コンテンツにスキップ

メラニア・トランプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メラニア・トランプ
Melania Trump
2017年肖像写真

任期 2017年1月20日 - 2021年1月20日
元首 ドナルド・トランプ
先代 ミシェル・オバマ
次代 ジル・バイデン
個人情報
生年月日 (1970-04-26) 1970年4月26日(54歳)
出生地 ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の旗 ユーゴスラビア社会主義連邦共和国
スロベニア社会主義共和国の旗 スロベニア社会主義共和国
ノヴォ・メスト
配偶者
ドナルド・トランプ (結婚 2005年)
子女 バロン・トランプ
国籍 ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の旗 ユーゴスラビア社会主義連邦共和国 (1970-1991)
スロベニアの旗 スロベニア (1991-)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 (2006-)
政党 共和党
居所
宗教 キリスト教カトリック
署名
テンプレートを表示

メラニア・トランプMelania Trump, 出生名: メラニア・クナウススロベニア語: Melanija Knavs, 英語: Melania Knauss)、1970年4月26日 - )は、ユーゴスラビア(現:スロベニア)のノヴォ・メスト出身の元モデルアメリカ合衆国の著名な実業家であり、第47代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプの3人目にして現在の妻(ファーストレディ)である[1][2]。外国出身のファーストレディは、イギリス出身のルイーザ・アダムズ(第6代大統領夫人)に次ぐ史上2人目で190年ぶりである[3]。身長5フィート11インチ(約180センチメートル[4]

人物・来歴

[編集]

生い立ち

[編集]

1970年に当時のユーゴスラビア社会主義連邦共和国(現在のスロベニア)で、スロベニア共産主義者同盟(共産党)党員[5][6]で国営自動車企業で働く父と子供服メーカーで働く母[7]の家に生まれる。

リュブリャナの高校に進学するためにセヴニツァを去った[8]

リュブリャナ大学を一年で中退後、モデルとして活動していた。1996年にユーゴスラビア内戦の影響(ただし、スロベニアは旧ユーゴでは比較的安定していた)で故郷を離れて渡米[9]

アメリカ合衆国にて

[編集]

2001年にはアメリカの永住権を取得し、2005年1月22日に90年代に知り合ったトランプと結婚した。結婚式にはトランプが過去10回献金[10]してきたヒラリー・クリントンビル・クリントンのクリントン夫妻が主賓で出席した[3]

2006年には息子のバロン・ウィリアム・トランプが生まれ、アメリカの国籍(市民権)を取得した。

2016年アメリカ合衆国大統領選挙に立候補した夫の応援演説にも立ち、この選挙で夫のドナルドが当選を果たし、ファーストレディの傍ら宝飾品や腕時計をデザインしている。

2017年10月、夫の先妻であるイヴァナ・トランプが「ファーストレディ」を自称したことに対して「著書の販促のための単に注目されたいだけの自分勝手な発言だ」と報道官を通じて猛反発した。大統領夫人と先妻が表立って対立したのはこれが初めてとされる[11][注釈 1]

2018年6月には夫の移民政策を批判しており[12]、移民出身ゆえに政治的思想は夫に比べてリベラルとされる。8月9日、スロベニア生まれで永住権を得て米国で生活していた両親、アマリヤ・クナウス(Amalija Knavs)、ビクトル・クナウス(Viktor Knavs)が、アメリカの国籍(市民権)を取得した。

2024年1月9日に、母アマリヤ・クナウスが死去した。

私生活

[編集]

宗教

[編集]
メラニアと教皇フランシスコ(2017年5月)

2017年5月、大統領とバチカンを訪問した際、カトリック教徒であることが判明した。彼女はジョン・F・ケネディ大統領ジャクリーン夫人以来、ファーストレディーとしては2人目のホワイトハウスに居住するカトリック教徒であった。

別人説

[編集]

トランプ大統領在任中、メラニアは別の人間に置き換えられたという陰謀論が出回った。夫ドナルドは「フェイクニュース」としてこの説を否定している[13]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 離婚経験のあるアメリカ合衆国大統領は、ドナルド・トランプのほかにロナルド・レーガンしかいない[11]

出典

[編集]
  1. ^ http://www.melaniatrump.com/my-world/
  2. ^ http://www.washingtonpost.com/politics/meet-melania-trump-a-new-model-for-first-lady/2015/09/30/27ad0a9c-6781-11e5-8325-a42b5a459b1e_story.html
  3. ^ a b “メラニア夫人ってどんな人? ドナルド・トランプ氏の妻”. ハフィントン・ポスト. (2016年11月11日). https://www.huffingtonpost.jp/2016/11/11/melania-trump_n_12909654.html 2016年11月22日閲覧。 
  4. ^ The height differences between all the US presidents and first ladies ビジネス・インサイダー
  5. ^ “Melania Trump's extraordinary journey from Communist's daughter to potential First Lady”. デイリー・メール. (2015年10月29日). http://www.dailymail.co.uk/news/article-3279399/Will-Lady-Melania-Trump-s-extraordinary-journey-card-carrying-Communist-s-daughter-teenage-model-White-House-favorite-s-wife-revealed.html 2016年7月22日閲覧。 
  6. ^ “Melania Trump: From Small-Town Slovenia to Doorstep of White House”. ニューヨーク・タイムズ. (JULY 18, 2016). http://www.nytimes.com/2016/07/19/us/politics/melania-trump-slovenia.html 2016年11月14日閲覧。 
  7. ^ Ioffe, Julia (April 27, 2016). “Melania Trump on Her Rise, Her Family Secrets, and Her True Political Views: "Nobody Will Ever Know"”. GQ. http://www.gq.com/story/melania-trump-gq-interview 2016年7月22日閲覧。 
  8. ^ “スロベニアの田舎町からホワイトハウスへの道──トランプの妻メラニアの正体とは”. (2016年10月12日). https://courrier.jp/news/archives/64748/ 2016年11月26日閲覧。 
  9. ^ トランプ夫人に新疑惑、モデル時代に不法就労か 本人は否定AFP,2016年08月05日
  10. ^ “クリントン氏に勝てる? 討論会で本選が議題に”. 産経新聞. (2016年3月4日). https://www.sankei.com/article/20160304-GSZ34GCAKFNWLPEPPU7HTGNZK4/ 2016年11月22日閲覧。 
  11. ^ a b “「ファーストレディは私」 トランプ氏最初の妻にメラニア夫人が反撃”. BBC. (2017年10月10日). http://www.bbc.com/japanese/41564611 2017年11月9日閲覧。 
  12. ^ “トランプ大統領の移民政策、メラニア夫人も批判-親と子供を隔離”. ブルームバーグ. (2018年6月19日). https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-28/PB21EP6JTSEP01 2018年6月29日閲覧。 
  13. ^ No body double: Trump blasts #FakeMelania theories” (英語). AP NEWS (2021年4月20日). 2021年10月1日閲覧。

関連項目

[編集]
先代
ミシェル・オバマ
アメリカのファーストレディ
2017年 - 2021年
次代
ジル・バイデン