ラピオ

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ラピオ
Lapio
2018年平成30年)8月のラピオ
地図
地図
店舗概要
所在地 485-0041
愛知県小牧市小牧3丁目555番地[1]
座標 北緯35度17分24.1秒 東経136度55分31.1秒 / 北緯35.290028度 東経136.925306度 / 35.290028; 136.925306 (ラピオ)座標: 北緯35度17分24.1秒 東経136度55分31.1秒 / 北緯35.290028度 東経136.925306度 / 35.290028; 136.925306 (ラピオ)
開業日 1995年平成7年)9月21日[1]
施設所有者 小牧都市開発(株)
施設管理者 小牧都市開発(株)
敷地面積 9,863 m²[1]
延床面積 49,159 m²[1] 
商業施設面積 14,066 m²
中核店舗 イトーヨーカドー小牧店[1]

アル・プラザ小牧(核店舗)[2]
ファニチャードーム小牧店(副核店舗)

Mikawaya ラピオ小牧店
店舗数 40店
営業時間 10:00 - 21:00
駐車台数 475台
最寄駅 名鉄小牧線 小牧駅[1]
外部リンク www.me.ccnw.ne.jp/komaki-ud/index.html
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2012年平成24年)のラピオ

ラピオは、愛知県小牧市に存在する複合商業施設。小牧市によって建設された。

概要[編集]

小牧駅西側の再開発事業の中核施設として開業[1]。建物は地下2階・地上5階[1]。再開発前の敷地は栄屋百貨店を中心に、多くの商店が存在していた。「ラピオ」名の由来は、Life People Oasysの合成語で、人々の生活のオアシスとしての場という意味が込められている。1階から4階までが商業施設で5階に女性センターとスポーツセンターという公共施設が入居する形で開業した[1]。開業時に商業施設部分の核店舗として出店していたイトーヨーカドーは、小牧市からラピオ内の1階から4階までの部分の権利を約55億円で購入すると共に、ラピオの運営母体である第三セクターの小牧都市開発にも10%を出資していた[3]

イトーヨーカドー小牧店は1996年平成8年)度には約76億円の売上を記録したものの、近隣にある大型店との競合が影響して食品以外の売上が伸び悩み、売上が最盛期の約60%に落ち込んだため、2007年(平成19年)で閉店することになった[3]。代わりに2007年(平成19年)11月8日に平和堂東海が愛知県内初出店となる「アル・プラザ小牧」を新たな核店舗として出店[2]。しかし3・4階部分に大きな空床ができたため、2010年(平成22年)11月に中野直輝小牧市長(当時)が図書館移転先とする考えを表明したが、2011年(平成23年)2月の選挙で破れたため実現されなかった。その後新たに小牧市長となった山下史守朗は「市民の意見を聞く」と公約していたが[4]、意見を聞かずに同年9月ファニチャードームのオープンを発表[5][6]。同年12月に同店はオープンした。

しかし2015年(平成27年)10月にファニチャードームは4階から撤退し3階のみとなり、さらに2015年(平成27年)10月の住民投票後[7]2016年(平成28年)4月に新たに設置された審議会で新たな図書館建設について審議がなされ[8]、2016年(平成28年)7月6日に小牧市議会でファニチャードームの年内閉店が発表された[9]。同店は発表通り同年12月で閉店。そしてアル・プラザ小牧も2017年(平成29年)11月7日に賃貸契約の更新を行わず、2018年(平成30年)1月20日に閉店した[10]。その後1階部分には同年2月9日に「Mikawaya」がオープンした[11]2021年令和3年)3月6日にこまきこども未来館がオープンした[12]

沿革[編集]

  • 1995年平成7年)9月21日 - ラピオ開業。同時に「イトーヨーカドー小牧店」開店[1]
  • 2006年(平成18年)9月 - イトーヨーカ堂が翌年秋に同店を閉店すると発表[3]
  • 2007年(平成19年)
    • 9月2日 - イトーヨーカドー小牧店閉店。
    • 9月〜11月 - 5階と地下駐車場の一部を除く、施設内改装工事。
    • 11月8日 - 平和堂が運営する、「アル・プラザ小牧」開店[2]、再び全面開業。
  • 2008年(平成20年)7月19日 - 小牧市えほん図書館が4階に開館。
  • 2011年(平成23年)12月 - 安井家具が運営する「FURNITURE DOME(ファニチャードーム)小牧店」が3 - 4階に開店。
  • 2015年(平成27年)10月10日 - 「ファニチャードーム小牧店」が改装[13]。4階から撤退して3階のみの営業に縮小[14]
  • 2016年(平成28年)12月31日 - 「ファニチャードーム小牧店」が閉店[15]
  • 2018年(平成30年)
    • 1月20日 - 「アル・プラザ小牧」閉店。
    • 2月9日 - 「Mikawayaラピオ小牧店」開店。
    • 9月1日 - 子育て包括支援センター開設[16]
  • 2021年令和3年)

フロア構成[編集]

2018年平成30年)8月時点
フロア概要
5F まなび創造館(小牧市運営)
4F 小牧市えほん図書館(たぶのきランドよむよむ)、学習広場、ラピオ専門店街、こまきこども未来館
3F 子育て包括支援センター、こまきこども未来館、小牧市少年センター
2F ダイソーこまきこども未来館、ワクティブこまき(こまき市民交流テラス)
1F Mikawayaラピオ小牧店、ラピオ専門店街、キャッシュコーナー
B1F 市営駐車場
B2F 市営駐車場

交通手段[編集]

周辺[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j “イトーヨーカ堂、愛知県「小牧店」開店 再開発の核店舗に”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社): p. [要ページ番号]. (1995年8月30日) 
  2. ^ a b c “平和堂東海、「アル・プラザ小牧」オープン”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社): p. [要ページ番号]. (2007年11月19日) 
  3. ^ a b c “ヨーカドー小牧店閉店 業績不振で来年秋”. 中日新聞 (中日新聞社): p. [要ページ番号]. (2006年9月21日) 
  4. ^ 山下しずおの 小牧市政マニフェスト(1)”. 2011年2月6日閲覧。
  5. ^ “小牧の「ラピオ」3、4階 ファニチャードーム進出 - 中日新聞”. (2011年9月13日) 
  6. ^ 小牧市内 ラピオの新規テナントにファニチャードームで合意 - 建通新聞”. www.kentsu.co.jp. 建通新聞社. 2019年6月4日閲覧。
  7. ^ “ツタヤ図書館、なぜ「ノー」に? 愛知・小牧の住民投票”. 朝日新聞”. 2015年10月20日閲覧。
  8. ^ 第1回新小牧市立図書館建設審議会|小牧市」『』。2018年8月12日閲覧。
  9. ^ “小牧「ラピオ」:大型家具店が撤退 一時図書館候補地 空き床議論再燃 /愛知 - 毎日新聞” (日本語). 毎日新聞. https://mainichi.jp/articles/20160707/ddl/k23/020/355000c 2018年8月12日閲覧。 
  10. ^ “アル・プラザあす閉店 小牧 営業10年 住民惜しむ声 - 中日新聞”. (2018年1月19日) (2018-1-19発行) 
  11. ^ “新スーパー あす開業 小牧「ラピオ」に三河屋出店”. (2018年2月8日) (2018-2-8発行) 
  12. ^ 3月6日(土曜日)にオープンします!”. こまきこども未来館 体験ひろば (2021年3月1日). 2021年4月7日閲覧。
  13. ^ ファニチャードーム小牧店ホームページ
  14. ^ 小牧駅前再開発ビル 4階にテナント募集|建通新聞社 (2015年8月7日)
  15. ^ ファニチャードーム小牧店 移転のご案内 | FURNITURE DOME 小牧店ブログ”. www.furnituredome.jp. 2018年8月12日閲覧。
  16. ^ 子育て世代包括支援センターパンフレット”. 小牧市. 2018年9月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]