ハーラン・エリスン

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ハーラン・エリスン
Harlan Ellison
Harlan Ellison at the LA Press Club 19860712.jpg
1986年
ペンネーム エリス・ハート (Ellis Hart)
スレイ・ハーソン (Sley Harson)
誕生 Harlan Jay Ellison
1934年5月27日
オハイオ州クリーブランド
職業 小説家脚本家
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル サイエンス・フィクション
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ハーラン・エリスンHarlan Jay Ellison1934年5月27日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州生まれの小説家SF作家脚本家。別名にエリス・ハート(Ellis Hart)、スレイ・ハーソン(Sley Harson)、コードウェイナー・バード等がある。

テレビドラマの脚本家としては『バークにまかせろ』『宇宙大作戦』『ルート66』『アウターリミッツ』『アンタッチャブル』『原子力潜水艦シービュー号』『0011ナポレオン・ソロ』『ヒッチコック劇場』他を手がける。

サミュエル・R・ディレイニーロジャー・ゼラズニイとともに、アメリカのニュー・ウェーブを代表する作家。本人は「SF作家」と呼ばれること避け「fantasist」と自称している。

経歴[編集]

  • 両親はユダヤ系アメリカ人である。
  • オハイオ州立大学に入学するが、18か月後には素行不良で退学処分になる。エリスンによると、退学になったのは彼の文章力をけなした教授と衝突したためであり、エリスンはそれ以後の40数年間、自分の作品が活字になるたびにその教授へ作品のコピーを送りつけた[1]
  • 1955年ごろより創作活動を開始。
  • 1957年から1959年まで陸軍に在籍。
  • 1962年にハリウッドに移住してテレビドラマの脚本を書き始める。
  • 1965年以降は安定して質の高い小説作品を産み出しつづけているが、長編は少なく中短編がメインの「短編型作家」であった。日本では、伊藤典夫浅倉久志が邦訳のほとんどを担当している。1987発表の短編「ソフトモンキー」以降は邦訳がない。

人物[編集]

  • 酒や薬物を利用しなくても常にハイ・テンションで(自然に脳内麻薬が出る体質らしい)、会話していると気の利いた話題が次々と沸き、エリスンと会った人間はそのカリスマ的魅力のとりこになるという。世界SF大会では、やはりファンの人気者だったアイザック・アシモフと、「相手をギャフンと言わせる」会話の応酬をよくしたという。アシモフのミステリ『ABAの殺人』の主人公である作家のダライアス・ジャストは、エリスンをモデルにしたキャラクター。
  • 失敗に終わったテレビシリーズ「The Starlost」に友人ベン・ボーヴァとともにかかわった。のちボーヴァが書いた長編『The Starcrossed』 (1975)にはエリスンをモデルとした人物が登場する。

受賞歴[編集]

  • 「「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった」(“Repent, Harlequin!” Said the Ticktockman)で、1966年ヒューゴー賞短編小説部門、ネビュラ賞短編小説部門を受賞。
  • 「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」(I Have No Mouth, and I Must Scream)で、1968年ヒューゴー賞短編小説部門を受賞。
  • 宇宙大作戦』で脚本執筆したエピソード「危険な過去への旅」(The City on the Edge of Forever)が、1968年、ヒューゴー賞映像部門を受賞。
  • 「世界の中心で愛を叫んだけもの」(The Beast that Shouted Love at the Heart of the World)で、1969年ヒューゴー賞短編小説部門を受賞。
  • 「少年と犬」(A Boy and His Dog)で、1969年ネビュラ賞中長編小説部門を受賞。
  • アンソロジー『危険なビジョン』で1969年、ヒューゴー賞特別賞を受賞。
  • 「The Region Between」で1972年ローカス賞短編部門を受賞。
  • 「バシリスク」(Basilisk)で、1973年ローカス賞短編部門を受賞。
  • 「危険なヴィジョンふたたび」で1973年ローカス賞アンソロジー部門を受賞。
  • 「死の鳥」(Deathbird Stories)で、1974年ローカス賞短編部門、ヒューゴー賞中編小説部門を受賞。
  • 「ランゲルハンス島沖を漂流中」(Adrift Just Off the Islets of Langerhans: Latitude 38° 54' N, Longitude 77° 00' 13" W)で、1975年 ヒューゴー賞中編小説部門、ローカス賞中編部門を受賞。
  • 「鞭打たれた犬たちのうめき」(The Wimper of Wipped Dogs)で1974年エドガー賞短編賞を受賞。
  • 「クロウトウン」(Croatoan)で1976年ローカス賞短編部門を受賞。
  • 「Count the Clock that Tells the Time」で、1978年ローカス賞短編部門を受賞。
  • 「ジェフティは五つ」(Jeffty Is Five)で、1979年ヒューゴー賞短編小説部門、ネビュラ賞短編小説部門、ローカス賞短編部門を受賞。
  • Djinn, No Chaser」で1984年ローカス賞中編部門を受賞。
  • 「ヴァージル・オッダムと東極に立つ」(With Virgil Oddum at the East Pole)で1986年ローカス賞短編部門を受賞。
  • 「一時間の守護者」(Paladin of the Lost Hour)で1987年ヒューゴー賞中編小説部門、ローカス賞中編部門を受賞。
  • 「ソフト・モンキー」(Soft Monkey)で、1988年エドガー賞短編賞を受賞。
  • 『''Angry Candy』で、1989年ローカス賞短編集部門を受賞。
  • Eidolons」で、1990年ローカス賞短編部門を受賞。
  • The Function of Dream Sleep」で1990年ローカス賞中編部門を受賞。
  • Mefisto in Onyx」で、1994年ローカス賞中長編部門を受賞。
  • Slippage』で、1998年ローカス賞短編集部門を受賞。
  • 2006年、デーモン・ナイト記念グランド・マスター賞を受賞。
  • How Interesting:A TinyMan」で、2012年ネビュラ賞短編小説部門を受賞。

邦訳刊行リスト[編集]

短編集[編集]

『世界の中心で愛を叫んだけもの』 The Beast that Shouted Love at the Heart of the World
原書1969年刊行。日本では1973年早川書房から出版。1979年にハヤカワ文庫化。15作を収録、訳者:浅倉久志伊藤典夫ISBN 4150103305
  • 世界の中心で愛を叫んだけもの(The Beast that shouted Love at The Heart of The World)
  • 101号線の決闘(Along The Scenic Route)
  • 不死鳥(Phoenix)
  • 眠れ、安らかに(Asleep: With Still Hands)
  • サンタ・クロース対スパイダー(Santa Claus VS. S.P.I.D.E.R.)
  • 鈍いナイフで(Try A Dull Knife)
  • ピトル・ポーウェブ課(The Pitill Pawob Division)
  • 名前のない土地(The Place with No Name)
  • 雪よりも白く(White on White)
  • 星ぼしへの脱出(Run for The Stars)
  • 聞いていますか?(Are Your listening?)
  • 満員御礼(S.R.O.)
  • 殺戮すべき多くの世界(Worlds to Kill)
  • ガラスの小鬼が砕けるように(Shattered like A Glass Goblin)
  • 少年と犬(A Boy and His Dog)
『死の鳥』
日本オリジナル短編集、伊藤典夫訳、2016年、ハヤカワ文庫SF
  • 「悔い改めよ、ハーレクィン! 」とチクタクマンはいった
  • 竜討つものにまぼろしを
  • おれには口がない、それでもおれは叫ぶ
  • プリティ・マギー・マネーアイズ
  • 世界の縁にたつ都市をさまよう者
  • 死の鳥
  • 鞭打たれた犬たちのうめき
  • 北緯38度54分、西経77度0分13秒 ランゲルハンス島沖を漂流中
  • ジェフティは五つ
  • ソフト・モンキー

アンソロジー[編集]

『危険なヴィジョン 1』 Dangerous Vision #1 1968
日本では1983年1月早川書房から出版。60年代に編集された「伝説的なアンソロジー・シリーズ」だが、日本では3分冊のうち第1巻しか翻訳されていない。

脚本担当のTVドラマの写真小説化作品[編集]

  • 『STARTREK 宇宙大作戦1 危険な過去への旅』 辰巳出版 1980 [2] - 原作

映画[編集]

少年と犬A Boy and His Dog
原作 ヒューゴー賞映像部門を受賞。

テレビドラマ[編集]

アウターリミッツThe Outer Limits
脚本
バビロン5Babylon 5
脚本

脚注[編集]

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注釈
出典
  1. ^ Levy, Michael (November 2002). “Books in Review, "Of Stories and the Man."”. Science Fiction Studies 29 (Part 3). http://www.depauw.edu/sfs/birs/bir88.htm 2007年1月4日閲覧。. 
  2. ^ http://animenikansya.blog.fc2.com/blog-entry-191.html

関連項目[編集]

SFファンでSF作家でもある著者がエリスンから題名を借りた本。内容は甲斐バンドについての評論であり、エリスンとは無関係。
テレビ版最終話。監督の庵野秀明は自らの監督作品の最終話にSF作品のタイトルを重ねるのを慣習としているが、本作についてはインタビューで「その本(『世界の中心で愛を叫んだけもの』)を読んだ事はないが題名を見てかっこよいと思ったので、最終話のタイトルでネタにした」という旨の発言をしている[要出典]
『世界の中心で愛を叫んだけもの』を彷彿とさせるタイトルの恋愛小説。これは上記の「世界の中心でアイを叫んだけもの」からとったものである[要出典]
ターミネーター』シリーズの設定の一部が、TVドラマ『アウターリミッツ』のエリスンが脚本を担当した2つのエピソード(第33話『38世紀から来た兵士』、第37話『ガラスの手を持つ男』)から剽窃したものだと認める謝罪広告を打った。

外部リンク[編集]