出エジプト記
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ヘブライ聖書 または 旧約聖書 |
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詳細は聖書正典を参照 |
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『出エジプト記』(しゅつエジプトき、ヘブライ語: שמות、英語: Exodus)は、旧約聖書の2番目の書であり、『創世記』の後を受け、モーセが、虐げられていたユダヤ人を率いてエジプトから脱出する物語を中心に描かれている。モーセ五書(トーラー)のひとつであり、ユダヤ教では本文冒頭より2番目の単語から『シェモース』と呼ぶ[注釈 1]。全40章から成る。
構成[編集]
エジプト脱出とシナイ山での契約が二つの大きなテーマとなっている。キリスト教において旧約聖書という時、「旧約」すなわち古い契約というのはこのシナイにおける神と民との契約のことをさしている。
- エジプト脱出
- ヤコブ後のエジプトにおけるユダヤ人の状況(1章)
- モーセの物語(2章 - 4章)

"エジプト第七の災い"、ジョン・マーティン、1824年

"エジプト最後の災い" エラストゥス・ソールズベリー・フィールド
- 神と民の契約
成立[編集]
『出エジプト記』はエジプト脱出の物語に後から契約の内容と細かい規定が組み合わされて完成したと考えられている。
なお、22章18節にある「呪術を使う女はこれを生かしておいてはならない」という部分が『欽定訳聖書』では「魔女」(witch)と訳され[1]、この『聖書』が広く読まれたことで、魔女狩りの『聖書』における根拠とみなされることになった。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
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