マジカルドロップの登場キャラクター一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

マジカルドロップの登場キャラクター一覧(マジカルドロップのとうじょうキャラクターいちらん)は、データイーストが制作したアクションパズルゲーム『マジカルドロップ』に登場する、架空のキャラクターの一覧である。

基本的にタロットカード大アルカナと同じ名前であるが、一部機種でオリジナルのキャラクターが登場することもある。

また、キャラクターは一部を除きタロットカードの順番に従って並べている(<>内はカードの番号)。声優は特記が無い作品は、当時の社員が担当している。

初代マジカルドロップから登場[編集]

フール (THE FOOL)<0>
ピエロ風の服装を着た少年。片手には花を持っている。「あにょ〜ん」「ふみ〜ん」など判別不能な言葉をしゃべるが、本人はあまり深く考えていない。『2』以降のプレイヤーキャラとして登場するフールは彼の弟であり、自身は弟のエンディングやアニメーションにサブキャラクターとして登場している。
マジシャン (THE MAGICIAN)<1>
声 - 菊池亨 (1) 、千葉一伸 (2) 、長島雄一(3)、宮田始典(F) 、冨沢竜也 (VI)
赤いマントを羽織った魔術士。ナルシストでプライドが高く、ナンパ癖がある。
ハイプリエステス (THE HIGH PRIESTESS)<2>
声 - 水谷優子 (F)
真面目で高飛車な聖職者。フールの言葉の研究に熱心になるあまり、フールを追いかけ回している。
チャリオット (THE CHARIOT)<7>
声 - 檜山修之 (2) 、子安武人(3)、荻原秀樹(F)、矢野正明(VI)
銀の鎧兜と赤いマントを着た熱血漢。兜のライオンの飾りは本人の気持ちとシンクロしているらしい。『F』では『3』までつけていた兜の代わりにヘッドギアを着用。
初代のスタッフロールでは、声の担当者が「MIZUHIMA YU」(ミズマ ユウ)名義でクレジットされているが、これは水島裕に似た声を持つ当時の社員である[1]
デビル (THE DEVIL)<15>
声 - 松井菜桜子(F)、藤川マサミ(VI)
頭から角を生やし、緑色の服を着た悪魔の子供。イタズラ好きでお調子者だが、泣き虫でもある。2』以降は、エンプレスの子分として悪事を働く。
スター (THE STAR)<17>
声 - 堀江由衣(F)、深田愛衣 (VI)
ギャル風の女の子。両手には水が延々と流れ出る水がめを持っている。歌う事が好きだがものすごい音痴であり(本人は意識していない)、ストレングス以外のキャラからは批判されている。『F』ではコンサートを開こうとするが、マジカルランド住人の反発にあう。
ワールド (THE WORLD)<21>
声 - こおろぎさとみ(F)、宮澤はるな(VI)
額にある「第三の目」でマジカルランド全体を見張っている女神。ほぼ全裸で、体の周りに浮遊する長い布で胸と下半身を覆っている。オバサン扱いされることを極度に嫌う。『初代』ではラスボスとして登場。『F』では布の代わりにシースルーの衣装を着ており、露出度が下がっている。女神であるがゆえ、変身はしない。

マジカルドロップ2から登場[編集]

フール (THE FOOL)<0>
声 - 好田晶 (F) 、藤川マサミ(VI)
『初代』に登場したフールの弟。いつも鼻水をたらしている。「あにょ〜ん」「ふみ〜ん」など判別不能な言葉をしゃべるのは兄と同じ。
猫(サブキャラクター)
声:堀江由衣(F)
フールがいつも抱えている、白い猫。フールと同じく、鼻水をたらしている。
エンプレス (THE EMPRESS)<3>
声 - 折笠愛(F)、宮澤はるな(VI)
SM風の女王様。もともとはやさしい女帝だったが、ブラックピエロによって悪の心を持ってしまった。黒い鞭を持ち、デビルとストレングスを手下に従えて悪事を働いている。『2』ではラスボスとして登場。『2』のエンディング、3の勝利アニメーション、Fの変身時などに元の女帝の姿に戻る。
ストレングス (STRENGTH)<8>
声 - 山口健(F)
上半身裸でマッチョでスキンヘッドの男性。いかつい外見とは正反対のやさしい性格。しかしエンプレスに気に入られ、悪事を働かされる羽目になる。猫が好きであり、フールが抱いている猫を欲しがった事がある。スターの歌をなぜか好んでいるが、彼女からは怖がられている。『3』以降はストレンコの義理の父親として登場しており、『3』では娘の敵討ちとして勝負を挑んでくる事がある(アレンジ移植版のふつうレベルでは、負けても次に進める)。
ジャスティス (JUSTICE)<11>
声 - 水谷優子(F)、藤川マサミ(VI)
大剣・ジャスティスブレイドを背負い、白い防具をつけた金色のポニーテールの活発な女の子。一人称は「ボク」。正義感が強い。チャリオットとはかつて一緒に特訓をした仲。『F』ではヒロインとして登場する。
ブラックピエロ
声 - 宮澤はるな(VI)
エンプレスを悪に目覚めさせた黒いピエロ。世界征服を企んでいるが、ワールドに踏みつぶされる、ドロップをピーナッツギャルズに横取りされる、フールの猫に食べられるなど、災難に遭う事が多い。『2』では真のラスボスであり、ノーミスでクリアすると彼と対戦する。『3』では条件を満たすと、中ボスとして出現する(アレンジ移植版のふつうレベルでは、負けても次に進める)。『2』の文化放送バージョンや『F』には登場しない。
ピーナッツギャルズ(サブキャラクター)
ブラックピエロの仲間で、赤い服を着た3人組。『2』ではブラックピエロを出現させてクリアした際に、スタッフロールで登場する(SFC版除く)。『3』ではブラックピエロの連鎖アニメーションやエンディングに登場。
JOQRチーム
声 - 吉田照美小俣雅子斉藤一美
スーパーファミコン版の文化放送スペシャルバージョンのみに登場するゲストキャラクターで、当時の文化放送のアナウンサー3人組。通常版のブラックピエロの差し替わりで登場しており、このバージョンでノーミスクリアすれば彼らと対戦できる。独自のエンディングは存在しない。

マジカルドロップ3から登場[編集]

エンペラー (THE EMPEROR)<4>
声 - 立木文彦(3)、西原K太(F)、斉藤次郎 (VI)
ハイエロファントを溺愛するオカマの中年男性。『F』では外見が大幅に変わっている。
ハイエロファント (THE HIEROPHANT)<5>
声 - 子安武人(3)、真柴摩利(F)
真面目で心やさしい青年。女性キャラ(ハイプリエステス、テンペランス、ムーンなど)からの人気が高い。エンペラーに溺愛されているが、彼はただの友達だと思っている。『F』では気が弱い性格になっている。
ラバーズ (THE LOVERS)<6>
声 - 池澤春菜(3)、こおろぎさとみ(F)、藤川マサミ(VI)
ブタの上に乗った幼女。ブタの正体は魔法で姿を変えられてしまったボーイフレンド。ドロップの力で1度だけ本来の少年の姿に戻した事があったが、彼女はブタの方がいいと言ってすぐ元に戻した。『F』ではもう1人のヒロインとして、若干成長した姿で登場。
ストレンコ
声 - 大沢つむぎ(3)、折笠愛(F)、藤川マサミ(VI)
ライオンのガオガオと一緒に捨てられていた所をストレングスに拾われた、ボーイッシュな少女。したがって、血縁はないがストレングスの娘ということになっている。ラバーズと仲が良い。『3』・『VI』では父親と同じストレングスという名前だったが、『F』では父親と区別のためストレンコに変更された。
ハーミット (THE HERMIT)<9>
声 - 立木文彦(3)、うすいたかやす(F)
白いひげを生やした老人。よく腰を痛める。武術の達人でチャリオットとジャスティスの師匠でもある。ムーンに一目惚れし、ドロップの力で若返って彼女にナンパした事があったが、あっさりフラれている。『3』では隠しキャラ。
フォーチュン (WHEEL OF FORTUNE)<10>
声 - 冨永みーな(3)、松井菜桜子(F)、宮澤はるな(VI)
数多くの輪を身に付けた女性。時間や運命を操る魔力を持つ。フールが苦手[2]。『3』と『F』のラスボス。
ハングドマン (THE HANGED MAN)<12>
声 - 子安武人(3)、山口健(F)、矢野正明(VI)
常に逆さまに吊るされている青年。なぜ吊るされているかは不明だが、どこか性格が天邪鬼。『3』では隠しキャラ。
デス (DEATH)<13>
声 - 池澤春菜(3)、徳光由香(F)、宮澤はるな(VI)
ドクロ印の大きな首輪をつけ、大きな鎌を肩にかける女の死神。ジャスティスの宿敵。
テンペランス (TEMPERANCE)<14>
声 - 冨永みーな(3)、徳光由香(F)、宮澤はるな(VI)
おっとりした女の子。両手に持った壺の間には水が流れている。昼寝が大好き。ハイエロファントに密かに思いを寄せている。『3』では隠しキャラ。『F』ではおっとりとした性格とは対照的に、色気のある胸の露出度の高い衣装を着用している。また、変身すると活発的になる。
タワー (THE TOWER)<16>
声 - 荻原秀樹(F)
フォーチュンによって操られた大きな塔。『3』では中ボスとして登場する。
ムーン (THE MOON)<18>
声 - 大沢つむぎ(3)、逸美奈々子(F)、宮澤はるな(VI)
ギャル語を話す、おしゃれ好きの女の子。額に三日月のマークが描かれている。『3』では隠しキャラ。
サン (THE SUN)<19>
声 - 大沢つむぎ(3)、真柴摩利(F)、藤川マサミ(VI)
常に笑顔の太陽の赤ん坊。燃えない繊維でできたおむつをはいている。普段はワールドが面倒を見ている。
ジャッジメント (JUDGEMENT)<20>
声 - 冨永みーな(3)、川上とも子(F)
ボーイッシュで活発的な女の子。顔にはそばかすがあり、関西弁を話す。ラッパを持ち歩いており、時折吹いている。
32偶像サタンちゃん
声 - 三石琴乃
セガサターン版『とれたて増刊号』の体験版のみに登場する、プレイヤー専用のゲストキャラクター。

マジカルドロップF・大冒険もラクじゃない!から登場[編集]

バーンズ
声 - うすいたかやす
火の術を使う忍者。タロットカードには登場しないオリジナルキャラクターで、ある条件を満たすことで使えるようになる。変身はしない。

セガサターン版・プレイステーション版マジカルドロップのみ登場[編集]

セガサターン版・プレイステーション版初代『マジカルドロップ』では、従来と全く異なり、タロットカードと無関係のオリジナルキャラクターに差し替えられている。

ハミルトン
細かいことは気にしない性格のスケボー大好き少年。
ミント
花や動物が好きなしっかり者の女の子。怒らせると怖い。声はアーケード版のスターのものを流用。
ワリリン
いたずら好きの小悪魔。実は淋しがり屋らしい。声はアーケード版のデビルのものを流用。
ハープ
ボーイッシュだが優しい女の子。ハープが大好き。声はアーケード版のハイプリエステスのものを一部流用。
ミッチェル
他のキャラクターよりもはるかに背の高い、西洋風の甲冑を着た戦士。女性には弱いらしい。兜のせいで目と鼻は見えない。
シケ&モク
謎の二人組。その正体はマジカルドロップの不思議を探っている探求者。
イザベラ・R
ラスボス。マジカルランドを統べる女神。しかし、怖い顔のせいか皆には怖がられている。声はアーケード版のワールドのものを流用。

マジカルドロップモンスターファーム5のみ登場[編集]

携帯電話用アプリ『マジカルドロップモンスターファーム5』は、テクモモンスターファームシリーズのプロモーションのために合同プロジェクトとしてリリースされたもので、いずれも『モンスターファーム5 サーカスキャラバン』の登場キャラクターとなっている。

ジュリオ
『モンスターファーム5』の主人公の少年。モンスター飼育担当で、モンスター育成のプロブリーダーになる日を夢見ている。
ナユタ
ジュリオのサーカス団に強引に加わった少女。その出自に隠された秘密は、彼女のもつ不思議な能力と無縁ではない。
ティコ
狼のような姿の少年。人一倍甘えんぼうで懐っこい。
ゴフレ
巨体と怪力に似合わない気の弱い男。大道芸人として放浪の末、サーカス団の一員となる。
モッチー
ペタペタでモチモチした肌をもつモンスター。初心者のブリーダーにも扱いやすい。
スエゾー
巨大な目をもつモンスター。関西弁で話す。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 芸文社『100パーセント遊ぶマジカルドロップ』61ページより。
  2. ^ 対戦においても、『3』では攻撃によってノーマル玉以外を大量に敵地に送り込むフォーチュンに対して、フールはそれらを一気に消し去るしずく玉を扱えるため、天敵となっている。