天羽優子
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天羽 優子(あもう ゆうこ)は、日本の物理学者。山形大学理学部物質生命化学科准教授。ラマン散乱の研究者。Japan Skeptics会員。疑似科学・疑似科学ビジネス批判でも知られる[1]。と学会会員。「ニセ科学フォーラム」実行委員。暗黒通信団訴訟担当。
略歴
[編集]- 滋賀県長浜市出身
- 1985年(昭和60年)3月 - 滋賀県立虎姫高等学校卒業[2]
- 1989年(平成元年)3月 - 千葉大学理学部物理学科卒業[2]
- 1991年(平成お茶の水女子大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了 3年)3月 -
- 1995年(平成東京大学大学院医学系研究科第一基礎医学専攻博士課程修了、博士(医学)の学位を取得、学位論文「Molecular dynamics of liquids by light scattering spectroscopy(光散乱でみる液体のダイナミクス) 」。 7年)3月 -
- 2000年 (平成12年)9月 - 博士(理学)の学位を取得。学位論文「マイクロ波を用いたタンパク質相互作用のモニタリング」。
疑似科学についての活動
[編集]疑似科学に関連してサイト「水商売ウォッチング」などで、水に「科学的な根拠のない加工を行った」商品を販売している業者等を批判している[3]。BuzzFeed(当時)の石戸諭 は「水にまつわるニセ科学研究の第一人者、山形大学の天羽優子准教授が運営する『水商売ウォッチング』は必見のサイトだ」と評している[1]。
天羽優子は、2008年1月に「水は変わる」の紙媒体とウェブ版でなされた自身への名誉毀損を理由に、「水は変わる」を主催する吉岡英介を提訴し、第一審の判決は被告(吉岡氏)の全面敗訴で、被告は控訴しなかった。[4][5]
EM菌は環境教育の現場に進出してるが、EM菌をまくと水がきれいになるなどの主張には疑似科学的な面がある。天羽優子は「環境教育の教材としてのEMはニセ科学であり、教育で使うには不適切であることは明らかである」「大人がEMを使うことを自らの判断で行うのであればそれは自由だが、教材を自分で選ぶことができない児童や生徒に使用させるのは大変良くないこと」として、2015年の夏頃から、Change.orgという署名募集サイトで「小中学校におけるEMの利用を止めてほしい」という署名活動を行った。天羽は、この署名活動によって、「EMによる環境浄化は、面倒な文献調査をしなくても、文部科学省の通知で注意喚起されている教材にあてはまるという判断がしやすくなったと考える」と述べている[6]。
脚注
[編集]- ^ a b 石戸諭 (2016年5月19日). “過熱する「水素水」ビジネス うっかりニセ科学にだまされないために”. BuzzFeed
- ^ a b “What is apj?”. www.cml-office.org. 2023年1月13日閲覧。
- ^ 天羽優子. “水商売ウォッチング”. Y.Amo(apj) Lab. 2012年2月8日閲覧。
- ^ “東京地裁の判決 1 2010.09.01”. 2012年2月8日閲覧。
- ^ “「水商売ウォッチング」裁判の一審判決が出る”. スラド. (2009年3月4日)
- ^ “EM汚染”. Y.Amo(apj) Lab. 2023年1月13日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 天羽 優子(AMO Yuko) - 山形大学研究者情報
- 山形大学理学部物質生命化学科 複雑系物質学研究グループ(天羽研究室)公式ホームページ[リンク切れ]
- お茶大富永研究室公式ホームページ[リンク切れ]
- Y.Amo(apj)Lab
- 裁判詳細掲示板[リンク切れ]
- 水は変わる お茶の水女子大学への要求書 - ウェイバックマシン(2009年2月17日アーカイブ分)