ミッドナイト・バス

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ミッドナイト・バス
著者 伊吹有喜
発行日 日本の旗2014年 1月24日
発行元 文芸春秋
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 448
コード ISBN 978-4-16-390006-3
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ミッドナイト・バス』は日本の作家・伊吹有喜の小説、およびそれを原作とした映画

概要[編集]

別れた妻と恋人の間で揺れる高速バス運転士と、離れ離れになった家族の「再生」を描く。

別册文藝春秋297号から305号にかけて掲載された。

2014年第27回山本周五郎賞候補[1]、第151回直木三十五賞候補[2][3]

あらすじ[編集]

登場人物[編集]

高宮 利一
主人公。新潟近郊の「美越市」に拠点を置く「白鳥(しらとり)交通」の、新潟・東京間を中心に運行する高速バスの運転士。以前は東京の不動産開発会社に勤めていたが、郷里の美越に戻り運転士に転じた。
学生時代の後輩であった美雪が身籠ったため若くして結婚し、怜司、彩菜をもうけるが、自身の母と美雪の不仲が原因で離婚。現在は東京で料理店を営む志穂と交際している。
名前の本来の読みは「トシカズ」であるが、長身で手足が長いこともあって周囲からは「リイチ」と呼ばれ、「ハクチョウさん」とあだ名される勤務先同様に正式名で呼ばれることはほとんどない。
加賀 美雪
利一の元妻。再婚して加賀姓となり、現在は東京で夫と子供の三人暮らし。
更年期障害に悩まされながらも、父である敬三の看護のため度々新潟に帰省するが、乗車した夜行高速バスで16年ぶりに利一と再会する。
古井 志穂
利一の交際相手で、東京で母から継いだ料理店を営む。結婚・離婚歴がある。
父は利一のかつての勤め先の上司で、利一とは当時から面識があった。利一を一途に想い続けている。
高宮 怜司
利一、美雪の息子で、彩菜の兄。父親ゆずりの長身の体躯と、鋭い観察眼の持ち主。腰から背中にかけての皮膚疾患に悩まされている。
東京で就職していたが勤め先を辞め、実家に戻ってくる。
高宮 彩菜
利一、美雪の娘で、怜司の妹。交際相手の雅也とは結婚を控えている。
絵里花、沙智子とともにアイドルユニット「マジカルワンダー娘(ガールズ)」を結成し、同名のウェブコンテンツとグッズショップを運営しながら新潟市内でルームシェアをして暮らしているが、度々実家に戻ってくる。
両親の離婚の経緯で、母に捨てられたと思いこみ、美雪に対する印象は良くない。
山辺 敬三
美雪の父で、怜司、彩菜らの祖父。利一のかつての義父でもある。
妻に先立たれ、一人暮らしをしていたが持ち家を手放し、マンションに移った直後に事故に遭い入院。
時折認知症の症候がみられるものの、利一に対し自らと重ね合わせて家族や父親としての存在を説く。
佐藤 孝弘
白鳥交通のバス運転士で、利一の同僚。人相を見るのに長けている。
長谷川 巌
白鳥交通のバス運転士で、利一の同僚。前職は国語教師。
植田 絵里花
「マジカルワンダー娘(ガールズ)」のメンバーで、クリエイター志望。彩菜らとシェアハウスに住んでいる。母親がアフリカ系フランス人のダブル。普段の一人称は「ワシ」。
体格が良く、初見で彩菜の婚約者と誤認した怜司に警戒されるが、すぐに打ち解け意気投合する。
木村 沙智子
「マジカルワンダー娘(ガールズ)」のメンバーで、漫画家志望。彩菜らとシェアハウスに住んでいる。
実家は寺で、彩菜とは中学時代からのクラスメート。
大島 雅也
彩菜の交際相手で、税理士。仕事はそつなくこなすが、何事につけ彩菜にリードされるのを好む。
江崎 大輔
往年の人気アイドル、ロックバンドのボーカリストで、利一もその名を知るほど。現在は音楽の専門学校で講師を務めるかたわら、ソロ歌手として全国各地でミニライブを行う。
怜司、彩菜ら「マジカルワンダー娘(ガールズ)」に大きな影響を与える。

映画[編集]

ミッドナイト・バス
監督 竹下昌男
脚本 加藤正人
製作 竹下昌男
渡辺美奈子
小田敏三
星野純朗
出演者 原田泰造
山本未來
小西真奈美
葵わかな
七瀬公
長塚京三
音楽 川井郁子
撮影 丸池納
編集 奥原好幸
製作会社 ストラーダフィルムズ・新潟日報社
配給 アークエンターテインメント
公開 2018年1月20日(新潟県)
2018年1月27日(全国)
上映時間 157分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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新潟日報創業140周年記念事業として、ストラーダフィルムズと新潟日報社が共同で製作。監督は竹下昌男、主演は原田泰造

2018年1月20日に新潟県で先行公開、同年1月27日日本全国で公開。第30回東京国際映画祭特別招待作品。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 原作:伊吹有喜「ミッドナイト・バス」(文春文庫 刊)
  • 監督:竹下昌男
  • 脚本:加藤正人
  • 音楽:川井郁子
  • 主題曲:川井郁子「ミッドナイト・ロード」
  • プロデュース:本間英行、遠藤日登思
  • 制作協力:アミューズ
  • 配給・宣伝:アークエンターテインメント
  • 制作プロダクション:ストラーダフィルムズ
  • 製作:ストラーダフィルムズ・新潟日報社

エピソードなど[編集]

  • 監督の竹下、主演の原田は、「ジャンプ」(2004年)以来13年ぶりの監督・主演の組み合わせである。
  • 主演の原田は、監督の竹下の指示で大型自動車の免許を取得して撮影に臨んだ。劇中の高速バス運転シーンは原田自身の運転によるものである[5]
  • 出演者のうち、遠山(新潟市[6]、長谷川(胎内市[7]の両名は作品の舞台である新潟県の出身であり、特に遠山は公式サイト内キャスト欄[8]で新潟出身であることが強調されている。
  • 音楽を担当した川井は、テーマ曲のほか、劇中のアイドルユニット「マジカルワンダー娘(ガールズ)」が歌う楽曲の作曲も手掛けた。[9]
  • 撮影の大部分が、原作の舞台である新潟県内で行われた[注釈 2]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 映画製作時点では在籍しておりクレジットされていたが、本映画全国公開と同日である2018年1月27日の定期公演をもってディア☆を卒業。[4]
  2. ^ 一例として、東京都内にある設定の志穂の料理店も、店内は新潟市内に実在する店舗での撮影である。[10]

出典[編集]

  1. ^ 第27回 山本周五郎賞 受賞作品”. 新潮社 (2018年1月6日). 2018年3月14日閲覧。
  2. ^ 芥川賞候補に小林エリカさんら 芥川賞・直木賞候補作決まる”. 産経ニュース(産業経済新聞社) (2014年6月20日). 2018年3月14日閲覧。
  3. ^ 直木三十五賞”. 日本文学振興会 (2018年1月6日). 2018年3月14日閲覧。
  4. ^ 卒業”. 舞川みやこOfficialBlog (2018年1月28日). 2018年3月15日閲覧。
  5. ^ 原田泰造、“前妻”と“今カノ”に挟まれ実感「石田純一さんってすごい」”. 映画.com (2017年11月2日). 2018年2月25日閲覧。
  6. ^ ミッドナイト・バス 思いを乗せて 出演者に聞く 彩菜の恋人の父・大島達也役 遠山俊也さん(新潟市出身) 無償の愛物語に一味”. 新潟日報モア(新潟日報社) (2017年5月20日). 2018年2月25日閲覧。
  7. ^ 出演者インタビュー 主人公の娘の友人役・長谷川玲奈さん(NGT48)"葵さんの助言に助けられた"”. 新潟日報モア(新潟日報社) (2018年1月19日). 2018年2月25日閲覧。
  8. ^ 映画「ミッドナイト・バス」公式サイト”. ストラーダフィルムズ/新潟日報社. 2018年3月15日閲覧。
  9. ^ 晴れ女すぎて小西真奈美を車に軟禁!?映画「ミッドナイトバス」東京国際映画祭にて記者会見&舞台挨拶”. 映画の時間編集部(ジョルダン) (2017年11月6日). 2018年2月25日閲覧。
  10. ^ 映画「ミッドナイト・バス」聖地巡礼MAP PAL”. 新潟日報モア(新潟日報社). 2018年3月15日閲覧。

外部リンク[編集]