コンテンツにスキップ

プラニク・ヨゲンドラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
よぎ(プラニク・ヨゲンドラ)
Puranik Yogendra
पुराणिक योगेंद्र
2019年撮影
生年月日 (1977-06-03) 1977年6月3日(49歳)
出生地 インドの旗 インド
マハーラーシュトラ州
ターネー県英語版アンバーナス
出身校 プネー大学物理学部
インド経営大学院コルカタ校
所属政党旧立憲民主党→)
立憲民主党
当選回数 1回
在任期間 2019年5月2日 - 2021年6月
テンプレートを表示

よぎことプラニク・ヨゲンドラ英語: Puranik Yogendraマラーティー語: पुराणिक योगेंद्र,1977年6月3日 - )は、インド出身の日本の政治家実業家民間人校長。2023年4月から2026年3月まで、茨城県立土浦第一高等学校・附属中学校の校長を務めた。元江戸川区議会議員(1期)。日本の選挙においてインド出身者として初めての当選者。旧名はヨゲンドラ・シャラド・プラニクであったが2012年に日本国籍を取得(帰化)。

子どもの頃

[編集]

インド西部、マハーラーシュトラ州アンバーナス英語版出身[1]。父・プラニク・シャラド(国営企業で研磨機のオペレーター)と母・プラニク・レカ(裁縫士)の長男として誕生した。

教育

[編集]

小中学校はインド国立アンバルナス校を1992年5月に卒業した。小中学校では8年間に及びボーイスカウトで活動した。その後は父親の転勤にともない、高校はインド国立サザン・カマンド校からインド国立デフ・ロード校に移り、1994年6月に同校を卒業した。その後、プネ大学管下のサー・パラシュラム(エス・ピ)カレッジに入学し、物理学・数学を専攻する。同時にプネ大学外国語部にて日本語とドイツ語を学び、民間のIT学校データマティックス・コーポレーションで情報技術を学ぶ。1997年5月に日本語の学士号を取得し、1997年9月に国際交流基金の奨学金で1か月間来日した。また、1999年9月からは2度目の奨学金により1年間日本に留学した。

就職歴

[編集]

1996年にITディプロマを卒業するとプネ市内の小規模IT企業スートラ・システムズで働き始め、2001年にIBM子会社からの派遣で社会人として来日した。2002年にはインドに帰国するが、2003年から現在まで日本に滞在し、グローバル大手のIT企業で勤務した。2010年にみずほ銀行に入社し、以降銀行業界の仕事に従事した。2019年3月に楽天銀行企画本部にて就任するが江戸川区のインド人コミュニティーと日本人の懸け橋の役割で、同年4月の東京都江戸川区議会議員選挙に当選した。2021年7月に東京都議会議員選挙に立候補したが、落選した。茨城県が実施している民間人校長公募に応募し、2022年4月茨城県立土浦第一高等学校・附属中学校の副校長に就任した。2023年4月、校長に就任した[2]。2026年3月退任。

社会活動

[編集]

中野、町田、行徳などを転々し、2005年に在日インド人が多く暮らす東京都江戸川区西葛西に居を構える[3]。地元の自治会その他において積極的に参加し、インド人と日本人の懸け橋となる[4][5][6]

2012年に日本へ帰化した後、母親と共同でインド家庭料理の店「レカ」を開店する[5]

政治

[編集]

教科書に偏重しすぎる授業[4][5]、そして江戸川区が提唱した「西葛西リトルインド構想」に疑問を持ち、区議に陳情を行なうも、その際の冷めた対応への失望により「外にいるだけでは動かないんだ」と考えて自ら区議会議員として立候補を決意する[7]

当初は無所属で活動していたが、2019年、区議会議員選挙の告示直前になり東大島駅前で街頭演説を行っていた所を衆議院議員初鹿明博の目に留まり、スカウトを受けたことから立憲民主党へ入党、4月9日に同党公認候補となった[5][8]。出馬に当たっては、愛称の「よぎ」を政治活動上の通称として届け出ている[9]

4月21日投票・翌22日開票の結果、6,477票を得て58名中第5位(定数44)で初当選した[4][6]。江戸川区内に日本の選挙権を持つインド系住民はごく少数だが[4]、自治会やPTA役員を務めるなど長年の地域活動で人脈を築いたことが上位当選につながったとしている[5]。「インド系日本人初の政治家誕生」のニュースは第19回統一地方選挙の大きなトピックの一つとなり[10]、出身地のインドのみならず世界中でも報じられるなどの反響を呼んだ[11]

2021年東京都議会議員選挙に江戸川区選挙区より立候補した[12]。1ヶ月程度の活動で20,109票を得たが、7位で落選した[13]

出典

[編集]
  1. “インド出身の区議「架け橋に」 東京・江戸川区議選で当選”. TOKYO MX NEWS. 東京メトロポリタンテレビジョン. 2019年5月24日. 2019年7月31日閲覧.
  2. “元官僚・インド出身の元区議・電通ディレクター…中高一貫校の校長に3人採用”. 読売新聞. 2022年3月31日. 2022年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2022年4月1日閲覧.
  3. “外国籍の方に聞いてみた! 日本のマンション暮らしってどう? 〜インド・ヨギさん〜”. マンション・ラボ. つなぐネットコミュニケーションズ. 2019年7月31日閲覧.
  4. 1 2 3 4 “<統一地方選>インド出身男性、江戸川区議当選 外国人社会と地域の懸け橋に”. 東京新聞. 中日新聞東京本社. 2019年4月23日. 2019年7月31日閲覧.
  5. 1 2 3 4 5 “江戸川区に住むインド人は4300人、インド出身「よぎさん」が立憲民主党の区議になるまで”. デイリー新潮. 新潮社. 2019年6月13日. 2019年7月31日閲覧.
  6. 1 2 “「日本人との架け橋に」インド出身よぎさん、区議に”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2019年4月22日. 2019年7月31日閲覧.
  7. 畠山理仁 (2019年5月31日). “東京・江戸川区議に当選! インド出身・インド料理店経営のよぎ「カレー屋さんがビラを配ってると思われた」”. 週プレNEWS. 集英社. 2019年7月31日閲覧.
  8. 【常任幹事会】統一地方選、公認候補予定者を追加決定 立憲民主党2019年4月9日付
  9. 江戸川区のサイトでは「よ ぎ」とスペースが入っている。 江戸川区議会 議員プロフィール 「よ ぎ」
  10. 西川邦臣 (2019年5月1日). “取材ノートから「外国人労働者と共生社会 多様性尊重する時代に」”. 京都新聞. 2019年7月31日閲覧.
  11. 元ITエンジニアで今は江戸川区議員! インド出身のよぎさんに突撃インタビュー!”. Miraist (2019年7月17日). 2019年7月31日閲覧。
  12. 2021年東京都議会議員選挙立憲民主党第三次公認決定 立憲民主党東京都連2021年4月16日付
  13. 江戸川区 開票速報・結果 - 2021都議選(東京都議会議員選挙) :朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年7月4日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
  • よぎ(江戸川区議会 議員プロフィール)
  • よぎ(立憲民主党 議員情報)