太陽 (クルアーン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
太陽
الشمس
Ash-Shams
アッ=シャムス
太陽
啓示 マッカ啓示
章題の意味 第1節に「太陽とその輝きにおいて」の句がある[1]
啓示時期 マッカ最初期
詳細
スーラ 第91章
アーヤ 全15節
ジュズウ 30番
ルクー 1回
語数 54語
文字数 247文字
前スーラ
次スーラ
سورة الشمس
سورة الشمس
テンプレートを表示
音楽・音声外部リンク
Islam House.com - タルティール朗誦法による (朗誦者: ファーリス・アッバード)
音楽・音声外部リンク
Islam House.com - タジュウィード朗誦法による (朗誦者: ムハンマド・スィッディーク・アル=ミンシャーウィー)
太陽系

太陽』(たいよう、アラビア語: اَلشَّمْسُ‎, 転写:al-Shams, 実際の発音:ʾas-shams, アッ=シャムス)は、クルアーン(コーラン)における第91番目のスーラである。

主な内容[編集]

拠り所[編集]

以上を拠り所として、

  • 清めた者は[2]成功である。 - 9節
  • 汚した者は[3]失敗である。 - 10節

サムード[編集]

サムードen:Thamud)は、古代のアラブ民族である。

  • 不遜なサムードの民は嘘だと言った[4]。 - 11節
  • サムードの最も不幸者が急ぐと[5]、神の使徒[6]はサムードの民衆に言った。「神のラクダである。それに飲み水を。」 - 12節、13節
  • サムードはそれを嘘と言い、ラクダを屠殺した。そこで神は、サムードを滅ぼし、その結果を振り返りもしない。 - 14節、15節

アラビア語による『太陽』全文[編集]

クルアーン第91章 『الشمس (太陽)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 日本ムスリム情報事務所 聖クルアーン 太陽 (アッ・シャムス)
  2. ^ 魂が罪から浄化された者。清めた主語は、神、とする説もある。
  3. ^ 背信行為により、葬った者。葬った主語は、神、とする説もある。
  4. ^ サムードのところへ派遣された預言者サーリフが、清めた者は成功である、汚した者は失敗である、と警告する中で、サムードは嘘だと言った。
  5. ^ 不幸者の名は、クダールである。彼はサムードによる承認を受け、ラクダに急いだ。
  6. ^ 預言者サーリフのこと。

外部リンク[編集]