下鴨生駅

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下鴨生駅*
駅前からホームを望む
駅前からホームを望む
しもかもお - Shimo-Kamoo
上三緒 (1.9km)
(1.2km) 筑前庄内
所在地 福岡県嘉麻市鴨生[1]864
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 後藤寺線
キロ程 8.3km(田川後藤寺起点)
電報略号 モカ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線[1]
開業年月日 1916年大正5年)2月1日[1]
備考 無人駅[1](自動券売機 有)
* 1956年に赤坂駅から改称[1]
下鴨生駅
しもかもお - Shimo-Kamoo
(1.2km) 鴨生
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 漆生線[2]
キロ程 0.0km(下鴨生[2]起点)
開業年月日 1920年大正9年)5月10日[2]
廃止年月日 1985年昭和60年)4月1日[2]
構内踏切からホームを望む

下鴨生駅(しもかもおえき)は、福岡県嘉麻市鴨生にある、九州旅客鉄道(JR九州)後藤寺線[1]。かつては漆生線が接続していた[3]平成の大合併により2006年(平成18年)3月27日に誕生した嘉麻市の代表駅、また唯一の駅である。

歴史[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]。ホームへの移動は構内踏切を介して行われる。かつてはさまざまな線路(漆生線、赤坂炭鉱貨物支線など)が放射状に伸びる貨物のターミナル駅であった。後藤寺線内では唯一の交換可能駅で[3]、1994年(平成6年)までは交換のための要員が配置され直営駅であった。交換自動化(スプリングポイントの設置)に伴い無人駅となり、2004年(平成16年)には独特の形状をした駅舎も取り壊され、旧駅舎に掲げてあった駅名標のみが設置されている。同駅は福岡県内のJR線で最後のタブレット交換駅だった[3]

近距離きっぷの自動券売機が設置されている。

駅周辺[編集]

日本最小規模[編集]

2006年(平成18年)3月27日に福岡県山田市嘉穂郡稲築町嘉穂郡嘉穂町嘉穂郡碓井町の1市3町が合併して誕生した嘉麻市エリアには現行の後藤寺線のほか、かつては漆生線や上山田線も存在し駅数も多かったが、両線とも国鉄再建法の施行によって廃止されてしまい、現在残っているのは旧・稲築町エリアにある当駅のみとなった。後藤寺線内では一番利用者数が多い駅ではあるものの駅舎無し、自動販売機無し、バス路線無し、駅待ちタクシー無し、更に駅周辺に商店無し、唯一存在するのがNTTの公衆電話ボックスといった当駅は、市の代表駅として日本最小規模である。

それに加えて、旧稲築町民を除く嘉麻市民の多くはバスの便が良い飯塚市にあるJR筑豊本線飯塚駅や嘉穂郡桂川町にある同線の桂川駅を利用しており、しかも旧・嘉穂郡碓井町エリアにある嘉麻市役所(旧・碓井町役場)へは当駅から徒歩で1時間半程の距離がある。それが故にJTB発行の時刻表に載っている鉄道路線図には市の代表駅を表す「◎マーク」が表示されておらず、また現在のところJR九州・嘉麻市ともに当駅を活性化させる計画は全くない。

旧・山田市は合併により、同市と姉妹都市関係を結んでいた北海道歌志内市に次ぐ日本2番目のミニ市を返上したものの、逆に現エリアには市の代表駅としては日本最小規模の駅が誕生することとなった。なお、当駅から一番近い官公庁である嘉麻市役所稲築庁舎(旧・稲築町役場)へも徒歩で40分程の距離がある。漆生線がまだ現役の頃、稲築町役場の最寄り駅は隣の鴨生駅だった。

その他[編集]

  • 1956年(昭和31年)12月20日に所在地名をとって駅名を「赤坂駅」から「下鴨生駅」に変更しているが、これは隣に漆生線の鴨生駅があったため、「下」を冠したものである。

隣の駅[編集]

九州旅客鉄道
後藤寺線
快速
通過
普通
上三緒駅 - 下鴨生駅 - 筑前庄内駅

かつて存在した路線[編集]

日本国有鉄道
漆生線
下鴨生駅 - 鴨生駅

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i 『週刊JR全駅・全車両基地』第7号、朝日新聞出版、2012年9月23日、 27頁。
  2. ^ a b c d e f g 鉄輪、p.214。
  3. ^ a b c d e f g h 弓削信夫 『福岡県JR全駅』 葦書房1993年10月15日、173-175頁。ISBN 4751205293
  4. ^ 鉄輪、p.113。
  5. ^ 鉄輪、p.181。

参考文献[編集]

『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会、九州旅客鉄道、1988年、初版(日本語)。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]