スーパーガール (スーパーマン)

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スーパーガールSupergirl)はDCコミックスが出版するアメリカンコミックに登場する架空のスーパーヒロイン。また、それを主人公にした劇場映画およびテレビドラマの題名。

スーパーガール
SDCC13 - Supergirl (9345259749).jpg
スーパーガールのコスプレ
出版の情報
出版者 DCコミックス
初登場 Superman #123(1958年8月)
クリエイター オットー・ビンダー
アル・プラスティーノ
作中の情報
本名 カーラ・ゾー=エル
種族 クリプトン人
所属チーム ジャスティス・リーグ
ティーン・タイタンズ
パートナー スーパーマン
スーパーボーイ
バーバラ・ゴードン
ワンダーガール
著名な別名 リンダ・リー・ダンバース
リンダ・ラング
カーラ・ダンバース
能力 高い耐久力と怪力とスピード
飛行能力
透視能力
ヒートビジョン
スーパーブレス

1958年8月の『スーパーマン』#123においてジミー・オルセン (Jimmy Olsenがお土産に持ち帰った魔法のトーテムによってスーパーガールを作り出している[1]

1959年5月の『Action Comics』#252でカーラ・ゾー=エルとしてのスーパーガールが初登場した[2]。オットー・ビンダーとアル・プラスティーノによって創造された。

人物[編集]

本名はカーラ・ゾー=エル (Kara Zor-El)。クリプトンの崩壊を生き残ったスーパーマンの従妹。

クリプトン崩壊後、宇宙を漂うドーム都市として生き残ったアルゴシティで生まれ育った。そのアルゴシティが隕石群にぶつかり、地下のクリプトナイトが露出して市民が全滅の危機に陥った時、両親の計らいで従兄・スーパーマンのいる地球へと小型ロケットで脱出した。

当初は孤児リンダ・リーとして暮らしつつスーパーガールとして活動するが、後にダンバース夫妻に引き取られ、リンダ・リー・ダンバースを名乗る。実の両親は、アルゴシティ崩壊後異次元空間に逃れ地球に来ても実体化できずにいたが、優秀な電気技師であるリンダの養父ダンバースの協力で実体を取り戻すことができた。やがて、二組の両親に愛されつつ大学を卒業したリンダは高校のカウンセラーとして働きながら、スーパーガールとしての活動を続けていく。

ストリーキー(Streaky the Supercat)という名前の猫を飼っている[3]

キャラクター[編集]

カーラ・ゾー=エル以外のスーパーガール。

パワーガール (Power Girl
『All Star Comics』#58[4]で初登場。別世界「アース2 (Earth-Two」のスーパーガール。
マトリックス (Supergirl (Matrix)
『Superman(vol. 2)』#16で初登場。異次元世界で悪のクリプトン人に対抗するために作られた人造生命体。

その他の設定[編集]

メディアによって複数の設定が存在している。

テレビアニメ
クリプトンの双子星アルゴスの生き残り。地球では、クラーク・ケントの従妹として暮らす。
劇場映画版
スーパーマンことカル・エルの従妹。クリプトンを支えるエネルギー源であるオメガヘドロンを誤って宇宙に飛ばしてしまい、それを追って地球へ。本名カーラ・ゾーエル。地球ではリンダ・リーという女学生として暮らす。
ファンフィルム版
地球では、ジャクリーン・ケント (JACKLENE KENT) またはジャック・ケント (JAC KENT) と名乗り、リポーターとして働きながらレイクランド (LAKELAND) 郊外で一人で暮らしている。
スーパーガールとしての活動も並行に行っているが、本作では水中がメインとなるため、後に長時間潜り続けられる潜水能力も持っていることが設定として加わった。
1作目から3作目までは、敵にプールへ落とされてしまい、水中が弱点であるかのように描かれていたが、4作目では弱点を克服したかのようにスーパーガール自らプールへ飛び込み、長時間水中で泳ぐ姿が描かれた。
『ヤング・スーパーマン』
1989年に隕石(クリプトン星の残骸)がスモールヴィル地域に落下し、幼いカル・エル(のちのクラーク・ケント)が乗せられた小型宇宙船が不時着する。その際、別の場所に、カーラが乗る小型宇宙船も落下するが、そのまま地中に埋もれてしまい、カーラは冷凍睡眠のような状態のまま、約18年にわたって宇宙船の中に留まる。
第6シーズン最終話のある事件がきっかけで、スモールヴィル地域に地殻変動が起こり、第7シーズン第1話に宇宙船が地上に押し出され、カーラはようやく目覚める。彼女は地球に不時着した時にはすでにティーンだったが、ずっと眠っていたために歳を取っておらず、クラークの妹のようにさえ見える。
カーラはクラークとは異なり、すでに飛行能力を身に着けているなど、全体的にクラークよりも強力で、クラークをコーチするシーンもある[5]。しかし、彼女は遊び盛りで、精神的に現在のクラークより幼く、さらにジミー・オルセンやレックス・ルーサーに好意を寄せられるなどして、クラークを度々ハラハラさせる。

劇場映画版『スーパーガール』[編集]

1984年ヘレン・スレイター主演で映画化された。映画『スーパーマン』シリーズと同時期に製作されている。ワンシーンにおいてスーパーマンのポスターが映り、ジョン・ウィリアムズのメインテーマが流れる他、ファントム・ゾーンとジミー・オルセンが登場するのみで、(位置付けとしては姉妹作だが)映画『スーパーマン』シリーズと直接的な物語の関連性はない。

スーパーガール
Supergirl
監督 ジュノー・シュウォーク
脚本 デヴィッド・オデル
製作 ティモシー・バリル
製作総指揮 アレクサンドル・サルキンド
イリヤ・サルキンド
出演者 ヘレン・スレイター
フェイ・ダナウェイ
ピーター・オトゥール
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
撮影 アラン・ヒューム
編集 マルカム・クック
配給 アメリカ合衆国の旗 トライスター・ピクチャーズ
日本の旗 東北新社フジテレビ提供/松竹富士
公開 アメリカ合衆国の旗 1984年11月21日
日本の旗 1984年7月
上映時間 126分
製作国 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
興行収入 $14,296,438[6]
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ストーリー
スタッフ
キャスト

俳優、役名、日本語吹替の順。

その他の日本語吹き替えキャスト…中西妙子家弓家正麻上洋子山内雅人佐々木るん勝生真沙子田辺宏章秋元羊介巴菁子西村知道神代知衣羽村京子

※初回放送『ゴールデン洋画劇場』1986年5月3日。

エピソード
  • 劇場封切りはイギリスと日本では1984年7月だったが、アメリカでは当初の夏公開予定から11月に延期となった。
  • このころの原作コミックでは、胸のSマークはスーパーマンと違い左胸に小さくワッペン大だったが、この映画ではスーパーマン同様の胸全体の大きさに改変されている(スーパーガールの登場時はSマークは胸全体の大きさであり、コミックスでのデザイン変更前に回帰した)。
  • クリストファー・リーヴは本作へのカメオ出演を打診されたが、辞退した。
  • 地球人に扮した主人公が学校の女子寮に入寮した時、クリストファー・リーヴ演じるスーパーマンのポスターが映り、そのテーマ曲のメロディーが流れる。
後者は上映当事に発売されたサントラLPレコード等には未収録だったが、その後完全盤CD(外部リンク参照)が再発された時に収録されている。
  • 日本でテレビ放送された際のスレイターの吹替は、当時のアイドル石川秀美が担当した。
  • フェイ・ダナウェイ演ずるセレナのセリフの吹替は、「立腹したー」など不自然な日本語が目立った。
日本語版翻訳は額田やえ子によるもので、ジェネオン エンタテインメント発売のDVDに収録されている。ワーナー・ホーム・ビデオ発売のDVDには日本語吹替は収録されていない。
日本では映画の宣伝のほかに某テレビCMにも出演しており、ヘレン・スレイター自らスーパーガールの衣装のままプールから出てきて、上空に飛び立つシーンがスローモーションでゆっくり流れていた[7]
  • ヘレン・スレイターは『スーパーガール』三部作に出演する契約を結んでいたが、結局、1作しか製作されなかった。
  • ヘレン・スレイターは後年、『ヤング・スーパーマン』でカル・エル(クラーク・ケント)の母ララ (Lara) を演じた。
  • 本作にも登場するジミー・オルセン役のマーク・マクルーアは劇場版『スーパーマン』シリーズ全5作(1978 - 2006年)に出演した唯一の俳優である。ただし、『スーパーマン リターンズ』では別の役を演じた。

ファンフィルム版『スーパーガール』[編集]

非公式の実写ドラマ『スーパーガール アンダーウォーターペリル ファンフィルムシリーズ』【SUPERGIRL UNDERWATER PERIL FAN FILM SERIES】 として、制作、配信。

今までの作品と違うところは、主人公スーパーガールが「水中で活躍するヒロイン」として描写されていること。主に水中がメインとなり、プールに潜って泳いだり戦ったり、仕掛けられた罠を外すシーンなどを前面に出している。スーパーガール役を演ずる女優には体型はもちろんのこと、長時間水中で衣服着用のまま潜り続けることが出来るのを条件に役者を選定[8]
ジャクリーン・レドゥー (Jaclyn LeDoux) が演じた時は、レオタード着用にベルトで固定したミニスカート、ブーツトップス、マントの格好。
プールに落ちて長時間敵と戦闘になったり、長時間溺れながら泳いで潜り続けるなど苦戦を強いられていたが、『Supergirl IV: The Submerged Tangled Web』では、シリーズで初めて自らプールに飛び込み、泳ぐ姿が描写された[9]
Supergirl V: Deadly Seduction』と『Twilight Zone: The Deadly Admirer Of Supergirl』、『Supergirl VI: The Quest for Peace』、『Supergirl VII: Unchained』では、主人公役をケイシー・アン (Kaycee Anne) が演じている[10]

YouTubeでは、8作品が配信されており、シリーズは現在でも継続中である[11]

  • Supergirl In The Watery Trap (2013/09/19)[12]
  • Supergirl: Endurance (2013/12/22)[13]
  • Supergirl & The Bloody Traces of Stargirl (2014/08/28)[14]
  • Supergirl IV: The Submerged Tangled Web (2014/11/25)[15]
  • Supergirl V: Deadly Seduction (2015/04/12)[16]
  • Twilight Zone: The Deadly Admirer Of Supergirl (2015/08/28)[17]
  • Supergirl VI: The Quest for Peace (2016/04/08)[18]
  • Supergirl VII: Unchained (2017/07/07)[19]

テレビドラマ版『スーパーガール』[編集]

2015年10月からCBSによりメリッサ・ブノワ主演でテレビドラマが開始された[1]。2016年10月からのシーズン2からはCWで放送。日本ではAXNが2016年3月より放送している。過去の映像化作品でスーパーガールを演じたヘレン・スレイターローラ・ヴァンダーヴォートのゲスト出演がある。

キャスト
カーラ・ダンバース/カーラ・ゾー=エル/スーパーガール(演/メリッサ・ブノワ) 日本語吹替:小松未可子
本作の主人公。スーパーマンことカル=エル(クラーク・ケント)のいとこ。普段はキャットコー・メディアのアシスタントとして世間に溶け込んでいるが、事が起こると服を脱ぎ捨てスーパーガールに変身する。
ウィン・ショット(演/ジェレミー・ジョーダン) 日本語吹替:小林親弘
カーラが勤めるキャットコー・メディアのITエンジニア。
アレックス・ダンバース(演/カイラー・リー) 日本語吹替:樋口あかり
地球でのカーラの義理の姉。特異生物対策局(DEO)の捜査官。
ハンク・ヘンショウ(演/デヴィッド・ヘアウッド) 日本語吹替:広瀬彰勇
特異生物対策局 (DEO) の長官。
ジェームズ(ジミー)・オルセン(演/メカッド・ブルックス) 日本語吹替:田村真
元デイリー・プラネット社カメラマンで、ヘッドハンティングされてキャットコー・メディアへやってきた。カーラの秘密を知る数少ない一人。
キャット・グラント(演/キャリスタ・フロックハート) 日本語吹替:宮島依里
キャットコー・メディアのCEO。謎のヒロインをスーパーガールと名付けた張本人。

その他のメディア[編集]

ドラマ[編集]

『ヤング・スーパーマン』
シーズン7より登場。ローラ・ヴァンダーヴォートがカル・エル(クラーク・ケント)の従姉カーラを演じた。ローラ・ヴァンダーヴォートはTV版『スーパーガール』のインディゴ役で、2016年放映の3エピソードにゲスト出演している。

アニメ[編集]

ダークサイド (Darkseidとの戦いを描いたOVA。声優はサマー・グロー
カートゥーンネットワークで放映されていたDC Nation Shortsの短編アニメ。現在はYouTubeの公式チャンネルで全5話が無料視聴できる。バットガールワンダーガールとのエピソードが中心。声優はニコール・サリバン
  1. Invisible Joy Ride (full)
  2. Time Waits for No Girl (full)
  3. Grounded (full)
  4. Name Game (full)
  5. Don't Fight Girls (full)
ブレイニアック (Brainiacとの戦いを描いたOVA。声優はモリー・C・クイン
公式サイト及びYouTubeチャンネルで配信しているウェブアニメ。主要キャラクターの1人として登場[20]。声優はアネ・フェアウェザー、日本語吹替は寺崎裕香
DC Super Hero Girls | 新たな始まり

ゲーム[編集]

対戦型格闘ゲーム。プレイアブルキャラクターとしてスーパーガールが登場している[21][22]。声優はローラ・ベイリー

スピンオフ[編集]

DCコミックスのキャラクター達が小学生となった日常を描いた作品。コミカルな絵柄と作風が特徴[23]

脚注[編集]

  1. ^ Superman #123
  2. ^ スーパーガール キャラクター”. 2017年閲覧。...
  3. ^ DC Super-Pets Character Encyclopedia”. 2013年7月1日閲覧。
  4. ^ All Star Comics #58
  5. ^ 結局、主人公よりも強力な補佐キャラクターがレギュラーとして登場し続けるのは脚本的に無理があるという理由で、カーラは第7シーズン限りでレギュラーから外されることになった。その後、ゲストで何度か登場している。
  6. ^ Supergirl”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年7月25日閲覧。
  7. ^ CM撮影の時、ヘレン・スレイター自らスーパーガールの衣装(マント、ミニスカート付きのレオタード、ベルト、ブーツトップス)に着替え、身体にワイヤーロープを取り付けた後はそのままプールに入った。衣装着用のまま、プールに潜りながら上空に向かって飛ぶポーズをつくり、その状態のまま上にゆっくり吊るし上げられた。プールから出てきても微動だにせずポーズをとり続けた。
  8. ^ 撮影では、水泳や潜水などでも使用できるようにライクラスパンデックス製のレオタードを着用。そしてベルトでミニスカートを固定し、ブーツトップスも水中でも脱げないように固定した状態にして履いて、マントも身に着けた格好のまま、プールに潜りながら演じ切らなければならない。
  9. ^ 仕掛けられた罠を解除しながら、一度プールから上がって、プールサイドを歩いたりしていた。敵が投げ入れた爆弾を回収する為に、再びプールに潜り、海女の要領で潜りながら爆弾を回収して、水面から出てプールサイドに投げ込む姿も見られた。
  10. ^ 劇中では写真撮影や動画撮影を行いながら、スーパーガールの衣装(マント、ミニスカート付きのレオタード、ベルト、ブーツトップス)着用のまま着衣水泳を行うように、自らプールに飛び込んで気持ちよく泳いだり、水中でポーズなどとったりする陽気な一面が見受けられる。
  11. ^ Won The U
  12. ^ Supergirl In The Watery Trap
  13. ^ Supergirl: Endurance
  14. ^ Supergirl & The Bloody Traces of Stargirl
  15. ^ Supergirl IV: The Submerged Tangled Web
  16. ^ Supergirl V: Deadly Seduction
  17. ^ Twilight Zone: The Deadly Admirer Of Supergirl
  18. ^ Supergirl VI: The Quest for Peace
  19. ^ Supergirl VII: Unchained
  20. ^ ヒーロー紹介 – SUPERGIRL”. 2015年10月1日閲覧。
  21. ^ Characters: Injustice 2”. 2017年5月16日閲覧。
  22. ^ Injustice 2 - Shattered Alliances Part 3
  23. ^ DC KIDS タイニー・タイタンズ #1”. 2008年閲覧。...

外部リンク[編集]