VRChat

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VRChat
Vrchatlogo.png
ジャンル MMO
対応機種
開発元 VRChat Inc.
発売元 VRChat Inc.
デザイナー
  • Graham Gaylor
  • Jesse Joudrey
人数 多人数
発売日
  • Microsoft Windows, Oculus
  • 2014年1月16日
  • Steam
  • 2017年2月1日(早期アクセス)
  • Oculus Quest
  • 2019年3月20日
最新評価版 2020.3.3p2(ビルド番号: 996)/ 2020年10月2日
対象年齢 13歳以上
必要環境
  • OS: Windows 8.1, Windows 10
  • プロセッサー: Intel® i5-4590 / AMD FX 8350 equivalent or greater
  • メモリー: 4 GB RAM
  • グラフィック: NVIDIA GeForce® GTX 970 / AMD Radeon™ R9 290 equivalent or greater
  • DirectX: Version 11
  • ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続
  • ストレージ: 1 GB 利用可能
エンジン Unity
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VRChatはGraham GaylorとJesse Joudreyによって開発され、アメリカ合衆国の企業であるVRChat Inc.によって運営が行われているソーシャルVRプラットフォームである。[要出典]

現在は早期アクセス版[1]とされ、Steam[1]またはOculus Store[2]にて無料でダウンロードできる。Oculus Rift, HTC Vive等に対応したヘッドマウントディスプレイを使用してプレイすることが出来る。また、ヘッドマウントディスプレイを利用しないデスクトップ版で遊ぶことも可能である。[3][4]

VRChatは2014年1月16日にOculus DK1開発キットに対応したスタンドアロンアプリケーションとしてMicrosoft Windows向けにリリースされ、2017年2月1日にはSteamの早期アクセスプログラムを介してリリースされた。Oculus Rift、Oculus Rift S、Oculus QuestはOculus Store経由で、HTC Vive、HTC Vive Pro、Valve Indexをサポートしている。[5]

概要[編集]

名前に「VR」が含まれているが、必ずしもVR機器を所有している必要は無い。

VR機器を持っていないプレイヤーのためにデスクトップ版も用意されているがアバターの手足を自由に動かすことができないなどの制限がある。[6]

ヘッドマウントディスプレイハンドコントローラー[要出典]を所持していれば顔と手を動かすことも可能になる。追加でVive Trackerをプレイヤーの腰に一つか腰と両足合計三か所に装着することでプレイヤーの全身の動きをアバターに反映させるフルボディートラッキングを使用することが出来る。[7]

また、VRChatと並行して開発されたSDK[8]を使って、プレイヤーが購入したり作成したモデルをインポートしてVRChat内で自身のアバターとして使用したり、ゲーム内のワールドを作成して他プレイヤーとVRChatを通して共有することも可能である。

資金源[編集]

VRChat Inc.は2014年に現在はVRChat Inc.のCEOであるGraham Gaylorと、元Electronic Artsの社員であり現在はVRChat Inc.のCTOであるJesse Joudreyによって起業された。[要出典]

VRChatへの出資にはRothenberg VenturesやGVR Fund、HTC、Brighstone VC、WS Investment Company、Makers Fundなどが参加している。[9]

2016年120万ドル(約1億3,000万円)を調達。[10]2017年にHTCの主導で400万ドル(約4億5,000万円)の資金を調達した。[11]2019年には1000万ドル(約10億円)の資金を調達した。[9]

アバター[編集]

VRChatでは、自分が操作するアバターを予め用意された物から選ぶことが出来るが、一定以上のトラストランク(詳細は後述)になるとUnityとVRCSDK[8]を利用してプレイヤー自身が用意した3Dモデルをアップロード[12]することができ、それを自由に扱う事が出来る。[13]

自分で用意する場合には、Unityに標準で備わっている物の一部とVRCSDK[8]に同梱された物、Unityの公式Asset Storeで配布されている物の一部など、許可されたコンポーネント[14]のみを使用したものである必要がある。自分で3Dモデルを製作しなくても他人が作成し配布・販売しているものを利用することが出来るが、利用者本人にその意思はなくとも他の配信者などの商用映像や配信などへの映り込みにより、商用利用と見なされる場合があるため必ず利用規約を読み、商用利用やその他の禁止事項に違反する恐れが無いか確認してから利用するよう呼びかけられている。[13]

また、基本的にペデスタル(不特定多数のプレイヤーがモデルをアバターとして使用可能な形式)での使用は二次配布としてみなされ禁止されているため、モデルデータの扱い方にも細心の注意を払う事が必要である。[13]

トラストランク[編集]

VRChatでは全プレイヤーにそのプレイヤーの信頼度に応じてトラストランク(Trust rank)が付与される。上位のものからTrusted UserKnown UserUserNew UserVisitor となっている。その他に、迷惑行為を繰り返した者に付与されるNuisanceと、VRChatの社員が使用するVRChat Team がある。[15]

このランクはプレイヤーのプレイ時間、訪れたワールドの数、フレンドの数、インスタンスからキックされた回数など様々な情報を総合的に評価して付与され、昇格や降格がされる。[15]

それぞれのランクの見分け方は比較的容易で、ネームタグの色やプレイヤーの詳細画面で確認する事が出来る。Trusted User は紫、Known User は橙、 User は緑、 New User は青、 Visitor は灰である。また、Trusted UserとKnown Userのみプレイヤー自身の判断でネームタグの色をUserと同じ緑にする事が出来る。[15]

インスタンス[編集]

プレイヤー同士が直接会うことの出来る部屋となるものがインスタンス(instance)である。全てのプレイヤーがインスタンスを作成する事ができ、他インスタンスに出現させたポータルや、オーナー(インスタンスを作成した者)や条件を満たしたフレンドからの招待や、条件を満たしたフレンドのユーザー詳細の画面から参加出来る。また、招待を受けていなくても、条件を満たしたフレンドに招待を送ってもらうよう要求する事が出来る。

インスタンスには参加できるプレイヤーの範囲によっていくつかの段階に分けられている。

Public[編集]

全てのプレイヤーが参加出来るインスタンス。

Friends+[編集]

インスタンスのオーナー(インスタンスを作成した者)のフレンドでオーナーと同一インスタンスに居る時、そのフレンドのフレンドも参加可能なインスタンス。

Friends[編集]

オーナーのフレンドのみが参加出来るインスタンス。

Invite+[編集]

オーナーとそれと同一インスタンスに居るプレイヤーの招待でのみ参加出来るインスタンス。

Invite Only[編集]

オーナーからの招待でのみ参加出来るインスタンス。

VRChatではPublicとFriends+のインスタンスはパブリックインスタンスとして扱い、使用するコンテンツやそこでの言動に配慮するよう呼びかけている。[要出典]

VRChat Team[編集]

VRChat Inc.の社員の事をこのように呼称する。ここでは頻繁に露出する一部のメンバーのみを記す。

  • Ruuubick

元AltspaceVR[16]社員。

  • Aev

役職はコミュニティマネージャーである。

  • VRPill

役職はコミュニティマネージャーである。

  • Tupper

VRChatの公式Discordサーバーでのアナウンスを前述の3人と共に担当している。

役職はコミュニティマネージャーである。

コミュニティガイドライン[編集]

  • VRChat community guidelines[17] の有志による非公式の日本語訳[18]を元に一部を抜粋した。

年齢制限

  • 13歳以上であること。

以下の行動の禁止

以下のコンテンツの禁止

  • コミュニティガイドラインに反したユーザー名の使用。
  • 裸体、ポルノグラフィ
  • パブリックインスタンスでの政治的、宗教的活動、討論会。
  • プライベートインスタンスでの全員の同意を得ずに行う政治的、宗教的活動、討論会。

なりすましの禁止

  • VRChat Teamになりすます行為。
  • 他者もしくは他グループになります行為。

個人情報の開示および暴露の禁止

  • いわゆる「晒し」行為。個人情報を明らかにしようとする試みに対しては即座にアカウント消去と公的機関や専門組織への通報を行う。
  • 個人情報とは以下のものを指し、またこれらに限るものではない。名前、住所電話番号、その他のハンドルネーム、現実での個人の写真。
  • また、VRchat Forum内での個人名を指した侮辱的な投稿もこれを禁じる。個人との問題を抱えた場合はモデレーターへの通報を行うこと。

VRchatアプリ、またSDK(開発ツール)への改造の禁止

  • VRchatのクライアント、またSDKの改造は禁止されている。これには認可されていないサードパーティーツールの使用も含む。
  • クライアント、またSDKに対するチート行為やクラッキングBotの作成やバグ利用はこれを禁止する。バグを発見した場合は support@vrchat.comに報告すること。
  • 他のVRchatユーザーに対する妨害、干渉行為はこれを禁じる。これにはVRchatサーバーへの妨害も含み、サーバーとの通信を傍受し解読する試みも禁止する。
  • ウィルスや汚染されたデータ、悪意あるソフトウェアを含むファイルをVRchatアプリケーションDiscordなどの関連コミュニケーションツールにアップロードすることを禁止する。
  • 許諾されていないサードパーティーツールを用いてVRchatから許可されていない情報を抽出したり、収集する行為を禁止する。

アバターへの変更、改造の禁止

  • アバターに他ユーザーに対してVRchatの機能について誤解を引き起こす要素を加えることを禁止する。

勧誘行為

  • 権利保有者の許可を得ていない製品をVRchatもしくはVRchatフォーラム上で、販売、広告、宣伝してはならない。

VRchatアカウント

  • アカウント情報を他者と共有する行為は控えることを強く推奨する。
  • VRchatアカウントを作成する際に、虚偽の情報を入力したり、意図的に情報を隠すことはしてはならない。

ロールプレイ

  • ロールプレイはコミュニティガイドラインに違反することの言い訳として認めない。
  • 多くのユーザーがVRchatでのロールプレイングを楽しんでいる。ただし、ロールプレイング中であってもコミュニティガイドラインや、利用規約は厳守すること。

ヘイト行為を目的としたグループの結成の禁止

  • 差別的行為やハラスメントを目的としたグループを結成することはこれを禁ずる。我々はグループメンバー、リーダーを特定し、グループの解散を含む厳しい措置を行う場合がある。

BANの回避

  • BANを回避しようとする試みに対しては、アカウントの停止から、抹消までの措置をとる。

アカウント停止と抹消

  • VRchatユーザーはコミュニティガイドラインと、利用規約(Terms of Service)に記載されたルールを順守する義務を負う。モデレーターチームは違反の程度に応じてアカウント停止などの処置を行う。違反行為の程度ごとに停止期間は長くなり、改善が見られない場合はアカウント抹消も行う。また重大な違反については即座のアカウント抹消を行う。

ルールについての異議申し立て

  • ルールについての異議はmoderation@vrchat.comにメールを送ること。ただし異議が認められた場合のみ返答を行う。

VRChat Teamのメンバーとの接触

  • VRchat Teamは公式からの電子メール(vrchat.com)を除いて個人情報について尋ねることはない。
  • VRchat TeamのメンバーにVRchat内で会ったときは、彼らが余暇としてリラックスのためにコミュニティを散策していることを尊重して、他のユーザーと同様に扱うこと。
  • VRchatモデレーターはVRchat内で他ユーザーに対して連絡を取ることはない。モデレーターとのやり取りは公式Discordか電子メールを通じてのみ行う。

脚注[編集]

  1. ^ a b Steam : VRChat”. 2018年12月15日閲覧。
  2. ^ VRChat : Oculus”. 2018年12月15日閲覧。
  3. ^ http://vrchatjp.playing.wiki/
  4. ^ https://www.vrchat.net/
  5. ^ Controls” (英語). VRChat. 2020年10月13日閲覧。
  6. ^ Keyboard and Mouse” (英語). VRChat. 2020年10月13日閲覧。
  7. ^ Full-Body Tracking” (英語). VRChat. 2020年10月13日閲覧。
  8. ^ a b c Setting up the SDK”. 2018年12月15日閲覧。
  9. ^ a b ASCII. “ソーシャルVRアプリ開発元のVRChatが10億円を調達” (日本語). 週刊アスキー. 2020年10月12日閲覧。
  10. ^ VRで世界中と交流できる『VRChat』120万ドルの資金調達 | Mogura VR”. MoguraVR (2016年10月6日). 2020年10月12日閲覧。
  11. ^ Hamilton, Ian. “VRChat Raises $4 Million Round Led By HTC” (英語). UploadVR. 2020年10月12日閲覧。
  12. ^ Creating Your First Avatar”. 2018年12月15日閲覧。
  13. ^ a b c Creating Your First Avatar” (英語). VRChat. 2020年10月14日閲覧。
  14. ^ Whitelisted Avatar Components”. 2018年12月15日閲覧。
  15. ^ a b c VRChat Safety and Trust System” (英語). VRChat. 2020年10月12日閲覧。
  16. ^ https://altvr.com/
  17. ^ https://www.vrchat.net/community-guidelines
  18. ^ https://hackmd.io/s/rkr89fijEhttps://privatter.net/p/3562754

関連項目[編集]

外部リンク[編集]