バーチャルYouTuber

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バーチャルYouTuber(バーチャルユーチューバー、Virtual YouTuber、VTuber[1])は、YouTuberとして動画配信・投稿を行うバーチャルアイドル。YouTube以外のサービスを利用する際などにYouTubeという特定のサービス名を使用することを避けるため、「バーチャルライバー」と呼称することがある[2]

概要

YouTubeで動画配信を行うアニメ・漫画タッチのCGキャラクターを指す言葉として今日使われているバーチャルYouTuberという用語は、2016年11月29日にYouTubeに投稿されたキズナアイの動画の中に初めて見出される。当時はキズナアイしかその種のキャラクターは確認されておらず、その頃はバーチャルYouTuberという語はキズナアイのことを指す代名詞でしかなかった。

キズナアイは2016年12月から2017年を通して活動を続け、海外の視聴者も巻き込み一定の人気を博すが、限定的な知名度に留まっていた。一方、2017年上半期にはキズナアイとは別にYouTubeを発表の場とする複数の類似のキャラクターが活動を開始したが、いずれも視聴者数は伸び悩んでいた。

2017年下半期になると、キズナアイが各種のポピュラーなメディアに取り上げられ始め、また同時期にキズナアイが登録者数100万人を達成したこともあり、知名度が飛躍的に伸びる。また、キズナアイのメジャー化の煽りを受け、既存の類似のキャラクターの再評価が行われると共に、今日でも多くの視聴者数を確保している仮想YouTuberが新規に参入し、キズナアイが自称として使っていたバーチャルYouTuberという語はこうした仮想YouTuberの総称として認識され、用いられるようになった。[要出典]

こうしたキャラクターの中にはグッズ販売を行ったり地上波のテレビ番組に出演[3]するなどメディア展開するものもあり、その際の分かりやすいブランドとしてバーチャルYouTuberの呼称が使われる場合もある。

グリーは2018年4月5日に、バーチャルYouTuber事業に100億円規模の投資を行うことを発表した[4]。また、日本の大手YouTuberはUUUM等の事務所に入所する者も多いが、この風潮を反映してかバーチャルYouTuber独自の事務所を設置する企業も現れている[5]

2018年5月28日時点で、バーチャルYouTuberは3000人がおり、登録者数の合計は1089万人、動画再生回数は6億9000万回に上っている[6]

動作

バーチャルYouTuberの一部は、人が手や頭に専用の機器を装着し、赤外線センサーで動作を測定することによって動きを付けている。その結果、リアルタイムでキャラクターが動くという仕組みになっており、現実世界でファンとキャラクターが対話を行うという演出も可能となっている[7]

脚注

関連項目