インターネットにおける言語の使用

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インターネット上で最も多く利用されている言語英語である。英語を母語とする話者は3億2200万人、外国語とする話者は2億人である。

中国語は世界で最も多く話されている言語であり、インターネット上では 2番目に多く使用されている。中国オンライン人口は急速に増えている一方、世界で2番目に人口が多いインド公用語であるヒンディー語は、インターネット上では利用者が少ない。これは、インドにおいてインターネットへ接続が可能な人々は人口に対して少数であり、インターネットに接続可能な人々は英語を好んで使用する傾向にあるためである。

またW3Techsによると、英語の次によく使われる言語上位10位(ウェブサイト数基準で)にロシア語スペイン語ドイツ語トルコ語ペルシア語フランス語日本語ポルトガル語(以上、順位順)が含まれるという。[1]

ウェブサイト数によるランキング[編集]

W3Techsによる2020年3月の調査では、次のようになっている。[1]

8位の日本語の割合は2.4%であった。

1位の英語は圧倒的過半数(約60%)で、その他すべての言語の合計よりも遥かに多い。

一方、母語話者数で世界1位の中国語(マンダリン)は、むしろ日本語よりも少ない結果になっている。

順位 言語 属する
言語グループ
全ウェブサイトに
対する割合
1 英語 ゲルマン語派 59.3%
2 ロシア語 スラヴ語派 8.4%
3 スペイン語 ロマンス諸語 4.2%
4 ドイツ語 ゲルマン語派 2.9%
5 トルコ語 チュルク語族 2.9%
6 ペルシア語 インド・イラン語派 2.8%
7 フランス語 ロマンス諸語 2.8%
8 日本語 日本語族 2.4%
9 ポルトガル語 ロマンス諸語 2.2%
10 中国語 シナ語派 1.3%
11 ベトナム語 オーストロアジア語族 1.3%
12 イタリア語 ロマンス諸語 1.0%
13 アラビア語 セム語派 0.9%
14 ポーランド語 スラヴ語派 0.9%
15 ギリシャ語 ヘレニック語派 0.7%
16 オランダ語 ゲルマン語派 0.7%
17 インドネシア語 マレー・ポリネシア語派 0.7%
17 朝鮮語 朝鮮語族 0.6%
19 チェコ語 スラヴ語派 0.4%
20 タイ語 タイ・カダイ語族 0.4%
21 ウクライナ語 スラヴ語派 0.3%
22 ヘブライ語 セム語派 0.3%
23 スウェーデン語 ゲルマン語派 0.3%
24 ルーマニア語 ロマンス諸語 0.3%
25 ハンガリー語 ウラル語族 0.3%
26 デンマーク語 ゲルマン語派 0.2%
27 スロバキア語 スラヴ語派 0.2%
28 セルビア語 スラヴ語派 0.2%
29 ブルガリア語 スラヴ語派 0.1%
30 フィンランド語 ウラル語族 0.1%
31 クロアチア語 スラヴ語派 0.1%
32 リトアニア語 バルト語派 0.1%
33 ノルウェー語

(ブークモール)

ゲルマン語派 0.1%
34 ヒンディー語 インド・イラン語派 0.1%
35 ノルウェー語

(ニーノシュク)

ゲルマン語派 0.1%
36 スロベニア語 スラヴ語派 0.1%
37 ラトビア語 バルト語派 0.1%
38 エストニア語 ウラル語族 0.1%
39 アゼルバイジャン語 チュルク語族 < 0.1%
40 カタロニア語 ロマンス諸語 < 0.1%

表に乗せられなかったランク外の言語はいずれも0.1%未満である。

多言語で作成されたサイトなどの存在によって、全ての言語を合わせても合計が厳密に100%になるとは限らない。


ちなみに上記の結果を、言語グループごとにまとめると次のようになる。

順位 言語グループ 全ウェブサイトに
対する割合
1 ゲルマン語派 63.6%
2 スラヴ語派 10.7%
3 ロマンス諸語 4.2%
4 チュルク語族 3.0%
5 インド・イラン語派 2.9%
6 日本語族 2.4%
7 シナ語派 1.3%
8 オーストロアジア語族 1.3%
9 セム語派 1.2%
10 マレー・ポリネシア語派 0.7%
11 ヘレニック語派 0.7%
12 朝鮮語族 0.6%
13 ウラル語族 0.5%
14 タイ・カダイ語族 0.4%
15 バルト語派 0.2%

英語を含むゲルマン語派は全ウェブサイトの3分の2近くを占め、圧倒的多数派となっている。2位のスラヴ語派(ロシア語など)も人口比の割には結構高い割合を占めている。

6位の日本語族も(ゲルマン・スラヴ語派には及ばないものの)全ウェブサイトに対してかなりの比重を占めている。ほぼ日本一国でのみ使われる日本語一言語だけでそれなりの割合を占めている点は注目すべき所である。

反対にロマンス諸語(フランス語、スペイン語など)・インドの諸言語・中国語(シナ語派)・セム語派(アラビア語など)は、話者数の割には低い比率になっている。

ネット利用人口によるランキング[編集]

Internet World Statsによる2020年3月の調査[2]では、次のようになっている。

順位 言語 属する言語

グループ

ネット利用人口 話者人口 全ネット人口に

対する割合

言語のインター

ネット普及率

2000年~

2020年

の成長率

1 エイ/英語 ゲルマン語派 1,186,451,052 1,531,179,460 25.9 % 77.5 % 742.9 %
2 チュウゴク/中国語 シナ語派 888,453,068 1,477,137,209 19.4 % 60.1 % 2650.4 %
3 スペイン語 ロマンス諸語 363,684,593 516,655,099 7.9 % 70.4 % 1511.0 %
4 アラビア語 セム語派 237,418,349 447,572,891 5.2 % 53.0 % 9348.0 %
5 インドネシア語

マレー語

マレー・

ポリネシア語派

198,029,815 306,327,093 4.3 % 59.0 % 3356.0 %
6 ポルトガル語 ロマンス諸語 171,750,818 290,939,425 3.7 % 64.6 % 2167.0 %
7 フランス語 ロマンス諸語 151,733,611 431,503,032 3.3 % 35.2 % 1164.6 %
8 ニホン/日本語 日本語族 118,626,672 126,476,461 2.6 % 93.8 % 152.0 %
9 ロシア語 スラヴ語派 116,353,942 145,934,462 2.5 % 79.7 % 3653.4 %
10 ドイツ語 ゲルマン語派 92,525,427 98,654,451 2.0 % 93.8 % 236.2 %
上位10位の言語の合計 3,525,027,347 5,273,725,132 76.9 % 66.8 % 1188.2 %
その他の言語すべて 1,060,551,371 2,522,890,578 23.1 % 42.0 % 1114.1 %
全世界の総合計 4,585,578,718 7,796,615,710 100.0 % 58.8 % 1170.3 %

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ "Number of Internet Users by Language", Internet World Stats, Miniwatts Marketing Group, 31 March 2020, accessed 10 May 2020

関連項目[編集]