イオンモール新瑞橋
イオンモール新瑞橋 ÆON MALL ARATAMABASHI | |
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核店舗が「新瑞橋サティ」だった時期の店舗外観(2010年5月) | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒457-0012 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7-10[2][3] |
座標 | 北緯35度6分51.5秒 東経136度56分3.6秒 / 北緯35.114306度 東経136.934333度座標: 北緯35度6分51.5秒 東経136度56分3.6秒 / 北緯35.114306度 東経136.934333度 |
開業日 | 2010年(平成22年)3月9日[4] |
正式名称 | イオンモール新瑞橋ショッピングセンター[1] |
施設所有者 | イオンモール株式会社[1] |
施設管理者 | イオンモール株式会社[4] |
敷地面積 | 約53,000 m2[2] |
延床面積 | 約101,000 m2[2] |
商業施設面積 | 約24,000 m2[7] |
中核店舗 |
新瑞橋サティ[5] ↓ イオン新瑞橋店 |
店舗数 | 130(開業時)[4] |
営業時間 |
イオン専門店 10:00〜21:00 レストラン街、モーリーファンタジー 10:00〜22:00 1階食品売場 8:00〜23:00 1階暮らしの品売場、銘品・サービスカウンター、リカーショップ 9:00〜23:00 1階サイクル売場、2階衣料品・キッズ・家庭電気売場 9:00〜22:00 1階医薬品売場 9:00〜20:00 |
駐車台数 | 約1700[6]台 |
駐輪台数 | 約2000[6]台 |
前身 | 住友電気工業名古屋製作所 |
商圏人口 | 約35万人(約15万世帯、自動車15分圏)[2] |
最寄駅 | 新瑞橋駅・呼続駅 |
最寄バス停 | 新郊通一丁目 |
最寄IC | 堀田出入口・呼続出入口 |
外部リンク | 公式サイト |
イオンモール新瑞橋(イオンモールあらたまばし)は、愛知県名古屋市南区菊住一丁目に立地するショッピングセンター。
概要
[編集]2004年(平成16年)6月に閉鎖された住友電気工業名古屋製作所の跡地約72,000m2の再開発の一環として、同年よりダイヤモンドシティが2007年(平成19年)度に出店する方向で交渉を開始したのが始まりである[8]。住友電気工業からダイヤモンドシティが用地を購入する形の出店となることなど[8]、翌年の2005年(平成17年)には交渉がほぼまとまり、開発計画が発表された[9]。
同地では環境基準の7,500倍以上のテトラクロロエチレンなどの有害物質による汚染が起きていたため、2006年(平成18年)5月末に汚染浄化が終わったとの「中間報告書」を名古屋市に提出する[10]。ところが、2006年(平成18年)6月時点で約12%については鉛・水銀・フッ素・ヒ素などの重金属に汚染されたままの状態であると日本共産党が名古屋市議会で指摘し、名古屋市環境局長が指導を行うとの答弁をしている[10]。こうした土壌汚染への対応もあり[10]、2007年(平成19年)度に出店するという当初の計画[8]より遅れることになった。
開発を進めている最中の2007年(平成19年)8月21日に、ダイヤモンドシティがイオンモールに吸収合併された[11]ため、以後はイオンモールにより事業を継続することになる。また、延床面積は計画当初の約152,000m2[12]から約101,000m2[2]に縮小され、小売店舗の面積の合計は約24,000m2で[7]、建物は鹿島建設の設計・施工による地上5階・地下1階建てへ縮小[2]。このため、2つの核店舗を持つ大型ショッピングセンター[8]という構想は実現しなかった。なお、規模の縮小によって残った敷地の一部には、集合住宅が建てられている。
こうした紆余曲折を経て、2010年(平成22年)3月9日に開業[4]。当施設の開設の際、京都議定書目標達成特別支援無利子融資制度活用で3年分割返済の低利融資を受けている[13]ため、太陽光発電用のソーラーパネルを建物外壁に設置するほか、氷蓄熱空調システムやLED照明などの採用、駐車場平面部の一部の緑化などが環境配慮への取組みとして行われた[2]。
2016年(平成28年)の春から秋にかけて専門店の入れ替えと改装を行い、一部の店舗を除き、10月28日リニューアルオープンした。
出店の届け出に対する意見書
[編集]当店の出店の届け出に対しては1,062名から2,178枚の意見書が提出された[1]。
その中では、下記のような内容があったとされる。
- 届出書に記載された交通量の予測は、実態したかい離した過小なものである[1]。
- 自動車での来店を減らす方策を立てること[1]。
- 交通量の増加により事故の増加や渋滞の発生による路線バスや緊急車両、近隣住民などの一般車両の利便性に支障がないようにすること。[1]
- 駐車場の住宅地側に出入口を設置せず、誘導員の配置や案内看板の設置といった対策と合わせて、周辺の生活道路に来店客の車が入らないようにすること[1]。
- 近隣の小学校へ通学する児童に危険を与えないこと[1]。
- 交通量増加による歩行者・自転車の通行への危険の回避[1]。
- 出店により犯罪が増加したり、午後11時までの営業やアミューズメント施設の設置が青少年の健全育成への悪影響を及ぼす恐れがある[1]。
- 早朝や夜間の荷捌きや来店客、従業員の出退勤などによる騒音が発生して静かな環境を破壊しないこと[1]。
主なテナント
[編集]2020年5月1日現在
[編集]イオンリテール株式会社が運営する核店舗のイオン新瑞橋店のほか、約110の専門店テナントが出店する。
出店テナント全店の一覧・詳細情報は公式サイト「ショップリスト」を、営業時間およびATMを設置する金融機関の詳細は公式サイト「営業時間・サービス案内」を参照。
イオン新瑞橋店
[編集]モール開業時点では株式会社マイカルが運営する「新瑞橋サティ」であった[5]。サティの出店は名古屋市内では初となる[4]。
マイカルは2011年(平成23年)3月1日でイオンリテールに吸収合併され、同日に「イオン」に変更している[14]。
この結果、マイカルとしては新瑞橋サティが最後の新規出店となった。
直営売場は1階と2階のみで、1階は食品・化粧品・医薬品・生活雑貨などを、2階は衣料品・玩具・家電などを扱う。
専門店街は1階から3階のフロア毎に異なるコンセプトを有する[2]。開業時点では23店舗が名古屋市初出店テナントとなっていた[2]。
沿革
[編集]- 2008年(平成20年)5月1日 - 着工。
- 2009年(平成21年)11月22日 - 「イオンふるさとの森づくり植樹祭」開催[2]。
- 2010年(平成22年)
- 2016年(平成28年)10月28日 - リニューアルオープン。
- 2019年(令和元年)10月1日 - この日より一部を除き、専門店の営業が21:00までとなる。
交通アクセス
[編集]公共交通機関
[編集]- 名古屋市営地下鉄名城線・桜通線 新瑞橋駅(8番出口)から徒歩で約5分。
- 名鉄名古屋本線 呼続駅から徒歩で約5分(改札口から踏切を渡る必要があるためこれより若干長くなることがある)。
- 名古屋市営バス - 新瑞橋駅併設の新瑞橋バスターミナルから徒歩6分。および新郊通1丁目停留所から徒歩で約1分(100m)。
自動車
[編集]モール周辺の案内図は公式サイト「広域・詳細マップ」を、駐車場および駐車料金の詳細は公式サイト「駐車場・駐輪場案内」を参照。
周辺施設
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k 『20-5(新設):平成20年5月29日届出 イオンモール新瑞橋ショッピングセンター:南区菊住一丁目(縦覧期間 平成20年10月6日まで』 名古屋市、2014年3月12日。
- ^ a b c d e f g h i j 「イオンモール新瑞橋」3月9日(火)AM9:00 グランドオープン (PDF) - イオンモール株式会社・株式会社マイカル ニュースリリース 2010年1月14日
- ^ イオンモール新瑞橋 モール概要 - イオンモール株式会社
- ^ a b c d e f “イオンモール、SC「イオンモール新瑞橋」オープン サティは名古屋市内初出店”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2010年3月19日)
- ^ a b “イオンモール新瑞橋 〜核店舗 新瑞橋サティ〜 愛知県名古屋市” タイハン特報 (大量販売新聞社). (2010年1月28日)
- ^ a b イオンモール新瑞橋 駐車場・駐輪場案内 - イオンモール株式会社
- ^ a b 『大規模小売店舗一覧 大規模小売店舗立地法による届出店舗(平成24年1月現在)』 名古屋市、2014年1月。
- ^ a b c d “ダイヤモンドシティ、07年度に新瑞橋に出店”. 日本経済新聞(日本経済新聞社).(2004年10月8日)
- ^ “ダイヤモンドシティ新瑞橋SC(仮称)開発計画 愛知県名古屋市”. タイハン特報(大量販売新聞社).(2005年6月16日)
- ^ a b c “住友電工跡地の汚染浄化をただす-汚染土壌を残したまま開発をするのか-”市政情報.(日本共産党名古屋市議団).(2006年6月29日)
- ^ “イオン、大型SCで中国進出に本腰 開発会社合併効果を発揮”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2007年8月22日)
- ^ 「(仮称)ダイヤモンドシティ新瑞橋ショッピングセンター」開発計画について (PDF) - 株式会社ダイヤモンドシティ ニュースリリース 2005年6月9日
- ^ “イオンモール、環境融資を活用”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社).(2010年4月7日)
- ^ 「サティ:名称『イオン』に 全国91店舗で」毎日新聞(毎日新聞社).(2011年3月1日)
- ^ “イオンモール、「イオンモール新瑞橋」3月9日にグランドオープン”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社).(2010年1月22日)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- イオンモール新瑞橋
- (仮称)イオンモール新瑞橋建物概要について (PDF) - イオンモール株式会社 ニュースリリース 2009年9月3日