コリドーズ・オブ・パワー
『コリドーズ・オブ・パワー』 | ||||
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ゲイリー・ムーア の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
タウンハウス・スタジオ[1] ベーシック・トラック:AIRロンドン[1] | |||
ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァージン・レコード | |||
プロデュース | ジェフ・グリックスマン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゲイリー・ムーア アルバム 年表 | ||||
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『コリドーズ・オブ・パワー[注釈 1]』(Corridors of Power)は、北アイルランドのギタリスト、ゲイリー・ムーアが1982年に発表した4作目のスタジオ・アルバム[注釈 2]。ヴァージン・レコード移籍第1弾アルバムに当たる。
背景
[編集]本作に参加したニール・マーレイとイアン・ペイスは、当初は一時的なサポート・メンバーとして加入したが、最終的にはムーアのバンドの正式メンバーとなり、マーレイは1983年11月頃にホワイトスネイクに再加入するまで、ペイスは1984年に再結成ディープ・パープルに加わるまで在籍した[5]。「ウィッシング・ウェル」は、フリーがアルバム『ハートブレイカー』(1973年)に発表した曲のカヴァーである[6]。「エンド・オブ・ザ・ワールド」は、2分に及ぶギター・ソロで始まり、ジャック・ブルースがボーカルでゲスト参加している[7]。
1982年当時には、同年8月26日のマーキー・クラブ公演におけるライブ録音を収録したEPを抱き合わせた限定盤も発売されている[8]。
2002年に発売されたリマスター盤に追加収録された「Love Can Make a Fool of You」は浜田麻里に提供した楽曲「LOVE LOVE LOVE」(アルバム『RAINBOW DREAM』収録)の原曲音源で、ムーアの死後にリリースされた『How Blue Can You Get』(2021年)にも別アレンジの物が収録されている。
反響・評価
[編集]全英アルバムチャートでは6週トップ100入りして最高30位を記録し、ムーアのアルバムとしては『バック・オン・ザ・ストリーツ』(1978年)以来の全英トップ100入りを果たした[3]。日本のオリコンLPチャートでは13週トップ100入りし、最高29位を記録した[2]。アメリカでは13週Billboard 200入りし、1983年6月4日に最高149位を記録した[4]。
Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ゲイリー・ムーアが初めて発表した、純然たるヘヴィメタル・アルバム」と評している[7]。
ツアー
[編集]本作のリリースに伴うツアーでは、マーレイとペイスに加えて、元ユーライア・ヒープのジョン・スローマン(ボーカル、キーボード)と、かつてムーアと共にコロシアムIIで活動していたドン・エイリー(キーボード)が帯同し、1983年に行われた日本公演の模様はライブ・アルバム『ロッキン・エヴリ・ナイト (ライヴ・イン・ジャパン)』に収録された[5]。しかし、スローマンはツアーを通じて喉の不調を抱えていたため、1983年2月頃に解雇され、以後の日程は4人編成で行われた[5]。また、エイリーは後にオジー・オズボーン・バンドに再加入したため、1983年6月以降のアメリカ・ツアーではニール・カーターがキーボードを担当した[5]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はゲイリー・ムーア作。
- ドント・テイク・ミー・フォー・ア・ルーザー - "Don't Take Me for a Loser" – 4:17
- オールウェイズ・ゴナ・ラヴ・ユー - "Always Gonna Love You" – 3:56
- ウィッシング・ウェル - "Wishing Well" (Paul Rodgers, Simon Kirke, Tetsu Yamauchi, John "Rabbit" Bundrick, Paul Kossoff) – 4:06
- ゴナ・ブレイク・マイ・ハート・アゲイン - "Gonna Break My Heart Again" – 3:20
- フォーリング・イン・ラヴ・ウィズ・ユー - "Falling in Love with You" – 4:51
- エンド・オブ・ザ・ワールド - "End of the World" – 6:54
- ロッキン・エヴリ・ナイト - "Rockin' Every Night" (Gary Moore, Ian Paice) – 2:48
- コールド・ハーテッド - "Cold Hearted" – 5:12
- アイ・キャント・ウェイト・アンティル・トゥモロー - "I Can't Wait Until Tomorrow" – 7:56
2002年リマスターCDボーナス・トラック
[編集]- フォーリング・イン・ラヴ・ウィズ・ユー(リミックス) - "Falling in Love with You (Remix)" - 4:09
- フォーリング・イン・ラヴ・ウィズ・ユー(リミックス・インストゥルメンタル) - "Falling in Love with You (Remix instrumental)" – 4:24
- ラヴ・キャン・メイク・ア・フール・オブ・ユー - "Love Can Make a Fool of You" – 4:06
参加ミュージシャン
[編集]アディショナル・ミュージシャン
- ジョン・スローマン - バッキング・ボーカル(on #5)
- ドン・エイリー - キーボード(on #5)
- モ・フォスター - ベース(on #5)
- ジャック・ブルース - ボーカル(on #6)
- ボビー・チョウナード - ドラムス(on #6)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b リマスターCD (MOORECD 1)英文ブックレット内クレジット
- ^ a b 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.136
- ^ a b GARY MOORE | full Official Chart History | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される。
- ^ a b “Gary Moore - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2023年5月3日閲覧。
- ^ a b c d “Ian Paice History - Gary Moore”. deep-purple.net. DPAS/Darker Than Blue. 2020年4月4日閲覧。
- ^ Cover versions of Wishing Well by Free | SecondHandSongs
- ^ a b Rivadavia, Eduardo. “Corridors of Power - Gary Moore”. AllMusic. 2020年4月4日閲覧。
- ^ Gary Moore - Corridors Of Power (1982, Vinyl) | Discogs - イギリス限定盤の情報。
外部リンク
[編集]- コリドーズ・オブ・パワー - Discogs (発売一覧)