セサミストリートに登場するアニメキャラクター

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セサミストリートに登場するアニメキャラクターとは、アメリカ合衆国子供向け番組セサミストリート』キャラクターリストである。ここではアニメーションキャラクターを扱うが、マペットがアニメーションバージョンになっている作品もあればそちらも含まれる。

キャラクター[編集]

キャラクター アニメーター/制作会社 オリジナル版声優 放送期間 吹替声優 備考
ロケットのアナウンス 1968年 - 1969年 - ロケット発射まで10から数えるコーナーに登場。
ワンダ ティー・コリーンズ 1969年 - 文字のWを魔法で唱えた魔女、セサミストリートの第1話に登場した[1]
ソロモン・グランディ 1969年 - セサミストリートの第1話に登場[1]
マーベラス・マーサ 1969年 - 物知りな女の子、文字の『M』で始まる単語に詳しい。
グロリア フレッド・クリッペン 1969年 - 伸縮にテンポを取りながらアルファベットを歌う少女。『文字のW』のコーナーにも登場。
スーパーマン フィルメーション バッド・コルヤー
レニー・ウェインリブ
1969年 – 1970年 - セサミストリートのコーナーに登場したDCコミックスのキャラクター[2]
アリス ケン・スナイダー ジョーン・ガーバー 1969年 – 1973年 - [3]
バットマン フィルメーション オラン・ソウル 1970年 - セサミストリートのコーナーに登場したDCコミックスのキャラクター[4]
ロビン ケーシー・カセム 1970年 -
ジョーカー 1970年 -
ジャグヘッド ハワード・モリス 1971年 落合弘治(NHK教育版) アーチーでなくっちゃ!のキャラクター、文字のJのコーナーに登場。
ピンクパンサー フリッツ・フレラング 1971年 ナレーション:落合弘治(NHK教育版) ピンクパンサーが大きな岩から文字のKを空手で作ります。
バンブル・アーディー モーリス・センダック ジム・ヘンソン 1971年 - 作家のモーリス・センダックが子供の頃に作った短編漫画[5]
8の王様 ジム・ヘンソン ジム・ヘンソン 1971年 - [6][7]
C.T.ワーズワース 1971年 - 単語のプレゼンター
ナンシー・ザ・ナニー・ゴート ティー・コリーンズ 1971年 - ヤギの母
オペラティック・オレンジ ジム・ヘンソン 1971年 - カルメンの「ハバネラ」を歌うキャラクター。
マーティアン・ビューティー バッド・ラッキー 1971年 - 女性として誕生した火星人、ターク・マーフィーの歌を歌っている。
スイート・アデリーヌ モーリス・センダック マディー・ページ 1971年 - [5]
ヤキティ・ヤク アル・ジャーノフ 1971年 -
ドニー・バッド バッド・ラッキー バッド・ラッキー 1971年 - 1972年 - カートゥーンパートに登場するフィドラー
ジャスパー&ジュリアス クリフ・ロバーツ ジュリアス:ジム・サーマン
ジャスパー:不明
1972年 - [8]
クリストファー・クラムジー クリフ・ロバーツ ジム・サーマン 1972年 -
マイナスの王様 クリフ・ロバーツ ジム・サーマン 1972年 - ミダースのパロディ、引き算のコーナーに登場。
ワニの王様 バッド・ラッキー ターク・マーフィー 1972年 - [9]
フランシス 1972年 - 妖精姿のおばあさん、Francisの"F"から始まるコーナーに登場。
ウィリー・ウィンプル エイヴ・レヴァイトウ 1973年 - 環境マナーの悪い子。
タイガー キング・フィーチャーズ・シンジケート 1973年 - 「School」のコーナーに登場。
ビートル・ベイリー 1974年 -
クレイジー・カット - 「LOVE(愛)」のコーナーに登場。
タイプライター・ガイ ジェフ・ヘイル 不明 1975年 - 1976年、1990年代 原語流用 紙にアルファベットの単語を打ち込むキャラクター。
サインマン フロイド・ノーマン 1978年 - 単語の印をごちゃ混ぜにする男性。
ビリー・ジョー・ジャイブ
スマート・スージー・サンセット
レイ・ファヴァタ 1978年 - 1979年 - アフリカ系アメリカ人の名探偵、相棒のスマート・スージー・サンセットと共に歩き、完全犯罪を解決していくアニメーションコーナーに登場。
子供姿の探偵、ビリーの相棒。
フルータ・マンザーナ イーラ・ベルビスキー/ドン・ドゥーガ ダマリス・カーボー[10] 1979年 - アニメコーナーに登場。「カルメン・ミランダ」のパロディー、彼女はダンスしながら踊り、大盛りフルーツの帽子を装着しており、鏡も持っている[11][12]
He, She, and It ホイット・ニーリー・サベージ 1978年 - 1979年 - ヒース・クリフとシーラとクマが登場するアニメコーナー。「HE」がヒースクリフ、「SHE」がシーラ、「IT」がクマ(毛皮にある)。
テルマ・サム ジョン・コーティ ジュディス・カハン 1978年 - 1979年 - 平凡な女の子だけど魔法使いの女の子。
3匹のこぶた 様々な声優 2002年、2007年 - 「3匹のこぶた」原作の童話アニメコーナー、2002年にアメリカで発売されたVHSビデオ「Elmo Visits the Firehouse」に使われている。2007年には第4145話のコーナーとして再放送された(日本未放送エピソード)。
リング・マスター ジェフ・ヘイル 1979年 - 1980年 - サーカスの団長。
スパークレー レン・グラッサー レン・グラッサー 1981年 - 白色の犬、ジェラルドとは飼い主。
ジェラルド レン・グラッサー レン・グラッサー 1981年 - 想像好きな少年。犬のスパークレーの影を想像すれば、ワニの影だって当然のこと。
ティニー・リトル・スーパーガイ ポール・フィアリンガー ジム・サーマン 1982年 - 古典的な悩みを解決するスーパーヒーロー[13]
エドガーおじさん バズコアソシエイツ 1987年 -
マーティー・チェア クレイグ・バートレット マーティン・P・ロビンソン 1988年 - 青色のイス。目が悪く、メガネが無いと転倒してしまう。
ヘビのジェイク バズコ・アソシエイツ ジム・サーマン 1988年 -
ベル・ホップ マイケル・スポーン グレッグ・バーガー 1988年 - 1989年 - ホテル仕事のコーナーに登場
アーノルド クレイグ・バートレット 1990年 - ヘイ・アーノルド!のキャラクター。
リリアン 1990年 - ヘイ・アーノルド!のアーノルドと同じ媒体で作られたキャラクター、クレイアニメコーナーに登場。
セシル ヴィントン・スタジオ ミケーレ・マリアンナ 1990年 - オレンジ色のボール、クレイで作られている。口しかなく、目が無い。
グロリア・グローブ ミケーレ・マリアンナ 1990年 - 地球のキャラクター
ゾーク マイク・クリスティ(別名:アーティスト・マイク) 1990年 - 地球に着陸し、人間や動物たちと出会うエイリアン。
ナンバーガイ ローリング・ドイル ジェリー・ネルソン、マット・ヴォーゲル 1991年 - ボブ・ディランの『風に吹かれて』をギターで披露していた男性。
ルクソーJr. ジョン・ラセター 1991年 - アップ・ダウン(上がる・降りる)のコーナーに登場、元々はピクサー・アニメーション・スタジオのキャラクター。
シンプソンズ マット・グレイニング ダン・カステラネタ(ホーマー)
ジュリー・カブナー(マージ)
ナンシー・カートライト(バート)
イヤードリー・スミス(リサ)
1991年 NHK教育版

大川透(ホーマー)
滝沢ロコ(マージ)
亀井芳子(バート)
玉川砂記子(リサ)
なし(マギー)
グローバーが歌うコーナー『鏡の中のモンスター』で、シンプソンズの5人が歌っている。グローバーに「おーい、ウバマン!」と叫ぶバートを見て、ホーマーが怒鳴っていた。
カエル カレン・アクア 1990年 - 2003年 不明 緑のカエル、リズムを取りながらアルファベットの歌を歌う。
ヒーローガイ デイヴィッド・ラッドマン 2000年 - 2007年 大川透(NHK教育版) ベビーベアが作った空想の中の友達、スーパーヒーロー。
ダッシュ カレン・アクア 1991年 - 1999年 - カートゥーンパートに登場する白い犬、リズムに合わせながらエルモとアルファベット・ダンスを行う。
バッグス・バニー ワーナー・ブラザース ノエル・ブランク 1992年 - ミュージックビデオでカメオを作るコーナーに登場。ノエル・ブランクが、彼の父であるメル・ブランクの後を継いで担当。
スージー・カブルージー モー・ウィレムズ ルース・バジー 1994年 - 堀越真己(NHK教育版) セサミストリートのコーナーに多く登場した少女。
コンピューター ジム・マーティン 2001年 - エルモズワールドに登場している[14]
砂のドラゴン ステファニー・ダブルッツォ 2002年 - クイズのコーナーに登場(アメリカのビデオのみ)
砂の絵の消防士 2002年 -
バブルス・マーティン アンドレア・マーティン 2002年 - 2006年 ? エルモズワールドでエルモのテレビに出演。
ボブ クリフ・ロバーツ 2006年 - セサミストリートのエピソードを紹介した男性、『文字のX』のコーナーにも登場。
クッキーモンスター フランク・オズデヴィッド・ラッドマン 1972年 - 「数字の17」のコーナーに登場、原題では「ナンバー・エリミネーション」。
アビー・カダビー ピーター・デ・セーヴ レスリー・カラーラ・ルドルフ 2006年 - - CGアニメ作品『アビーズ・フライング・フェアリー・スクール』に登場。アビーは主人公[15]、ブルッグ[16]とゴニーガン[17]とスナネズミのニブルはクラスメイト、レノースは学校の先生[18]ペックとスポットはアビーたちが通っている学校の生徒。
ブルッグ ジョーイ・マッツァリーノ 2009年 – -
ゴニーガン ジェレミー・レドリーフ 2009年 – -
ニブル タイラー・バンチ 2009年 – -
スパーク・レノース ジェシカ・ストーン 2009年 – -
ペック タイラー・バンチ 2009年 -
スポット レスリー・カラーラ・ルドルフ 2009年 -
バート ミッセーリ・スタジオ エリックジェイコブソン 2008年 - 落合弘治(ディズニーチャンネル版) バートとアーニーによるクレイアニメ作品『バートとアーニーのだいぼうけん』に登場している[19]
アーニー スティーブ・ホイットマイア 2008年 - 真殿光昭(ディズニーチャンネル版)
エルモ ケビン・クラッシュ 2009年 落合弘治(ディズニーチャンネル版)
ベルベット レスリー・カラーラ・ルドルフ 2012年 - エルモ・ザ・ミュージカル』というコーナーに登場するCGアニメの緞帳
スマーティー デボラ・グラウスマン 2017年 - 小桧山美樹 リブート版『エルモズワールド』に登場するスマートフォン。
  • 他にもアニメコーナーに登場したキャラクターが登場しており、リピートが何度か繰り返されているために、日本でも吹き替え版が存在している(例えば、「花に水を上げる男(吹き替え声優:落合弘治(NHK教育版))が背の大きい男(吹き替え声優:玄田哲章(NHK教育版))にアルファベットでいじめられるコーナー」や、よそ見して壁にぶつかるクリストファー・クラムジー(吹き替え声優:玄田哲章(NHK教育版))、エサをお腹いっぱいに食べる鳥たち(吹き替え声優:滝沢ロコ、玉川砂記子(NHK教育版))、ピザ屋さんのシェフ(吹き替え声優:真殿光昭(NHK教育版))とシェフにインタビューしている女子アナ(吹き替え声優:滝沢ロコ)と喋ることも歌うこともできるピザ(吹き替え声優:真殿光昭(NHK教育版))、フラッシュ・ギズモ(FLASH GIZMO、ナレーション:玄田哲章(NHK教育版))など)。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b Episode 0001 (1969-11-10), in Old School, Volume 1 (Disc 1) [DVD] (2006), Children's Television Workshop
  2. ^ "S - Superman", in Old School, Volume 1 (Disc 2) [DVD] (2006), Children's Television Workshop
  3. ^ Lesser, p. 125
  4. ^ "Batman Crosses the Street", in Old School, Volume 1 (Disc 1) [DVD] (2006), Children's Television Workshop
  5. ^ a b Gikow, p. 156
  6. ^ King of Eight (video clip). Sesame Street.org. 2011年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月7日閲覧
  7. ^ Borgenicht, p. 45
  8. ^ Episode 0406 (1972-11-27), in Old School, Volume 1 (Disc 3) [DVD] (2006), Children's Television Workshop
  9. ^ Alligator King & His 7 Sons (video clip). Sesame Street.org. 2011年7月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月7日閲覧
  10. ^ Williamson, Dana (2003年3月). “Carbaugh finds 'fame' in serving God”. Connection Magazine. 2015年1月14日閲覧。
  11. ^ ASIFA-East presents an evening of animation by Irra Verbitsky and Don Duga of Polestar Films!”. ASIFA-East (2011年1月25日). 2021年6月29日閲覧。
  12. ^ Laffey, Kelly (2012年2月11日). “Who's Here: "Frosty the Snowman" artist Don Duga”. Dan's Papers. 2015年1月14日閲覧。
  13. ^ Gikow, pp. 242—243
  14. ^ Whitlock, Natalie Walker. “How Elmo Works: Behind the Scenes of Elmo's World”. Discovery.com. 2011年2月18日閲覧。
  15. ^ Gikow, p. 234
  16. ^ Gikow, pp. 234-235
  17. ^ Gikow, p. 235
  18. ^ Sesame Street: First Animated Muppets Made with Autodesk Softimage”. Computer Graphics World. 2011年2月20日閲覧。
  19. ^ Moody, Annemarie (2008年7月28日). “Original Bert and Ernie Claymation Series Debuts on Sesame Street Season 39”. Animation World Network. http://www.awn.com/news/television/original-bert-and-ernie-claymation-series-debuts-sesame-street-season-39 2011年2月18日閲覧。