八六艦隊案

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

八六艦隊案(はちろくかんたいあん)は、大日本帝国海軍の海軍軍備計画。
八八艦隊整備計画の第2段階である。

計画内容[編集]

大正七年度計画[編集]

  • 計画年次
大正七年度より同十二年度までの六ヵ年計画。
  • 計画概要
艦艇86隻建造。
  • 予算総額
艦艇建造予算:3億0054万8437円
新艦建造費:2億4876万2283円
艦型改良費:4279万6701円
物価騰貴に伴う経費:898万9453円

航空隊整備計画[編集]

八四艦隊案の航空隊整備計画を拡充するかたちで成立。

  • 計画年次
計画継続年限を二ヵ年延長し、大正十一年度までとする。
  • 計画概要
航空隊を5隊追加し、計8隊とする。
  • 予算総額
航空隊整備予算:585万円を追加する。

艦艇[編集]

新艦建造[編集]

愛宕、高雄
  • 巡洋艦(中型) - 3隻(601万9511円×3)
由良鬼怒阿武隈
  • 駆逐艦 - 27隻(一等:220万8546円×11、二等:156万2226円×16)
夕風太刀風帆風野風沼風波風
第1(神風)、3(朝風)、5(春風
第2(若竹)、4(呉竹)、6(早苗)、8(早蕨)、10(朝顔)、12(夕顔)、16(芙蓉)、18(刈萱
※ 他に一等駆逐艦2隻、二等駆逐艦5隻が計画されたが、ワシントン軍縮条約の結果、計画変更の対象となった。
  • 一等
第44(伊51)、51(伊52
  • 二等
第40(呂22)、第41(呂23)、第42(呂24)、第43(呂25
第45(呂26)、第58(呂27)、第62(呂28
第68(呂29)、第69(呂30)、第70(呂31)、第71(呂32
第46(呂57)、第47(呂58)、第57(呂59
第59(呂60
※ 他に一等潜水艦1隻(52)、二等潜水艦26隻(48~50、60、61、63~67、72~87)、三等潜水艦4隻(53~56)が計画されたが、ワシントン軍縮条約の結果、計画変更の対象となった。
  • 特務艦 - 6隻(150万円×6)
襟裳佐多鶴見尻矢石廊



艦型改良[編集]

大型:64万1660円
小型:14万2325円
一等:144万1048円
二等:291万4004円

航空隊[編集]

横須賀航空隊を拡充し、さらに佐世保航空隊を新設した。
またこの折、山下汽船社長山下亀三郎より軍用航空発達希求のため100万円が献金され(大正七年、いわゆる山下献金)、海軍はその半額五十万円を配分され、諸外国の優秀機各種計23機の購入に充当した。

関連項目[編集]

参考文献[編集]