七条大橋

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七条大橋

七条大橋(しちじょうおおはし)は、京都府京都市を流れる鴨川に架設された。5連の鉄筋コンクリートアーチ橋で全長82m、幅員18m。現在鴨川に架かる橋では最古の橋である。

七条通京都府道113号梅津東山七条線)の一部として供されており、橋の付近の鴨川は下京区東山区境界になっている。

橋上からは東山の山々を望むことができるほか、南側に東海道本線東海道新幹線の鉄橋が見える。

歴史[編集]

京都市の三大事業に含まれる、主要道路の拡幅と市電の敷設のために1911年明治44年)11月に着工、1913年(大正2年)4月14日開通、市電七条線も同月開通した。設計は東京帝国大学教授柴田畦作(しばたけいさく)。意匠設計は、森山松之助、山口孝吉。

1935年昭和10年)6月28日深夜から29日にかけての「鴨川水害」では、上流の団栗橋・松原橋・五条大橋は流されたが、七条大橋は無傷だった[1]

また戦時中、鉄の供出で欄干や街灯が失われ、長らく木製の欄干だったが、京阪本線の地下化と川端通の開通に併せて金属製の欄干に変えられた。

1978年9月限りで、橋上を通過していた市電七条線が廃止された。

2008年土木学会より「選奨土木遺産」に認定された。

NPO法人「京都景観フォーラム」や京都女子大学・地元住民が中心となり「鴨川を百年見つめる七条大橋と歩む会」を2013年4月14日に発足させ、登録有形文化財への登録をめざしている[2]

周辺[編集]

橋の西南側には、松明殿稲荷神社がある。

橋の東側には、地下に京阪電気鉄道(京阪本線)の七条駅があるほか、駅からさらに東寄りに三十三間堂京都国立博物館が所在する。

脚注[編集]

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  1. ^ 出典:植村善博著「京都の治水と昭和大水害」(文理閣)153頁「5 土木・交通の被害」より
  2. ^ 京都新聞2013年4月13日朝刊・京都市地域版21面掲載記事による

外部リンク[編集]