アスタチン化水素
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| 物質名 | |||
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| 識別情報 | |||
3D model (JSmol)
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| ChEBI | |||
| ChemSpider | |||
| Gmelin参照 | 532398 | ||
PubChem CID
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CompTox Dashboard (EPA)
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| 性質 | |||
| HAt | |||
| モル質量 | 211 g·mol−1 | ||
| 沸点 | −3 °C (27 °F; 270 K) 推定[3] | ||
| 溶ける | |||
| 共役酸 | Astatonium | ||
| 共役塩基 | Astatide | ||
| 関連する物質 | |||
| 関連物質 | フッ化水素 塩化水素 臭化水素 ヨウ化水素 | ||
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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アスタチン化水素(アスタチンかすいそ、英: hydrogen astatide)は、化学式 HAt で表される水素のアスタチン化物である。ハロゲン化水素の一種。水素原子とアスタチン原子は共有結合で結び付いている[4]。
この化合物は他のハロゲン化水素と非常に類似した性質をもち、実際この中で最も強い酸である。しかし、アスタチンの同位体の半減期は非常に短く、アスタチン化水素も短時間で分解するため、用途は限られている[5]。それぞれの原子がほとんど等しい電気陰性度をもつため、電離によって容易に水素が負電荷を帯び、At+ イオンが生じる[6]。そのため、アスタチン化水素は次のような反応を起こす。
この反応によって気体の水素とアスタチンの沈殿が生じる。また、ハロゲン化水素 HX の生成エンタルピーは、ハロゲンが族を下がるにつれて低下する傾向がある。ヨウ化水素酸は安定しているのに対して、アスタチン化水素酸はアスタチン-水素-水系と比較して明らかに不安定である。最終的に H-At 結合はアスタチン核からの放射線分解によって切断される。
さらに、アスタチンの同位体はすべて放射性同位体であり、最も半減期が長い同位体は半減期8.1時間の 210At である。したがってアスタチンは別の元素に崩壊していくため、その化合物の操作は特に困難である[7]。
出典
[編集]- ^ “Hydrogen astatide (CHEBI:30418)”. 2025年6月24日閲覧。
- ^ Henri A. Favre; Warren H. Powell, eds (2014). Nomenclature of Organic Chemistry: IUPAC Recommendations and Preferred Names 2013. Cambridge: The Royal Society of Chemistry. p. 131
- ^ Analytical Chemistry of Technetium, Promethium, Astatine and Francium by Avgusta Konstantinovna. Lavrukhina, Aleksandr Aleksandrovich Pozdnyakov ISBN 0250399237
- ^ PubChem, "astatane - Compound Summary", accessed July 3, 2009.
- ^ Fairbrother, Peter, "Re: Is hydroastitic acid possible?", accessed July 3, 2009.
- ^ Advances in Inorganic Chemistry, Volume 6 by Emeleus, p.219, Academic Press, 1964 ISBN 0120236060
- ^ Gagnon, Steve, "It's Elemental", accessed July 3, 2009.


