ロベール・バダンテール

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2007年2月3日パリで行われた死刑反対デモに参加するロベール・バダンテール

ロベール・バダンテールRobert Badinter1928年3月30日 - )は、フランス法律家弁護士政治家随筆家フランス社会党所属。フランソワ・ミッテラン大統領の下で、司法大臣として死刑を廃止したことで知られる。現在は、パリ西郊オー=ド=セーヌ県選出の上院元老院)議員。夫人は、フェミニスト作家エリザベート・バデンタール Élisabeth Badinter

1981年社会党のフランソワ・ミッテラン大統領に当選すると法相に任命され、議会に死刑廃止法案を提出した。当時、フランスの世論は必ずしも死刑廃止を求めていたわけではなかったが、死刑廃止を自己の信念としていたミッテランの強い後押しもあり、1981年9月30日死刑廃止法案は可決された。バダンテールは1986年2月18日まで法相を務めた。

1986年憲法評議会議長(憲法院院長)に就任する。1995年オー=ド=セーヌ県から上院元老院)議員に選出される。また、この間、1991年には欧州連合理事会旧ユーゴスラビア和平委員会調停委員会(Arbitration Commission of the Peace Conference on the former Yugoslavia、バダンテール委員会)の委員長や、欧州司法裁判所長官などを歴任した。

死刑廃止に関しては、その後も精力的な活動を続け、死刑廃止世界大会でアメリカ合衆国中華人民共和国における死刑制度存続を批判している。また、トルコのEU加盟には反対している。

著書[編集]

  • L'exécution (1973年), about the trial of Claude Buffet and Roger Bontems
  • Condorcet, 1743-1794 (1988年), co-authored with Élisabeth Badinter.
  • Une autre justice (1989年)
  • Libres et égaux : L'émancipation des Juifs (1789-1791) (1989年)
  • La prison républicaine, 1871-1914 (1992年)
  • C.3.3 - Oscar Wilde ou l'injustice (1995年)
  • Un antisémitisme ordinaire (1997年)
  • L'abolition (2000年), recounting his fight for the abolition of the death penalty in France
  • Une constitution européenne (2002年)
  • Le rôle du juge dans la société moderne (2003年)
  • Contre la peine de mort (2006年)
先代:
モーリス・フォーレ
フランス司法大臣
1981年 - 1986年
次代:
ミシェル・クレポー

外部リンク[編集]