ガーセム・ソレイマーニー

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Sardar Sarlashkar Pasdar
ガーセム・ソレイマーニー
Sardar Qasem Soleimani-01.jpg
渾名

" カセムハッジ" (中東での渾名)[1]

"影の司令官" (西欧での渾名)[2][3][4][5][6]
生誕 (1957-03-11) 1957年3月11日(59歳)
イラン, ケルマーン州, ラーバル
所属組織 イランの旗 イラン
部門 IRGC-Seal.svg イスラム革命防衛隊
軍歴 1980—現在
最終階級 19- Sarlashgar-IRGC.png 少将
部隊 ゴドス部隊
指揮 41st Sarallah Division of Kerman
ゴドス部隊
戦闘
受賞 Fath Medal.jpg Fath Medal of Honor (3)[9]

ガーセム・ソレイマーニーペルシア語: قاسم سلیمانی‎、Qasem Soleimani、1957年3月11日 - )は、イランイスラム革命防衛隊の一部門で、イラン国外で特殊作戦に従事するゴドス部隊の司令官。少将ケルマーン州ラーバル郡出身。

ソレイマーニーは米国テロ関係者リストに記載されており、米国民は同氏との経済活動を禁じられている[10][11]欧州連合の公式ジャーナルが2011年6月24日に発表した制裁リストには、シリアアサド政権に資金提供しているとされるシリアの不動産企業、投資ファンド、および2つの企業が記載されている。リストにはサーデグ・マフスーリーモハンマドアリー・ジャアファリーホセイン・タエブの名も記載されている[12]

経歴[編集]

ソレイマーニーの経歴はほとんどわかっていない。1957年3月11日にケルマーン州ラーバルの村で生まれたとされている。

イラン・イラク戦争[編集]

1980年9月22日、当時のイラクサッダーム・フセイン大統領がイランに侵攻した際、ガーセム・ソレイマーニーは、イランのイスラム革命防衛隊の中尉だった。しかし戦争の勃発とともに、敵陣地に潜入しての大胆な偵察作戦で名をはせる。それによって急速に昇進を果たし、30歳にして第41タサララ師団の司令官に任命される。

従軍[編集]

1999年のテヘランの学生蜂起鎮圧後、ソレイマーニーら24人のイスラム革命防衛隊将校は、当時のモハンマド・ハータミー大統領に言論の自由の抑圧が軍に影響を与えたと懸念を表明する書簡を送った[13]

ソレイマーニーは1990年代、イラン南東部ケルマーンのイスラム革命防衛隊司令官を務めた。アフガニスタンと国境を接するこの地域を通じてトルコと欧州に向けて麻薬密輸が横行した。

ソレイマーニーは2000年、イスラム革命防衛隊の特殊作戦部隊であるゴドス部隊(「エルサレム旅団」)司令官に任命された。2007年、イスラム革命防衛隊のヤヒヤー・ラヒーム・サファヴィー司令官が退任する際、ソレイマーニーは後継司令官の有力候補の一人とされた。

ソレイマーニーは2008年、レバノンイスラム教シーア派組織ヒズボラ幹部だったイマード・ムグニーヤ英語版の死因を究明するイラン調査団を率いた。

2015年3月2日イラクティクリートにおいて、イラク軍とシーア派民兵組織がティクリートを支配していた過激派組織ISILに対し部隊規模約3万人の大規模な奪還作戦を行った際は、ソレイマーニーがサラーフッディーン県に入り、イラク軍や民兵などの作戦の調整に当たったとイラクのメディアが報じている[14]

2016年5月、イラク軍が2014年よりISILにより支配されているファルージャの奪還作戦を開始した際もソレイマーニーが現地入りしていることが報道されている[15]

制裁[編集]

ソレイマーニーは2007年3月、国連安全保障理事会決議1747号の対イラン制裁の対象者のリストに記載された[16]

欧州連合の公式ジャーナルは2011年6月24日、制裁対象のイスラム革命防衛隊の3人のメンバーが「シリア政権による国内の抗議行動の弾圧を支援するため、機器と支援物資を提供している」と指摘した。欧州連合の制裁リストに追加されたのは、革命防衛隊のソレイマーニー、モハンマドアリー・ジャアファリー両司令官と、革命防衛隊で情報担当のホセイン・タエブ副司令官[17]

出典[編集]

  1. ^ http://en.abna24.com/cultural/archive/2015/03/10/675792/story.html
  2. ^ Dexter Filkins (2013年9月30日). “The Shadow Commander”. The New Yorker. 2015年3月31日閲覧。
  3. ^ Joanna Paraszczuk (2014年10月16日). “Iran's 'Shadow Commander' Steps Into the Light”. The Atlantic. 2015年3月31日閲覧。
  4. ^ Kambiz Foroohar. “Iran's Shadow Commander”. 2015年3月31日閲覧。
  5. ^ RealClearWorld - Syria's Iranian Shadow Commander”. 2015年3月31日閲覧。
  6. ^ Iran’s 'shadow commander' steps into the spotlight”. The Observers. 2015年3月31日閲覧。
  7. ^ El iraní Qasem Soleimani, "el hombre más poderoso en Irak"”. Terra. 2016年5月3日閲覧。
  8. ^ Iran's Revolutionary Guards executes 12 Assad's forces elements - Iraqi News”. Iraq news, the latest Iraq news. 2015年3月31日閲覧。
  9. ^ عکس/ مدال های فرمانده نیروی قدس سپاه”. 2015年2月11日閲覧。
  10. ^ "Designation of Iranian Entities and Individuals for Proliferation Activities and Support for Terrorism". United States Department of State. October 25, 2007. Archived from the original on 2008-03-12. Retrieved 2008-04-07.
  11. ^ "Iranian who brokered Iraqi peace is on U.S. terrorist watch list". McClatchy Newspapers. March 31, 2008. Retrieved 2008-04-07.
  12. ^ http://english.aljazeera.net/news/middleeast/2011/06/201162494326219146.html
  13. ^ http://www.iranian.com/News/1999/July/irgc.html
  14. ^ “イラク軍 ティクリート一部制圧 「イスラム国」地域 米はイラン介入黙認”. SankeiBiz. (2015年3月4日). http://www.sankeibiz.jp/express/news/150304/exd1503040905002-n1.htm 2015年3月4日閲覧。 
  15. ^ “IS首都ラッカの制圧作戦を開始。IS、家族脱出させて死守の構え ”. ウェッジ (出版社). (2016年5月30日). http://wedge.ismedia.jp/articles/-/6905 2016年6月4日閲覧。 
  16. ^ "United Nations Security Council Resolution 1747". United Nations. 24 March 2007. Retrieved 2008-04-07.
  17. ^ "Syria: Deadly protests erupt against Bashar al-Assad". BBC News. 24 June 2011.