ガスト (ゲームブランド)
長野時代のガストが入居していたケイケンビル | |
種類 | ブランド別組織 |
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本店所在地 |
日本 〒220-8503 神奈川県横浜市西区みなとみらい四丁目3番6号 |
設立 | 1993年10月1日(株式会社ガスト) |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | ゲームソフトウェアの企画・開発・販売 |
代表者 |
ブランド長 鯉沼久史[1] 副ブランド長 菊地啓介[2] |
売上高 | 12億51百万円(2011年6月期) |
営業利益 | 4億86百万円(2011年6月期) |
経常利益 | 4億86百万円(2011年6月期) |
純利益 | 3億16百万円(2011年6月期) |
純資産 | 12億94百万円(2011年6月期) |
総資産 | 18億42百万円(2011年6月期) |
所有者 | 株式会社コーエーテクモゲームス エンタテインメント事業部 |
外部リンク | http://www.gust.co.jp/ |
ガスト(英: GUST)は、コーエーテクモゲームスのゲームソフトブランドであり、同社エンタテインメント事業部に属する5つのブランド別組織の一つ[1]。神奈川県横浜市に事業所を置く。代表作にロールプレイングゲーム「アトリエシリーズ」がある。
歴史
[編集]創業
[編集]1993年10月1日、長野県でソフトウェア開発を行うケイケンシステムのアミューズメントソフトウェア開発部門を分社化して株式会社ガスト(英: GUST CO.,LTD.)が設立された。当時、長野県初のゲームメーカーとして雑誌に紹介され、同雑誌にて処女作であるPC-9801版『アレス王の物語』を発表した[3]。
当初はパーソナルコンピュータ(PC)でのゲームソフト開発からスタートしたが、翌1994年には早くも家庭用ゲーム機であるプレイステーション(PS)への参入を発表し、1995年にはプレイステーションでの処女作『ファルカタ 〜アストラン・パードマの紋章〜』を発売[3]。その後は家庭用ゲーム機での開発にシフトしていった。
1997年に発売された『マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜』はヒットしてシリーズ化され[3]、解散するまでガストの看板作品となっていた。
2011年7月27日、アトリエシリーズとして同年6月23日に発売した作品『メルルのアトリエ 〜アーランドの錬金術士3〜』において、CEROレーティングにおける審査に不適切な箇所があったとして、同作品の一時出荷停止と再審査が実施され、コンピュータエンターテインメントレーティング機構 (CERO) より規定に基づく懲戒処分を受けた。
コーエーテクモグループへ
[編集]2011年12月7日に、コーエーテクモホールディングスの子会社化されることが発表され[4]、12月13日をもって同社の完全子会社となった。コーエーテクモとしてはガストのゲームソフトウェアの国内流通を子会社であるコーエーテクモネットが取り扱っていたため、コーエーテクモグループとの取引関係は存在していた。またガストとしても『メルルのアトリエ』でのCEROレーティングに関わる問題を期に開発体制の見直しも兼ねていた[要出典]。これに伴い、2012年4月以降に発売されたゲームソフトのパッケージには、コーエーテクモグループのロゴマークを併記している。
2014年10月1日付で株式会社コーエーテクモゲームスに吸収合併され解散した。組織は同社のガスト長野開発部となり、「ガスト」ブランドも承継された[5]。
2016年4月1日、京都開発部とガスト長野開発部を統合してガストブランド(俗にいうコーエーテクモゲームス長野スタジオ)となる[1]。
2020年3月19日をもって、長野での活動を終了[6]。同月23日より横浜市西区のみなとみらい21に完成したコーエーテクモゲームスの本社ビル「KTビル」に移転[7]。
主なゲームソフト
[編集]アトリエシリーズ
[編集]- ザールブルグシリーズ
- マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜
- エリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士2〜
- リリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士3〜
- ヘルミーナとクルス
- マリー&エリー ふたりのアトリエ
- マリー・エリー&アニスのアトリエ
- アトリエ マリー+エリー
- グラムナートシリーズ
- イリスシリーズ
- マナケミアシリーズ
- 携帯機シリーズ
- アーランドシリーズ
- 黄昏シリーズ
- 不思議シリーズ
- 秘密シリーズ
その他
[編集]- アルトネリコシリーズ - バンダイナムコゲームス(旧バンプレスト)との共同開発
- サージュ・コンチェルトシリーズ
- よるのないくにシリーズ
- アレス王の物語 - デビュー作となる1994年発売のPC-98用ソフト。劇画家の叶精作がキャラクターデザインを担当。
- ファルカタ 〜アストラン・パードマの紋章〜
- メールプラーナ
- ウエルカムハウス
- ウエルカムハウス2
- 黒い瞳のノア
- 火竜娘
- ロビン・ロイドの冒険
- 大正もののけ異聞録
- フレースヴェルグ
- フレースヴェルグ インターナショナルエディション
- クロノス・マテリア
- ブルー リフレクション 幻に舞う少女の剣
- 拡張少女系トライナリー
- FAIRY TAIL
脚注
[編集]- ^ a b c “組織変更及び人事異動に関するお知らせ” (PDF). コーエーテクモゲームス (2016年2月18日). 2016年5月31日閲覧。
- ^ “子会社の人事異動に関するお知らせ”. コーエーテクモホールディングス (2016年3月14日). 2016年5月31日閲覧。
- ^ a b c 箭本進一 (2018年11月2日). “ガストブランドの長野開発室に眠る,「アトリエ」シリーズ初期の開発資料をフォトレポート”. www.4gamer.net. Aetas. 2020年5月23日閲覧。
- ^ 株式会社ガストの株式取得(子会社化)に関するお知らせ PDF コーエーテクモホールディングスニュースリリース 2011年12月7日
- ^ “コーエーテクモゲームスとガスト 合併のお知らせ” (PDF). コーエーテクモホールディングス ニュースリリース (2014年7月28日). 2014年7月28日閲覧。
- ^ 3月18日付の公式ツイートより
- ^ 3月23日付の公式ツイートより