ガーンジー島の読書会の秘密

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ガーンジー島の読書会の秘密
The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society
監督 マイク・ニューウェル
脚本 ケヴィン・フッド
ドン・ルース
トーマス・ベズーチャ
原作 メアリー・アン・シェイファー
アニー・バロウズ
ガーンジー島の読書会英語版
製作 ポーラ・メイザー
ミッチェル・カプラン
グレアム・ブロードベント
ピート・チャーニン
製作総指揮 ディディエ・ルプファー
ジェニー・ボーガーズ
ロン・ハルパーン
ダーモット・マキヨン
出演者 リリー・ジェームズ
マイケル・ユイスマン
グレン・パウエル
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ
音楽 アレクサンドラ・ハーウッド
撮影 ザック・ニコルソン
編集 ポール・トシル
製作会社 Canal+
ブループリント・ピクチャーズ
Ciné+
Amazonプライム・ビデオ
メイザー/カプラン・カンパニー
配給 イギリスの旗フランスの旗 スタジオカナル
日本の旗 キノフィルムズ
公開 イギリスの旗 2018年4月20日
フランスの旗 2018年6月13日
日本の旗 2019年8月30日
上映時間 124分[1]
製作国 イギリスの旗 イギリス
フランスの旗 フランス
言語 英語
興行収入 世界の旗 $18,898,157[2]
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ガーンジー島の読書会の秘密』(原題:The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society)は2018年に公開された合作のドラマ映画である。監督はマイク・ニューウェル、主演はリリー・ジェームズが務めた。本作はメアリー・アン・シェイファーアニー・バロウズ2008年に発表した小説『ガーンジー島の読書会』を原作としている。

ストーリー[編集]

1941年ガーンジー島ナチス・ドイツの占領下にあった。そんなある日、4人の住民が歩いていると、ドイツ軍の兵士に咎められた。当時、ガーンジー島では夜間の外出が禁止されていたためである。4人は「ガーンジー島文学・ポテトピールパイ同好会という集まりから帰宅する途中です」と言ったため、兵士たちは4人をそのまま行かせることにした。

1946年1月、作家のジュリエット・アシュトンは新刊の宣伝活動に励んでいた。そんなジュリエットの元に一通の手紙が届いた。手紙の主、ドーシー・アダムスはガーンジー島の出身者で、「『エリア随筆』に感銘を受けたので、著者であるチャールズ・ラムの他の作品を入手したいのだが、どこの書店に行けば良いのか」と尋ねてきたのである。その手紙には彼がガーンジー島文学・ポテトピールパイ同好会の一員であることも書かれていた。読書の効能についてのコラムを寄稿することを求められていたジュリエットは同好会に関心を持ち、チャールズの他の本と引き替えに同好会に関する情報を得ることにした。

ジュリエットは取材のためにガーンジー島に行くことにした。その道中、恋人のマークからプロポーズされ、ジュリエットはそれを受け入れた。島に到着した後、ジュリエットが読書会の場に赴くと、会員たち(ドーシー、アメリア、アイソラ、エベン、イーライ)から温かく出迎えられた。ジュリエットが読書会について記事を書きたいと申し出たところ、アメリアは渋い顔をした。その後、ジュリエットは会の創設者であるエリザベスは外国にいること、ドーシーが彼女の娘(キット)の後見人を務めていることを知った。

週末にロンドンに帰る予定だったが、読書会への興味を抑えることができなかったため、ジュリエットは島に滞在し続けることにした。時が経つにつれて、ジュリエットの取材を快く思っていなかった読書会のメンバーも徐々に心を開いてくれるようになった。そして、彼/彼女らから「エリザベスは戦時中に身柄を確保され、ドイツに送致されてしまった。でも、私たちは彼女がいつかこの島に帰ってくると信じているよ」という話を聞いた後、ジュリエットは軍関係者でもあるマークにエリザベスがどこにいるのかを調べてもらうことにした。ほどなくして、ジュリエットは読書会についての記事を書き上げ、それをガーンジー島の首長に見せに行った。一読した後、首長は「エリザベスはこの記事で書かれているような聖女ではありませんよ。戦時中、彼女はドイツ軍の兵士に春をひさぐことで金品を得ていたのです。」と言った。

ジュリエットがエリザベスの実像を把握しかねる中、マークがエリザベスに関する情報を携えて島にやって来た。

キャスト[編集]

製作[編集]

2010年7月22日、ポール・メイザーが小説『ガーンジー島の読書会』の映画化に着手していると明かした。税制優遇などの金銭的メリットがないにも拘わらず、メリットは本作をガーンジー島で撮影するつもりだと述べた[3]2011年8月4日、ケネス・ブラナーが本作のメガホンを取ることになったと報じられた[4]2012年1月13日、ケイト・ウィンスレットの出演が決まったとの報道があった[5]。4月、スケジュールの都合で、本作の製作開始が来年に持ち込まれると発表された[6]2013年2月、ブラナーとウィンスレットが降板した[7]

2016年2月5日、マイク・ニューウェルの監督起用が発表されると共に、ロザムンド・パイクの起用が検討されているとの報道があった[8]。10月20日、リリー・ジェームズが本作に出演することになったと報じられた[9]。3月21日、マイケル・ユイスマンとグレン・パウエルがキャスト入りした[10]

評価[編集]

本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには70件のレビューがあり、批評家支持率は81%、平均点は10点満点で6.42点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「奇抜なタイトルから想像されるものより、ずっと伝統的で素直な作品である。歴史ドラマが好きな映画ファンにとって、『ガーンジー島の読書会の秘密』は愉快で心地よいものであろう。」となっている[11]。また、Metacriticには10件のレビューがあり、加重平均値は65/100となっている[12]

出典[編集]

  1. ^ ガーンジー島の読書会の秘密”. 映画.com. 2019年8月30日閲覧。
  2. ^ The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society (2018)”. The Numbers. 2019年8月30日閲覧。
  3. ^ Can Hollywood come to Guernsey?”. BBC (2010年7月22日). 2019年8月30日閲覧。
  4. ^ Branagh sets sail for ‘Guernsey’ with Fox”. Variety (2011年8月4日). 2019年8月30日閲覧。
  5. ^ Winslet to star in Branagh romance”. Variety (2012年1月13日). 2019年8月30日閲覧。
  6. ^ Kenneth Branagh, Kate Winslet's Guernsey war film delayed”. Digital Spy (2012年4月2日). 2019年8月30日閲覧。
  7. ^ Guernsey film: Kate Winslet and Kenneth Branagh 'not involved'”. BBC (2013年2月8日). 2019年8月30日閲覧。
  8. ^ Rosamund Pike Circling ‘Guernsey’ With Director Mike Newell”. Deadline.com (2016年2月5日). 2019年8月30日閲覧。
  9. ^ Lily James Set To Star In ‘The Guernsey Literary And Potato Peel Pie Society’”. Deadline.com (2016年10月20日). 2019年8月30日閲覧。
  10. ^ Glen Powell, Michiel Huisman, ‘Downton Abbey’ Actors Join ‘Guernsey’”. Deadline.com (2016年3月21日). 2019年8月30日閲覧。
  11. ^ The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society”. Rotten Tomatoes. 2019年8月30日閲覧。
  12. ^ The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society (2018)”. Metacritic. 2019年8月30日閲覧。

外部リンク[編集]