立山黒部貫光立山ケーブルカー

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立山ケーブルカー
(鋼索線)
立山ケーブルの車両
立山ケーブルの車両
概要
種別 鋼索鉄道
起終点 起点:立山駅
終点:美女平駅
駅数 2駅
運営
開業 1954年8月13日 (1954-08-13)
所有者 立山黒部貫光
運行方法 単線2両交走式
路線諸元
路線総延長 1.3 km (0.81 mi)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
最高地点 標高 977 m (3,205 ft)
高低差 487 m (1,598 ft)
最急勾配 560 (29 ° 14 )
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
地鉄立山線
0.0 立山駅
TUNNEL1
SPLa
SPLe
TUNNEL1
KBHFe
1.3 美女平駅
BUS
立山高原バス室堂方面)
列車の交換
左手前が貨車、その下の赤い屋根が乗務員室
第2号隧道

立山ケーブルカー(たてやまケーブルカー)は、富山県中新川郡立山町芦峅寺字ブナ坂にある富山地方鉄道立山線との連絡駅の立山駅から、室堂への連絡バスの発着する美女平駅までを結ぶ立山黒部貫光ケーブルカー路線。正式名称は鋼索線(こうさくせん)であるが、同社の黒部ケーブルカーも正式には同名であることもあって、案内上は用いられていない。立山黒部アルペンルートの一部を構成する。もと立山開発鉄道の路線だったが、2005年に立山黒部貫光と合併し、同社の路線となった。

車窓からは柱状節理の岩肌を見ることができ、自動放送のアナウンスでも案内される。

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):1.3 km
  • 軌間:1067 mm
  • 駅数:2駅(起終点駅含む)
  • 高低差:487 m

運行形態

所要時間7分。乗車時間指定制。冬期(毎年12月1日 - 翌年3月31日)は運休する。

客車の下に貨車を連結して運行されることが多い。この場合、立山駅へ降りる側の列車では、乗務員(車掌)は貨車の下端に設置された乗務員室に乗務する。

歴史

前史

  • 1952年(昭和27年)8月1日 - 「立山開発鉄道株式会社の千丈ケ原、美女平間地方鉄道敷設免許申請について」運輸審議会へ諮問[1]
  • 1952年(昭和27年)8月22日 - 運輸審議会が「立山開発鉄道株式会社申請の千丈ケ原、美女平間地方鉄道敷設については、免許することが適当である。」と答申[1]

開業後

  • 1954年(昭和29年)8月13日 - 立山開発鉄道によって千寿ヶ原 - 美女平間開業。
  • 1970年(昭和45年)7月1日 - 千寿ヶ原駅を立山駅に改称。
  • 2003年(平成15年)4月1日 - 2代目車両運行開始。
  • 2005年(平成17年)10月1日 - 立山黒部貫光の路線となる。

駅一覧

立山駅 - 美女平駅

接続路線

脚注

  1. ^ a b 1952年(昭和27年)9月9日運輸省告示第277号「運輸審議会の答申(新潟交通株式会社の自動車運送事業免許申請について等)」

関連項目

外部リンク