ラジオショッピング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ラジオショッピング(Radio Shopping)は、ラジオ放送を媒体として放送されるショッピング番組。通信販売の一形態。

概要[編集]

アメリカでは1922年にシアーズ・ローバック・アグリカルチュラル・ファウンデーション社がラジオ局WLS(ワールズ・ラージェスト・ストア)の放送を開始して同社提供の番組を流した[1]

日本では民放ラジオ局ワイド番組の中に挿入されるか、独立した番組として放送されるショッピング番組をいい、このようなラジオショッピングは文化放送の関連会社・文化放送開発センターが1973年(昭和48年)に開始したことが始まり。

当初は下記にも述べるラジオ局やそのグループ企業が行うラジオショッピングが一般的であったが、2006年頃以降のラジオ業界の広告収入の減少に伴い、現在は[いつ?]いわゆる『スポンサー通販』が増えてきている。

主なラジオショッピング[編集]

ラジオショッピングは、ラジオ局自体あるいはそのグループ企業が行うものと、広告コマーシャル)として放送枠を買い、外部の通販会社などが自社商品を販売するスポンサー通販に分かれる。

周波数無関係(中波・短波・FM全て)
AM
FM


過去

特徴[編集]

ラジオ局自身(あるいはグループ企業)が行うラジオショッピングは、商品構成にその局ならではの色が出るが、比較的手広く扱っている。

事例としてはパソコンデジタルカメラ加湿器エアコン(標準取り付け工事含む)など大小電気製品から高級腕時計ジュエリー衣類、ブランド牛肉フグ刺しなどの食品、果ては仏壇トイレリフォーム請負も取り扱われたりする。

完全な自社手配(あるいはグループ企業)でラジオショッピングを提供している局はTBSラジオ文化放送ニッポン放送FMヨコハマSTVラジオRKBラジオなど数局である。

多くはスポンサー通販が占めている。スポンサー通販でも、ジャパネットたかたのように家電・精密専門店的傾向のある場合と、総通などのように美容・健康関連品、生活雑貨などが主体の通販会社ならではの品揃えものがある。これらのアイテムは出稿料を賄うために高利益商品という側面を持つ。

利点[編集]

テレビショッピングと比べ、リスナーも「直接は見ていないからある程度違うことはありえる」と納得しているためか、商品が届いた時に「頼んだものと違う」というようなトラブルが少なく、返品もテレビと比べ大幅に少ないと言われる。

ラジオショッピングを運営する企業としても、電話回線やラジオ放送ブースの設置・確保といった、テレビ放送と比べると比較的少ない予算で始めることができるという利点があることから、誰もが聞いたことある企業や地方の中小企業まで、スポンサー通販に参入する企業業態は様々である。

欠点[編集]

  1. ラジオというメディアの特性上、テレビや印刷物と異なり、商品の実物のイメージが目に見えない。そのため、販売元、あるいは商品の製造元の信用力や対応が大きな要素となる。
  2. 出演者の表現が大げさになる(逆に、商品を持参しなくても商品説明ができるという利点もある)。

そのため、各ショップではホームページで写真つきで商品を紹介し、注文できるようになっているところが多い。また、ラジオ局のグループ企業によるものでは、平行してラジオ局のウェブサイト上でも放送された商品のページを公開したり、注文を受けることが多い。

脚注[編集]

  1. ^ ジョー・ピュリッジ『エピック・コンテンツマーケティング 顧客を呼び込む最強コンテンツの教科書』日本経済新聞出版社、2014年
  2. ^ 第1部「フジサンケイグループの形成とリビング作戦」、境政郎『テレビショッピング事始め』(扶桑社、東京、2008年)。ISBN 978-4-594-05565-3
  3. ^ 『会社四季報・未上場会社版 2017年下期』東洋経済新報社、2017年 1160ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]