隊と暮らしている事を嗅ぎ付けてドロロが合流する手助けをする。

現在の生活[編集]

現在はドロロと共に、侵略宇宙人から地球を守る活動をしている。ケロロ小隊とは友好的な関係にあって付き合いもよく、たびたび彼らの元に世話になることも多い。原作・小説版では日向家の隣に[5]、アニメでは西澤財閥所有の森の中の水車小屋に住んでいる。転校してしばらく経つのに何故か制服が変わっていない(前述したとおりセーラー服を着ている)。

人間関係[編集]

夏美との関係[編集]

吉祥学園に転校して来たその日に日向夏美と出会い、それ以来親友として仲良く付き合っている。原作ではむしろ友達という関係を通り越して、もはや恋愛同性愛)感情を抱いていると言っていいほどの状態(というより友達と恋人を取り違えている節がある)であり、夏美は小雪が恋愛感情を見せる度にうろたえている。

夏美にはバレンタインチョコも贈っている(ドロロに渡しているかは不明)。また、彼女が胡散田ヒカリと昼食をとっていた時には睨み付けていた。

原作の彼女には「すぐ服を脱がせようとする」という悪癖があり、夏美を裸にするために忍術まで使用する事が多い。一緒に入浴した際は媚薬まで使って夏美とくっつこうとしていた。アニメでは、規制のためこれらがある程度制限されているが、すぐ夏美にくっつこうとする所は変わっておらず、温泉雪山で遭難したエピソードなどでラブラブ(?)な様子を披露している。アニメ第83話Aパートで一緒に温泉旅館に行った時は、原作同様夏美を裸にしようとしていた。

原作では夏美の事を当初は「さん」付けで呼んでいたが、今は「夏美ちゃん」と呼んでいる(アニメでは「夏美さん」で統一)。

その他の交友関係[編集]

初登場時、夏美並の身体能力を見せ付けたことからクラスメートからは「夏美のライバル」として認識されていたが、現在は夏美と共にクラスの要として頼りにされている(アニメ第26話および第118話Aパート)。

また、日向家の祖母・秋奈のことを「おばあちゃん」と呼んで慕っている。夏美をはじめとするクラスメートや・秋奈からは「小雪ちゃん」と呼ばれている。

桃華とは仲は悪くないのだが、日向家がらみで張り合うことが多い。例えば原作第70話、アニメ第34話Aパートでは「温泉のチケット」を巡って実戦にまで発展していた。この理由は桃華が冬樹を、小雪が夏美を慕っているために日向家がらみで「一つしかない座」が出るとどうしてもかち合ってしまうからである。

同じく夏美に惚れているギロロからは夏美との仲を嫉妬されており、彼は小雪のことをタママアンゴル=モアに対してそう呼ぶのと同じく、「あの女」と認識している。そのため、ギロロとも何かとかち合う事が多く、その他のエピソードでも触れているが二度ほど決闘になった事もあった。

ドロロ以外のケロロ小隊メンバーについてはあまり接点が無く、せいぜい「ドロロのお友達」という認識程度。といっても、全く交流がないわけではないし、原作ではケロロを「さん」付けで呼び、アニメ第309話ではギロロを呼び捨てにしていた。冬樹の事は原作は「弟君(おとうとぎみ)」、アニメでは「冬樹さん」、劇場版では「冬樹殿」と呼んでいる。

能力[編集]

忍者であるため運動神経は相当なもので、夏美と同等かそれ以上(器械体操は小雪のほうが上。テニスや羽根突きは互角)。「小雪忍法」と呼ばれる、主に冷気を操る忍法を多く持つ。

例えば、彼女の変装術(本人曰く「他人の姿形・声色を真似る隠密術」)は非常に高度なものであり、原作で桃華に化けた時はポールにすら「侮れない」と言わせている。また嗅覚は非常に鋭く、クルルの機械をもってしても彼女をごまかす事は不可能。

優れた演技力の持ち主でもあり、昔話など国語力にも秀でている。しかしドロロとは違い日本の伝統行事に関する知識を著しく欠いていて、桃の節句獅子舞も知らない。小刀を持つ時は左手、食事は右手を使うことから恐らく両利きと見られる(原作7・13巻)。

食べ物の話題が出ると、前述のオオサンショウウオなどのいわゆるゲテモノの話をする。また、おむすびを作ろうとすると、必ず砲丸のような代物が出来てしまう。小雪とドロロが向かい合って食事をするシーンがよく登場するが、誰がその料理を作っているのかは不明である[6]。アニメ330話Bパートではキャンプでカレーを作ることになり、クルルの指導で日向家も満足する味のカレーを作ることに成功した。

「芸人魂を持つくノ一」を自認し、日頃からネタ作りや練習を欠かさない(アニメ第273話)。だが、「面白い笑い話」だと言うので聞いてみたら駄洒落だったり[7]など、笑いのセンスは今一つである。これに関してはドロロと同じ。

陰陽師として修行をした経験があり風水に詳しい。また九字の印から退魔の術を施して幽霊に多少なりともダメージを与えられる[8]

その他のエピソード[編集]

  • 能力の項で述べた「おむすび」であるが、このおむすびはきちんと食べられるが同時にをも砕く破壊力を持っており、アニメ第70話Bパートではこれが原因で騒ぎが起こってしまった。また、第96話Bパートでは屋根の上で食べようとした小雪の手から転がり落ち、真下にいたドロロの頭を直撃して打たれ強い(?)筈の彼を一撃でノックダウンさせている。また原作第94話では夏バテのケロロに同じような形の薬(兵糧丸)を渡そうとした際、落としてケロロのベットに穴を開けたことがある。
  • 小雪が原因で、原作とアニメでそれぞれギロロとドロロが本気で一戦交える羽目になった事がある。原作第57話では小雪が日向家の風呂を借り、夏美と一緒に入ったことでギロロの嫉妬が限界に達し、小雪家に特攻をかけようとした。また、アニメ第111話Aパートでは小雪が日向家に泊まった際、夏美との仲を嫉妬したギロロが彼女の部屋に特攻をかけようとした。そして、いずれにおいてもその場に居たドロロと戦いになった[9]
  • その後、アニメ第119話Aパートでギロロ伍長と「食料の調達」勝負を行い実際に対戦。両者無我夢中になった末にそろって遭難するが、ギロロのサバイバル知識により難を逃れた。アニメ第28話Aパートでも雪合戦で対決しているが、この時はギロロが勝っている。
  • さらに、アニメ第148話Aパートでは「夏美を守る」という利害関係が一致した結果ギロロ伍長と共闘。おひねり欲しさに暴走したケロロを、ドロロを加えた3人の攻撃で見事撃退している。
  • 前述のとおりスポーツ万能でクラスからも期待を寄せられている。しかし、テニス等のルールを何処で覚えたのかは不明。ただし水泳の時はつい忍者のツールを持ち出してしまい、芋碁理恵に後ろにひっくり返りそうになるぐらいに大笑いされていた(アニメ第118話Aパート)。
  • 元帥」の事は「懸垂の凄いやつ」と思っている(PS2メロメロバトルロイヤルZ』)。
  • 芋碁理恵(いもご りえ)の名前を芋 碁理恵(いも ごりえ)だと勝手に思い込んでいる。また、その思い込みから最初に名前を聞いた時には文字通りゴリラのようないかつい女子を想像していた。
  • 忍野村にいた頃から漫画の存在は知っていた模様(原作第85話)。
  • 忍野村は小雪とドロロが日向家近隣に転居した後、ダム湖に沈んだ(アニメ第259話)。
  • アニメ第249-250話には小雪にそっくりな「雪乃」という忍者が登場している。
  • ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊』の武者ケロエリアでは忍びの里のくノ一である小雪のそっくりさん・お雪が登場している。

コスプレ・変身[編集]

ピーター・パン
アニメ第29話Aパートで、演劇部の助っ人として演じた役。ガチガチな夏美とは違い、実に楽しそうに演じていた。ピーターパンの役は昔から女の子がやるのが定番であり、小雪の登用はまさに適役と言える。
コユキラー
アニメ第86話Bパートでイベンタ星人の具現化マシンを使いケロロが強制的にコスプレさせた。「パンサーくノ一」という設定。ケロロの書いたシナリオに操られてドロロと激闘を繰り広げる。
アニメ第87話Bパートでジュリー人が作り出した『不思議の国のアリスを模したモアの世界』に登場したときの姿。黒いウサギ(ケロロ)を捕獲。
刺客
アニメ第182話Aパートでケロロが見ていたの中に登場した小雪。普段とは違う忍者服を着ている。ドロロと共に、ケロロ・ギロロが運んでいたお金を狙って攻撃を仕掛けた。
プリンセス=小雪
超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』においてケロロが開催したプリンセスコンテストでプリンセスの姿をした小雪。「忍のプリンセス」というコンセプトの為、いつもの忍者服にプリンセスらしさを足した感じである。
大人姿の小雪
アニメ第273話Bパートで初登場。ケロロが土井中海岸に出掛けようとして夏美を「オトナノカイダンノボル銃」によって変身させようとした際に、部屋に乱入した小雪が誤って変身させられてしまった姿。大人夏美、大人桃華同様、セクシーな体型をしており、髪型はオールバックで後ろを十字型の簪で結い上げている。夏美と共に水着美女漫才コンテストに参加し、「お笑い戦士 小雪と夏美」を結成、ダソヌ☆マソと対決した。

脚注[編集]

  1. ^ 他の3人(夏美・桃華モア)は困惑気味だった。
  2. ^ ちなみに、オオサンショウウオは天然記念物で、国の許可を得たのかは不明だが、勝手に持ち帰ると勿論違法である。ナレーターにも「天然記念物ですし」とツッコミを入れられていた。
  3. ^ 後にギロロにビームライフルに当てられてしまった。アニメ第309話。
  4. ^ アニメでの第一発見者は彼女の忍仲間である忍犬・零夜叉である。
  5. ^ 半分はドロロのため、半分は夏美と仲良くなるため。
  6. ^ 原作から判断すると、恐らく作っているのはドロロ(原作57話のドロロの台詞より)。
  7. ^ 「悪の十字架」をモチーフとしたものを披露した事もある
  8. ^ ケロロ小隊は現在のところ幽霊に干渉する術を持ち合わせていない。
  9. ^ なお、原作では夏美の介入があった事で収束し、結果的にはドロロが正式にケロロ小隊へ合同する契機となった。一方、アニメではその戦闘の巻き添えになりギロロにガンプラを壊されたケロロがブチ切れ参戦、翌朝庭で3人はボロボロになっていた。

関連項目[編集]