共産主義者同盟 (全国委員会)
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日本の新左翼 |
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共産主義者同盟 (全国委員会)(きょうさんしゅぎしゃどうめい・ぜんこくいいんかい)は、ブント系日本の新左翼の党派の一つ。別名は「烽火派(のろしは)」。
概要
1970年代初期の第二次ブント分裂によって結成された党派である。機関紙は「烽火(のろし)」で、これが党派名の由来ともなっている。本部(大阪戦旗社)は大阪府大阪市北区に置き、主に関西地方を活動拠点としてきた。
烽火派は三里塚闘争や反皇室闘争といった新左翼恒例の闘争から一歩身を引いて、労働運動を中心に活動し、国際的な連帯を模索していた。そのため他の党派に見られるようなジリ貧傾向をある程度防いできた。
1991年頃より、同じブント系党派「共産主義者同盟戦旗派」と提携関係を結ぶようになり、次第に両者の関係を深めていった。
そして2004年4月、両者はついに統合し、新たに「共産主義者同盟 (統一委員会)」として再出発することになった。
参考文献
- 月刊「治安フォーラム」2009年4月号(立花書房)