五野井郁夫

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五野井 郁夫(ごのい いくお、1979年 - )は、日本政治学者高千穂大学経営学部教授。専門は政治学国際関係論、民主主義論。

略歴[編集]

東京都生まれ。2002年上智大学法学部卒。2010年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、「世界政治と規範変容 重債務貧困国の債務救済における国際規範形成をめぐって」で博士(学術)。2010年立教大学法学部助教、2012年高千穂大学准教授を経て、2016年から現職、駒澤大学教授[1]日本政治学会日本国際政治学会所属。

ヘイトスピーチ」が2013ユーキャン新語・流行語大賞トップテンに選ばれた際、顕彰を受けた[2]

しばき隊首都圏反原発連合の活動に同行している[3]

主張[編集]

反原発SEALDsしばき隊などの近年に増え続けているデモ活動を「新しい社会運動」と位置づけており、手作り感のあふれるプラカードや子供連れでの参加が増えている、ゆるい感じをかもし出し誰もが参加できる着実なリアリズムであるとしている。このような活動は参加者が政治を自分の問題として考えて行動しているためポピュリズムへの対抗手段にさえなり得るのではと考えている。このような活動が行われているということは何が正しいか分からない現代において、考えることを止めない人が多く存在しているということを表しているとのこと[4]

「シブヤ・ダイバーシティ会議2017」にパネリストとして参加し、「住みやすい渋谷をつくるため、陳情と請願で区民の声を直接、区政に届けることは重要」と発言している[5]

在特会桜井誠会長以下、幾名かの幹部は「在日特権」など存在しないことは知っている」として架空と処断、ジュディス・バトラーを引用しつつ、「「抽象的な言葉が人を傷つけるとき、それが可能になるのは」、わたしたちの日本語として流通している言葉の体系が蔑視表現や差別を「まさに人を傷つける力を蓄積し、かつ隠蔽している」ものとなっているためである。それゆえ「人種差別的な誹謗をする人は、そういった誹謗を引用し、言語を介してそのような発言をしてきた人たちの仲間になっていく」というサイクルが出来上がるのだ。」と述べている[6]

「差別の矛先は在日コリアンに留まらず、イスラム教徒や水平社、アイヌ民族まで、あらゆる社会的マイノリティに向けられる。差別の加害者は娯楽や憂さ晴らしのためにデマを拡散し、社会問題や本人の個人的な問題を何でもマイノリティのせいにして「敵」にでっち上げる。さらにヘイトスピーチをわざと誤用し、便乗する政治家や新聞すら出てきた。」と述べた[7]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『「デモ」とは何か――変貌する直接民主主義』、NHK出版、2012年

編著[編集]

共著[編集]

  • 東浩紀編『開かれる国家――境界なき時代の法と政治』、KADOKAWA、2015年
  • 山崎望・山本圭編『ポスト代表制の政治学 ―デモクラシーの危機に抗して』、ナカニシヤ出版、2015年
  • 上村雄彦編『グローバル協力論入門:地球政治経済論からの接近』、法律文化社、2014年

訳書[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]