ガーディアンヒーローズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ガーディアンヒーローズ
ガーディアンヒーローズHD
ジャンル 格闘RPG(裏ジャケットの記載より)
対応機種 セガサターン
Xbox 360(XBLA)
開発元 トレジャー
発売元 セガ(後のセガゲームス
人数 SS:最大6人(マルチターミナル6使用・VSモード限定)
XBLA:2人CO-OP(ストーリー)、最大12人(VSモード限定)
メディア CD-ROM
ダウンロード(XBLA)
発売日 1996年1月26日(SS)
2011年10月12日(XBLA)
対象年齢 全年齢(SS)
CEROB(12才以上対象)(Xb360)
テンプレートを表示

ガーディアンヒーローズ』 (Guardian Heroes) は、1996年1月26日に発売されたセガサターン用ゲームソフト。2004年9月22日ゲームボーイアドバンスで発売された『アドバンスガーディアンヒーローズ』は本作の続編にあたる。

2011年10月12日に本作のHD化となる『ガーディアンヒーローズHD』がXbox 360のXbox Live Arcadeにて配信開始された。

概要[編集]

魔法の世界を舞台にしたアクションRPG作品。ストーリーモードでは2人まで、VSモードは別売のセガサターン用周辺機器マルチターミナル6を使う事で6人までのプレイが可能。一見すると普通のベルトスクロールアクションのようだが、その範疇に収まらないシステムを多数持ち、トレジャーらしい独創性豊かな作品になっている。

ストーリーモードは全30ステージからなるが、要所要所でキャラクター間での会話が入る。そこでの選択によってストーリー、そして進むステージが分岐するようになっており、1回のプレイで全てのステージを回る事は無い。マルチシナリオ、マルチエンディングとなっている。敵を攻撃する、魔法を使うなどの何かしらの行動のたびに経験値が入り、戦闘中にリアルタイムでキャラがレベルアップする。ステージとステージの合間ではその上がったレベルの数だけポイントが入り、それを力・体力・知力・精神力・素早さ・運の6つのパラメーターに好きなように配分し、キャラクターの能力を上げることができる。

キャラの行動にはダッシュ、ガード、空中ガードといった選択肢が存在し、コマンド入力による技もあるなど、「格闘RPG」というジャケットの記載の通り格闘ゲームのような特徴を多く備えている(ただし主人公ら以外のVSモード専用キャラの中には、敵の攻撃をガードできない者やコマンド技を持たない者などもいる)。

また、本作の大きな特徴に、戦闘のフィールドを広い平面としては使用せず、あえて3本のライン上に限定したシステムをとっている点がある。普通のベルトスクロールアクションならば画面の奥・手前への移動は方向キーの上下入力で行われるが、このゲームにおいてそれらの操作は「ジャンプ」と「しゃがみ」に割り振られており、L・Rボタン、及びYボタンでのライン移動がこのゲームでの奥・手前方向への基本的な移動手段である。ライン移動は通常のものとは違う軌道の低いジャンプによって行われ、その最中は敵の攻撃を受けない無敵状態だが、着地の際には無防備な瞬間がある。

正しく対戦格闘システムのアクションゲームであるが、アクションゲームの群れるザコを弾ね飛ばす爽快感と、対戦格闘の駆け引きという両者の長所を合わせ、アクションゲームのすぐやられる、対戦格闘の動作が重いなどの短所をなくし、RPG要素を加味したものである。アクションゲーム部分でも、アンデッドヒーローという無敵のオプションがあり、これを全く使わず経験値を稼ぐことも、これを戦わせて自分は防御しているだけでも進むことも出来る。またコンティニューはできるが、難易度が上がるにつれ回数が少なくなる。対戦部分においても、画面全体を覆う程の攻撃が出来るキャラから、攻撃が1種しかなく防御もできないキャラまでおり破天荒であるが、極めて大きいキャラの強さ設定幅や1対5戦など幅広い調整が可能となっており、多少の自主的な禁止行為だけでそれすら対戦として成立させることも不可能ではない。長所を最大限生かし短所を最大限減らし、自由度を広く取ってその使用をプレイヤーに委ねることで「遊ぶ楽しさ」を得られるようにしてあるゲームである。

ストーリー[編集]

ハーン、ランディ、ニコレ、銀次郎たち冒険者一行は、冒険の末王国が探しているという古の「伝説の剣」を手に入れる。宿屋で剣の話で盛り上がっているところに赤い鎧の騎士セレナが飛び込んできて王国の騎士団から狙われていることを伝える。宿にも火が放たれ、城下から逃げ出す一行。町外れの墓地で追い付かれ、王国が放った魔導兵器に苦戦していた時、突如伝説の剣が輝きだしアンデッドヒーローが復活し圧倒的な力を見せつける。伝説の剣は過去に存在していた「剣の時代」の王国で生前のアンデッドヒーローが振るっていたものであった。一行はアンデッドヒーローとともに王国と戦っていくこととなる。

バルガーら騎士団を退け、王国を操るカノンと対峙するハーンたち。セレナは剣の時代の王族の末裔であり、アンデッドヒーローは滅亡の最後まで抵抗した王国最強の騎士であった。王家の交代劇など聞いたことがないと驚くバルガー。カノンは歴史の真実を語りだす。かつて世界には天の者、地の者という強大な支配者がおり、人間たちは無力な存在だった。天の者は地の者を打ち倒すため、人間たちに魔法の力を授けた。人間たちは天の者と協力し、多大な犠牲を払いつつも地の者を闇に封じることに成功する。「魔法の時代」の到来であった。しかし天の者は予想を超える魔導士たちの力を恐れ、地の者と同じように闇に封じ込めた。やがて魔法は忘れ去られ、世は「剣の時代」となる。カノンは永い時を経て天の者への復讐のために地上へ舞い戻り、剣の時代の王国を滅ぼし魔法による国家を作り上げたのだった。真実を知った一行は選択を迫られる。偽の王国を討ち果たすのか、天の者と戦うのか、地の者と戦うのか。

登場キャラクター[編集]

プレイヤーキャラクター[編集]

ハーン・サムウェル
声:真殿光昭
元々王国青騎士団の一員だったが、姫を城外へ連れ出した事から青騎士団を追われ、冒険者となる。
魔法は不得手だが、大剣を用いた豪快で力強い剣技を得意とする。
「剣の時代」の剣を扱うことができ、ルートによっては隻腕不死戦士から剣を託されることになる。
ランディ・M・グリーン
声:亀井芳子
自称超魔道士。多彩な魔法をマスターしているほか、ギンジロウ直伝の棒術も扱う。
非力で打たれ弱いが、強力な攻撃魔法を多く持つ。
ニコレ・ニール
声:大谷育江
自分の幸せのために神を信じるフラチ者な少女。銀次郎が好き。
ランディ以上に非力で打たれ弱いが、唯一回復魔法を扱う事ができ、他にもバリヤーなど、強力な補助魔法を持つ。
燻 銀次郎(イブシ・ギンジロウ)
声:大川透
燻流忍術を極めた男。常に冷静沈着で、血気盛んな仲間達の宥め役。
燻流忍術・体術による非常に多彩で素早い動きが武器で、雷系魔法が得意。
セレナ・コルセア
声:沢海陽子
王国赤騎士団の団長だったが、何を思ってか騎士団を出奔し、ハーン達の元を訪れる。
剣技も魔法も使いこなし、その能力は平均的だが非常に汎用性が高い。氷系の魔法に長ける。

上の4名は最初からプレイヤーキャラとして選択可能だが、セレナのみ一度ストーリーモードをクリアする事で使用可能になる。

味方キャラクター[編集]

エドワード・M・コニャック
声:大谷育江
ランディの遣い魔で、人間との会話も出来る小柄な知的生物。ストーリーモードではランディの一部のような存在だが、VSモードでは独立したキャラになっている。
アンデッドヒーロー(不死英雄戦士)
声:坪井智浩
太古の昔に活躍した、当時の王国最強の剣士であり、物語の中枢を担う「伝説の剣」の持ち主。物語序盤で、その身は既に骸骨と化していながら突如復活、会話をする事は出来ないが、ハーン達に協力してくれ、命令も忠実に聴く。ストーリーモードでは不死身でCPU操作であり、彼への命令というコマンドが存在する。伝説の剣による攻撃は強力で頼りになる。
レジスタンス
王国に敵対する勢力。ストーリーモードでは味方扱いで、ともに戦ってくれる。

敵キャラクター(一部)[編集]

カノン・G・グレイ
声:大木民夫
暗黒魔道士、己の野望のためにその圧倒的な魔力を使う。
かつての「魔法の時代」の生き残りで、再び魔法の時代を取り戻さんと魔導国家建設の野望を抱いている。
物理攻撃は一切無く、その強力な魔法のみを唯一の武器とする。
ラインハルト・バルガー(バルガ)
声:納谷六朗
王国の誇り高き王子であり、黒騎士団の団長。
二刀流と素早い動きで畳み掛けて来る強敵。
カティ・サーク
声:麻丘夏未
セレナが赤騎士団を離れた事で、新しく赤騎士団長となった女騎士。
セレナ同様、バランスの取れた性能で襲い掛かってくる。
デッドアイ・ガッシュ
声:小野英昭
ハーンがいた頃から王国の青騎士団の団長を任されていた騎士。
眼帯は弱敵に対するハンデである。
ハーン同様、魔法は不得手だが、その分力強い剣技を駆使して闘いに臨んでくる。
ズル・パ・イヤー
声:横尾博之
王国の遊撃隊を率いる怪しい男で、カノンの側近。
非常に狡猾で、同時に非常に弱く、その壊れたキャラクターでゲームのお笑い担当となっているが……。
プロト・シルバー
声:加瀬康之
自分の意思で行動できる特殊な魔導兵器。カノンの命令に忠実に従うようにプログラミングされている。
搭載された重火器や電磁ナイフで攻撃してくる。
ゴールデン・シルバー
声:加瀬康之
基本的にはプロト・シルバーと同じ能力だが、ビットによる攻撃機能を備えている。
マッチョ・ゴロー
声:秋元羊介
強奪団の頭領。義理人情に厚く、部下からは絶大な信頼を受けている。武器を一切使わず我流の拳法・魔法を使う。
サンボ・シナユマ
強奪団の副頭領。人当たりがよく、穏やかな性格。マッチョを尊敬しており、マッチョの我流空手を見よう見まねで覚えた。
ゴーダッツ
声:坪井智浩
強奪団の戦闘員。戦闘服に小さくついている数字で区別される。常に筋肉美の追求に余念がない。

サブキャラクター[編集]

マノン・F・ブラウン
かつてカノンとともに暗黒魔導を極めたものの、現在は世捨て人として生活している。ランディの魔法の師匠である。
ルシア・バルガー
王国の姫で、バルガの妹。よくお城を抜け出して街に遊びに行く。自分のせいでハーンが王国騎士団を追われたことに心を痛めている。
キング・バルガー
国王にしてバルガの父。カノンが王家の力を利用していることを知っている。

その他[編集]

この他にも多種多様な敵が登場する。ストーリーモードで倒した敵は、そのプレイをクリア後にVSモードで使用可能になる(クリアせずにプレイを終えてしまった場合は使用不可のまま。また一部にどうやっても使用可能にならないキャラもいる)。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]