江古田
江古田 | |
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国 | 日本 |
都道府県 | 東京都 |
特別区 | 中野区 |
人口 | |
• 合計 | 11,571人 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
165-0022 |
市外局番 | 03(東京MA) |
江古田(えごた)とは、東京都中野区の地名。江古田一丁目から江古田四丁目までが設置されている。
地理
中野区の北部に位置する。町域の東部は新宿区西落合に接する。北部・北東部は江古田川を境に中野区江原町・練馬区豊玉北・豊玉中に接する。北部は道路を境に豊玉南にも接する。西部は中野区丸山に接する。南部は新青梅街道を境に中野区松が丘・沼袋に接する。地域内の多くは住宅地からなる。
江古田三丁目の北西部一帯は、かつての国立療養所中野病院であり、結核を罹った患者の隔離病棟を備えた施設であった。当病院は1993年に新宿区の国立国際医療センターへ統合、移転し、現在跡地は江古田の森公園といった公園や福祉保健施設・公務員宿舎になっている。
歴史
江古田は室町時代に文献への初出が確認されているが、地名の由来および当時の読み方については諸説あり、はっきりしていない。1477年には太田道灌と豊島一族がこの地で戦い、江古田・沼袋原の戦いと呼ばれている。
江古田は多摩郡東端の村であったが、明治維新後の1889年(明治22年)、近隣の6村と合併し野方村となった(この間、所属郡は東多摩郡→豊多摩郡と変遷)。その大字となる。
現在の地名としての江古田の範囲は、1963年の住居表示法施行で決まったものである。この直前では、現在の松が丘、江原町、丸山、沼袋二丁目および四丁目を加えた範囲が江古田であり、江古田一丁目から四丁目まで存在した。なお、現在中野区では江古田地域の範囲を江古田一丁目から三丁目・江原町全域・松が丘全域とし、江古田四丁目は沼袋地域に組み入れられている。
交通
当地域には駅はないが、都営地下鉄大江戸線(落合南長崎駅・新江古田駅)、西武池袋線(東長崎駅・江古田駅)および西武新宿線(新井薬師前駅・沼袋駅)の各駅が徒歩10-15分の範囲にある。乗合バスの系統および運行本数も充実しており、これを利用する者も多い。乗合バスは関東バスが丸山営業所を当地区に置き新宿や中野、練馬方面などへ、都営バスが池袋へ(大多数は江古田二丁目始発だが、ごく一部に練馬車庫発着がある)、京王バス東が中野と練馬を結ぶ路線を運行している。
西武池袋線江古田駅と「江古田」の読み
西武池袋線には江古田駅が存在し、駅周辺一帯も江古田と呼ばれることが多い。現在、江古田駅は練馬区旭丘にあり中野区江古田からは離れている。
これは、練馬区栄町および旭丘が、1960年の住居表示法施行まで「江古田(町)」であったことに由来する。もともと、江戸時代に多摩郡江古田村の新田として開発されたものである。 区が異なるのは、新田は豊島郡に所属していたためで、明治維新以降のそれぞれの郡内で合併が進められたことによる。
駅名は「えこだ」と読み、練馬区内の施設・店名等でも「えこだ」と読む場合が多いが、これは中野区側の正式名称である「えごた」と異なる。その理由については諸説あるが、不明である[2]。
なお、東京都交通局の都営地下鉄大江戸線新江古田駅は「しんえごた」である。こちらは中野区の地名に合わせたものである。
施設
- 学校
- 公園
- 江古田の森公園 - 国立療養所中野病院跡地
- 公共施設
- 中野区立江古田地域事務所
- 中野区立江古田区民活動センター
- 中野区立北部すこやか福祉センター
- 中野区立江古田地域包括支援センター
- 中野区立江古田図書館
- 中野区立歴史民俗資料館
- 東京消防庁野方消防署江古田出張所(特別消火中隊・救急隊無)
- 野方配水塔(水道タンク)
- 病院
- 社会福祉法人 武蔵野療園 武蔵野療園病院
- 医療法人財団 健貢会 総合東京病院
- 社会福祉法人 浄風園 中野江古田病院
- その他
- 関東バス丸山営業所
- 東京総合保健福祉センター 江古田の森(介護老人福祉施設・介護老人保健施設)