子猫の涙

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子猫の涙
監督 森岡利行
脚本 森岡利行
出演者 武田真治
音楽 奥野敦士
主題歌 Rie fu
Home
撮影 釘宮慎治
編集 矢船陽介
製作会社 「子猫の涙」製作委員会
配給 トルネード・フィルム
公開 日本の旗 2008年1月26日
上映時間 97分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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子猫の涙』(こねこのなみだ)は、2008年正月第2弾公開の日本映画である。新宿ガーデンシネマ他で公開。

ベースとなったのは1996年にシナリオ作家協会推薦作品とった脚本『エイジ』の舞台化作品『路地裏の優しい猫』(2000年初演・劇団STRAYDOG)である[1]

第20回東京国際映画祭において「日本映画・ある視点」特別賞を受賞した。

ストーリー[編集]

負けん気と度胸の良さで、アマチュアボクシング界のチャンピオンに君臨した森岡栄治は、1968年メキシコオリンピックで銅メダルを獲得。帰国後、華々しくプロデビューを果たすが、たった三戦の後に右目の眼疾を患い、あっけなく引退してしまう。

その後は、職に就いても続かず、ほとんど妻のヒモ状態。元来の楽天気質を発揮し、過去の栄光にしがみついて夜ごと飲み歩く日々だ。ハチャメチャな父に頭を悩ませる娘・治子にとって、路地裏で拾った子猫は最も大切な家族だった。

栄治は再起をかけて「森岡ボクシングジム」を開設する。ところが、オーナーが拳銃で撃たれたことを機にジムは閉鎖する。さらに偽造株券詐欺を疑われたことが新聞沙汰となり、治子は同級生からいじめられる。不満はついに爆発し、「負け犬」という言葉とともにオリンピックのメダルを投げつけ、治子は家を飛び出す。森岡栄治は金メダルが優勝しちゃう!?

出演者[編集]

スタッフ[編集]

  • 脚本・監督:森岡利行
  • 主題歌:Rie fuHome」(Palm Beach Inc.)
  • 原案:森岡利行(「路地裏の優しい猫」) 
  • 製作:大橋孝史/原田 学/伊藤泰造 
  • エグゼクティブ・アドバイザー:山田俊輔 
  • プロデューサー:上野境介/上住曜子/二木大介/杉山 剛 
  • アシスタント・プロデューサー:氏家慶子 
  • 企画:ストレイドッグ
  • 脚本協力:今井雅子 
  • 音楽:奥野敦士
  • 撮影:釘宮慎治
  • 照明:舟橋正生 
  • 録音:小宮 元 
  • 美術:佐々木記貴 
  • 編集:矢船陽介
  • 助監督:玉利祐助 
  • 制作担当:新井 聡 
  • 制作プロダクション:トルネード・フィルム       
  • 製作賛助:角川出版映像事業振興基金信託
  • 特別協力:マーシャルワールドジャパン     
  • SPECIAL THANKS:みずほ銀行ビジネスソリューション部(ニュービジネスチーム) 
  • 協力:シネマ・インヴェストメント
  • 製作:「子猫の涙」製作委員会(STRAYDOG PICTURES LLC./トルネード・フィルム/角川映画/ソニー・ミュージックエンタテインメント)
  • 配給:トルネード・フィルム  
  • 支援:文化庁

脚注[編集]

  1. ^ PROFILE|STRAYDOG ストレイドッグ”. 劇団STRAYDOG. 2021年1月30日閲覧。

外部リンク[編集]