金原弘光

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金原 弘光
基本情報
通称 リングス最後のエース
UWFの智将
美獣
金ちゃん
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1970-10-05) 1970年10月5日(53歳)
出身地 愛知県尾張旭市
所属 UWFインターナショナル
キングダム
リングス
→U.K.R.
→リングス金原道場
身長 178cm
体重 93kg
階級 ミドル級
バックボーン プロレスムエタイ
テーマ曲 A Father's Nightmare
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金原 弘光(かねはら ひろみつ、男性、1970年10月5日 - )は、日本プロレスラー総合格闘家愛知県尾張旭市出身。リングス金原道場所属。

来歴

1991年12月22日、UWFインターナショナル前田雅和戦でデビュー。1992年末に開催されたジュニアリーグ戦では、高山善廣などを押さえて優勝した。同団体がタイからムエタイのコーチを招聘していたことからムエタイに傾倒。タイで幾度かの試合を経験、1996年3月1日にはUインター興行でチャンプア・ゲッソンリットK-1ルールで対戦し、同時期には石井和義館長からもK-1本格参戦のラブコールを受けていた。頭脳的なファイトスタイルから「UWFの智将」と呼ばれた。

その後キングダムに戦いの場を移し、1998年には山本喧一と共にリングスに移籍した(3月28日の興行から出場、7月5日付けで正式所属)。

リングス時代は12連勝という記録を樹立、KOKルールに移行してからはダン・ヘンダーソンヒカルド・アローナジェレミー・ホーンマット・ヒューズアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラらと激闘を展開。後にアブダビコンバットで優勝するアレッシャンドリ・カカレコには一本勝ちを収めるなどリングス最後のエースとして活躍。

2000年3月、アブダビコンバット99kg未満級に出場。1回戦でヒカルド・アローナと対戦し、判定負け。

2002年にリングスが活動停止すると、PRIDEに参戦。2002年11月24日、PRIDE初参戦でいきなりヴァンダレイ・シウバとミドル級タイトルマッチを行うが、防戦一方となり、セコンドのタオル投入でTKO負け。その後、ミルコ・クロコップアリスター・オーフレイムマウリシオ・ショーグンと戦うがPRIDEでは4戦全敗となった。

2005年8月20日、リングスのエカテリンブルク大会でユーリ・ベキシェフと対戦し、カットによりTKO負け。

2005年10月2日、初参戦となったパンクラス近藤有己と対戦し、判定負け。

2005年11月5日、HERO'S初参戦となったHERO'S 2005 in SEOULでハリッド"ディ・ファウスト"と対戦し、0-2の判定負け[1]

2006年8月15日、友人でもあるエンセン井上がプロデュースした興行「『心』 〜Kill or be Killed〜」に出場し、アブドルザコフ・ルスランヒールホールドで一本勝ち[2]。4年7か月ぶりの勝利となった。

2006年10月28日、MARS 05でマルセロ・ブリットと対戦し、腕ひしぎ十字固めでレフェリーストップ負け。金原はレフェリー・主催者に対し抗議した[3]。なお、金原の公式サイトでは「協議中」となっている[4]

2007年3月18日、パンクラスで川村亮と対戦。壮絶な殴り合いの末にKO負けを喫し、リング上で「あと1試合で引退します。パンクラスで引退します」と表明した[5]。その後、12月に引退を撤回した[6][7]

2008年3月26日、復帰戦となったパンクラスで竹内出と対戦し、0-3の判定負けを喫した。この試合からライトヘビー級からミドル級に階級を下げた[8]

2009年4月16日、DEEP初参戦となったDEEP 41 IMPACTで長井憲治と対戦し、TKO勝ちを収めた[9]

人物

その他

  • 2005年韓国で行われたHERO'Sの大会では、韓国の実況アナウンサーが金原を「キム・フングァン」(金弘光 韓国語:김홍광)と紹介していた。
  • リングに入場した際には、顔の前で合掌をしながら、体をしゃがみこませ、くるりとリング中央で一回転する独特なパフォーマンスを毎回行っている。

戦績

総合格闘技

総合格闘技 戦績
60 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
34 7 19 8 0 3 0
23 6 4 13 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
飛鷺輝 5分2R終了 判定3-0 DEEP 51 IMPACT 2010年12月11日
RYO 5分2R終了 判定0-0 DEEP 49 IMPACT 2010年8月27日
× 福田力 5分3R終了 判定0-3 DEEP 46 IMPACT 2010年2月28日
MAX宮澤 1R 0:25 KO(パンチ連打) DEEP 44 IMPACT 2009年10月10日
桜井隆多 5分2R終了 判定1-0 DEEP 42 IMPACT 2009年6月30日
長井憲治 2R 3:02 TKO(パウンド) DEEP 41 IMPACT 2009年4月16日
× 金井一朗 5分2R終了 判定0-3 パンクラス PANCRASE 2008 SHINING TOUR 15周年記念興行第1弾 2008年10月1日
× KEI山宮 5分3R終了 判定0-3 パンクラス PANCRASE 2008 SHINING TOUR 2008年6月1日
× 竹内出 5分3R終了 判定0-3 パンクラス PANCRASE 2008 SHINING TOUR 2008年3月26日
× 川村亮 3R 1:36 KO(パンチ) パンクラス PANCRASE 2007 RISING TOUR 2007年3月18日
× マルセロ・ブリット 1R 0:49 腕ひしぎ十字固め MARS 05 "MARCHING ON" 2006年10月28日
アブドルザコフ・ルスラン 1R 2:02 ヒールホールド 『心』 〜Kill or be Killed〜 2006年8月15日
× アルボーシャス・タイガー 5分2R終了 判定0-3 パンクラス PANCRASE 2006 BLOW TOUR
【第2代ヘビー王者決定トーナメント 1回戦】
2006年4月9日
× ハリッド"ディ・ファウスト" 5分2R終了 判定0-2 HERO'S 2005 in SEOUL 2005年11月5日
× 近藤有己 5分3R終了 判定0-3 パンクラス PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR 2005年10月2日
× ユーリ・ベキシェフ 1R TKO(頭部カット) リングス・ロシア 2005年8月20日
× マウリシオ・ショーグン 1R 1:40 KO(サッカーボールキック) PRIDE.29 SURVIVAL 2005年2月20日
× アリスター・オーフレイム 2R 3:52 TKO(右目下のカット&鼻骨骨折) PRIDE.28 2004年10月31日
× ミルコ・クロコップ 2R(10分/5分)終了 判定0-3 PRIDE 武士道 -其の参- 2004年5月23日
× ヴァンダレイ・シウバ 1R 3:31 TKO(踏みつけ→タオル投入) PRIDE.23
【PRIDEミドル級タイトルマッチ】
2002年11月24日
イリューヒン・ミーシャ 5分3R終了 判定0-1 リングス WORLD TITLE SERIES GRAND-FINAL 2002年2月15日
ポール・カフーン 5分3R終了 判定2-1 リングス WORLD TITLE SERIES 2001年12月21日
ケリー・ジェイコブ 2R 2:51 ポイントアウト リングス WORLD TITLE SERIES 2001年10月20日
× マット・ヒューズ 延長R終了 判定0-3 リングス WORLD TITLE SERIES
〜旗揚げ10周年記念特別興行〜
2001年8月11日
× ヒカルド・アローナ 2R 0:53 膝十字固め リングス WORLD TITLE SERIES
【ワールドタイトル決定トーナメント ミドル級 1回戦】
2001年6月15日
× アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ 2R 0:27 チョークスリーパー リングス KING OF KINGS 2000 GRAND-FINAL
【準決勝】
2001年2月24日
デイブ・メネー 延長R 3:24 KO(パンチ) リングス KING OF KINGS 2000 GRAND-FINAL
【3回戦】
2001年2月24日
トム・サワー 1R 4:14 KO(パンチ) リングス KING OF KINGS 2000 Bブロック
【2回戦】
2000年12月22日
アレッシャンドリ・カカレコ 2R 2:45 アームロック リングス KING OF KINGS 2000 Bブロック
【1回戦】
2000年12月22日
ジョシュ・ホール 5分2R終了 判定2-1 リングス Rising Stars Bブロック
【ミドル級 2回戦】
2000年7月22日
エイドリアン・セラーノ 1R 2:07 アームロック リングス Rising Stars Bブロック
【ミドル級 1回戦】
2000年7月22日
× レナート・ババル 2R(10分/5分)終了 判定0-3 リングス MILLENNIUM COMBINE II 2000年6月15日
× マリオ・スペーヒー 5分2R終了 判定0-2 コロシアム2000 2000年5月26日
ヴァレンタイン・オーフレイム 4:32 KO Rings Holland: There Can Only Be One Champion 2000年2月6日
× ダン・ヘンダーソン 5分2R終了 判定0-1 リングス WORLD MEGA-BATTLE OPEN TOURNAMENT KING of KINGS
【Aブロック 2回戦】
1999年10月28日
ジェレミー・ホーン 5分2R終了 判定2-0 リングス WORLD MEGA-BATTLE OPEN TOURNAMENT KING of KINGS
【Aブロック 1回戦】
1999年10月28日
坂田亘 20分終了 ロストポイント差 リングス RISE 5th 1999年8月19日
成瀬昌由 30分終了 ロストポイント差 リングス RISE 4th 1999年6月24日
× ヴァレンタイン・オーフレイム 4:35 TKO(タオル投入) リングス RISE 3rd 1999年5月22日
× 田村潔司 20:14 腕ひしぎ十字固め リングス RISE 1st 1999年3月22日
× ヒカルド・モラエス 20分終了 判定 リングス 前田日明 引退試合 〜The Final〜 1999年2月21日
× ヴォルク・ハン 13:22 アキレス腱固め リングス WORLD MEGA-BATTLE TOURNAMENT 1998
〜第1回国別対抗戦FNRカップ〜 GRAND-FINAL
1999年1月23日
ハンス・ナイマン 9:04 腕ひしぎ十字固め リングス WORLD MEGA-BATTLE TOURNAMENT 1998
〜第1回国別対抗戦FNRカップ〜 SEMI-FINAL
1998年12月23日
デイブ・フォン・デ・フェーン 7:24 アームロック リングス WORLD MEGA-BATTLE TOURNAMENT 1998
〜第1回国別対抗戦FNRカップ〜 Bブロック 1st.ROUND
1998年11月20日
ディミータ・ペトコフ 4:55 腕ひしぎ十字固め リングス WORLD MEGA-BATTLE TOURNAMENT 1998
〜第1回国別対抗戦FNRカップ〜 Aブロック 1st.ROUND
1998年10月23日
リー・ハスデル 15分終了 ロストポイント差 リングス・イギリス NIGHT OF THE SAMURAI 2 1998年10月11日
ウィリー・ピータース 6:57 裸絞め リングス FIGHTING INTEGRATION 6th 1998年9月21日
グロム・ザザ 10:17 裸絞め リングス FIGHTING INTEGRATION 5th 1998年8月28日
ディック・フライ 4:22 腕ひしぎ十字固め リングス CAPTURED 〜AKIRA MAEDA LAST MATCH〜 1998年7月20日
サンドラ・マック・キリアン 1R 3:25 腕ひしぎ十字固め リングス FIGHTING INTEGRATION 4th 1998年6月27日
坂田亘 2R 0:56 腕ひしぎ十字固め リングス Battle Genesis Vol.4 1998年6月20日
リー・ハスデル 30分終了 ロストポイント差 リングス FIGHTING INTEGRATION 3rd 1998年5月29日
トドール・トドロフ 9:17 TKO(レフェリーストップ) RINGS RUSSIA 1998 1998年4月25日
サンドラ・トンハウザー 6:26 アキレス腱固め リングス FIGHTING INTEGRATION 2nd 1998年4月16日
× イリューヒン・ミーシャ 14:03 アキレス腱固め リングス FIGHTING INTEGRATION 1st 1998年3月28日
リック・ルセーロ 4:55 ダブルリストロック キングダム/後楽園ホール 1998年1月28日
エディ・ルイス 3:47 腕ひしぎ十字固め キングダム/国立代々木第2体育館 1997年12月14日
桜庭和志 7:18 KO キングダム/鹿児島アリーナ 1997年12月8日
× 桜庭和志 11:41 腕ひしぎ逆十字固め キングダム/博多スターレーン 1997年12月2日
パトリック・スミス 5:18 腕ひしぎ逆十字固め キングダム/札幌中島体育センター 1997年11月19日
松井駿介 6:11 腕ひしぎ逆十字固め キングダム/函館市民体育館 1997年11月15日
安生洋二 8:46 腕ひしぎ逆十字固め キングダム/後楽園ホール 1997年11月3日
× 桜庭和志 4:15 TKO キングダム/別府ビーコンプラザ 1997年9月20日
日高郁人 1:56 ダブルリストロック キングダム/別府ビーコンプラザ 1997年9月20日
佐野友飛 7:20 腕ひしぎ逆十字固め キングダム/後楽園ホール 1997年9月3日
× 佐野友飛 6:49 腕ひしぎ逆十字固め キングダム/新潟市体育館 1997年8月22日
高山善廣 7:10 腕ひしぎ逆十字固め キングダム/新潟市体育館 1997年8月22日
ビリー・ジャック・スコット 2:56 足首固め キングダム/新潟市体育館 1997年8月22日
ニコラス・スタークス 2:33 ダブルリストロック キングダム/国立代々木第2体育館 1997年7月29日
山本健一 7:14 スリーパーホールド キングダム/国立代々木体育館 1997年5月4日

グラップリング

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ヒカルド・アローナ ポイント0-16 アブダビコンバット
【99kg未満級 1回戦】
2000年3月

脚注

関連項目

外部リンク