岩永嘉弘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
岩永嘉弘(2013年撮影)

岩永嘉弘(いわなが よしひろ、1938年 - )は、日本コピーライター広島県呉市出身。

経歴・人物[編集]

1938年、広島県呉市に生まれる。父は海軍大尉(終戦時)。

少年時代を山口県宇部市で過ごし、東京渋谷の松濤中学校、東京都立新宿高等学校を経て、早稲田大学第一政治経済学部新聞学科に入学。高校時代の同級生に作家の安土敏朝日新聞元論説委員の早房長治、早稲田大学同学部の同級生に写真家の浅井慎平、脚本家の鎌田敏夫、作家の尾高修也、朝日新聞元論説委員の高山智がいた。大学卒業後、光文社に編集記者として務めたのち、明治製菓宣伝部でコピーライターとなる。その後、広告作家の土屋耕一に師事。一番弟子を自称している。

1971年、独立して株式会社岩永事務所(現・株式会社ロックスカンパニー)を設立。フリーのコピーライター&ディレクターの草分けとなる。その一方で、1970年代前半、ワイドショー番組『11PM』に出演し、ネーミングブームに火をつけた。それを契機にネーミングを中心に活動を続け、後世に残るネーミングを次々と誕生させ、「ネーミングの第一人者」、「名付けビジネスの先駆者」と呼ばれるようになる。

ネーミングから始まりブランディングに至る作業を展開し、ブランディングに新風を吹き込んだ。1995年には、日本初のネーミング年鑑「日本ネーミング年鑑」を刊行している。若き頃の小説家原田宗典が師事した。

日本ネーミング協会会長。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。こふみ句会会員。句歴は40年に及ぶ。妻は春燈俳句会同人、岩永はるみ。

受賞歴[編集]

  • TCC(東京コピーライターズクラブ)新人賞
  • TCC(東京コピーライターズクラブ)特別賞
  • ニューヨークADC賞
  • クリオ賞
  • 朝日広告賞
  • 毎日広告賞
  • 消費者のためになった広告賞
  • 雑誌広告賞
  • 電通賞
  • 日本腰巻き文学大賞

他多数。

広島平和アピールポスター「No more Hiroshima」はMOMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションに選定されている。

作品[編集]

ネーミング[編集]

スローガン[編集]

  • 駆けぬける歓び(BMW)
  • 美しい時代へ(東急グループ)
  • ひとりの時間を、大切に。(集英社)
  • 世界の言葉。(マクドナルド)
  • 地・求・人です。(コマツ製作所)
  • 夢を蒔く。(同上)
  • 人を咲かせたい。(旭化成)

他多数。

広告[編集]

  • ひとりの時間を、大切に。(集英社)
  • 大きくなったか、青春。(同上)
  • きねん日。(東武百貨店)
  • 着るから、人間。(三陽商会)
  • おーい、氷河が来るぞー。(毎日新聞 公共福祉広告シリーズ)
  • 熱い言葉。(明治製菓)
  • 白い果実。(同上)
  • 朝メシ前だ。(ヤクルト)
  • 野菜児(同上)
  • No nuclear ash for babies.(No more Hiroshima POSTER)
  • Don't melt it down.(同上)
  • 僕はオジサンだ(資生堂)
  • 俺は、誰だ。(同上)
  • 早稲田から世界へ 世界から早稲田へ(早稲田大学)
  • 颯爽と走るか。悠然と乗るか。(BMW)
  • 力を味わうか。風格を愉しむか。(同上)
  • 新セダン類。(三菱自動車)
  • わがままマリオン。こんにちは。(同上)

他多数。

著書[編集]

  • 「ネーミングが広告だ。」(宣伝会議)
  • 「キャッチフレーズのいらないネーミング」(同上)
  • 「キャッチフレーズ vs.ネーミング」(誠文堂新光社)
  • 「言葉のレシピ」(すばる舎)
  • 「すべてはネーミング」(光文社新書)
  • 「心を射るキャッチフレーズの秘密」(秀和システム)
  • 「一行力」(草思社)
  • 「極めことば」(KKベストセラーズ)
  • 「売れるネーミングの成功法則」(同文舘出版)
  • 「売れるネーミング・買わせるネーミング」(同上)
  • 「真夜中のプレゼンテーション」(PHP研究所)
  • 「ネーミングの成功法則」(同上)
  • 「ネーミングの成功法則<<韓国版>>」
  • 「リボーンの森」(メディアパル)
  • 「少年記」(アディン書房)
  • 「意表をつくネーミング」(ワニの本)

コラム[編集]

など。

外部リンク[編集]