柴田嶺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Marsmarsmars (会話 | 投稿記録) による 2012年4月7日 (土) 15:44個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

柴田 嶺
Ryo SHIBATA
フィギュアスケート選手
生誕 (1987-02-24) 1987年2月24日(37歳)
北海道釧路市
身長 169 cm
選手情報
代表国 日本の旗 日本
所属クラブ 明治大学スケート部
引退 2010年1月
ISUパーソナルベストスコア
総合172.812004 JGPハルギタ杯
SP58.002005 JGPクロアチア杯
FS116.642005 JGPアンドラ杯

柴田 嶺(しばた りょう、1987年2月24日[1] - )は、日本の元フィギュアスケート選手(男子シングル)。2004年ISUジュニアグランプリ ハルギタ杯、2005年ISUジュニアグランプリ アンドラ杯優勝。ドーモに所属している。

人物

イリーナ・スルツカヤのビールマンスピンに憧れ、男子には珍しいビールマンスピンを習得[2]。衣装や髪型など、見せることにも強い意識を持つ[3]。コンビネーションのセカンドジャンプに3回転ループをつけることができたほか[4]、3回転アクセルは2007年の練習中に成功をおさめていた[5]

経歴

小学5年生のとき、テレビで長野オリンピックを見たことがきっかけでフィギュアスケートを始める[6]。高校卒業までは釧路の須貝麻里子に師事し[7]、2002年に全日本ジュニア選手権優勝、同年の全日本選手権では5位に入った。翌2003-2004シーズンは不振に陥り、2004-2005シーズンには日本スケート連盟の特別強化指定を外れたためISUジュニアグランプリには自費参加となったが、ハルギタ杯で優勝しJGPファイナルに進出。翌シーズンのジュニアグランプリアンドラ杯で2度目の優勝を果たした。

明治大学進学とともに上京し、中学2年生から振り付けを依頼していた川越正大の指導を受けるようになった[7]が、シニアクラスでは表彰台に立つことがなく2007-2008シーズンを最後に国際舞台からも遠ざかった。

2010年1月に競技から引退[8]。故郷釧路で開催された冬季国民体育大会が最後の競技会となった。プロ転向を表明している。

主な戦績

大会/年 2002-03 2003-04 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10
全日本選手権 5 11 7 8 16 15
GPロシア杯 12
GP中国杯 10 12
エイゴンチャレンジ杯 5
世界Jr.選手権 12 12
全日本Jr.選手権 1 棄権 6 3
JGPファイナル 4 7
JGPクロアチア杯 3
JGPアンドラ杯 1
JGPハルギタ杯 1
JGPクールシュベル 4
JGPチェコスケート 14
JGPトラパネーゼ杯 12
JGPベオグラード・スパロー 4

詳細

2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年12月25日-26日 第78回全日本フィギュアスケート選手権門真市 11
60.4
17
101.09
15
161.49


2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年12月25日-27日 第77回全日本フィギュアスケート選手権(長野) 13
53.80
17
87.58
16
141.38


2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年3月6日-9日 エイゴンチャレンジ杯ハーグ 8
53.70
5
115.10
5
168.80
2007年12月26日-28日 第76回全日本フィギュアスケート選手権(大阪) 11
50.00
7
117.93
8
167.93
2007年11月7日-11日 ISUグランプリシリーズ 中国杯(ハルビン) 12
48.70
12
85.49
12
134.19


2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2006年12月27日-29日 第75回全日本フィギュアスケート選手権(名古屋) 11
54.35
8
122.99
7
177.34
2006年11月24日-26日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯(モスクワ) 12
49.32
10
109.11
10
158.43
2006年11月9日-12日 ISUグランプリシリーズ 中国杯(南京) 8
57.40
10
96.23
10
153.63


2005-2006 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2006年3月6日-12日 2006年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(リュブリャナ) 5
106.20
9
55.08
15
95.93
12
151.01
2005年12月23日-25日 第74回全日本フィギュアスケート選手権(東京) - 11
53.15
9
108.20
11
161.35
2005年12月10日-11日 第74回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(長野) - 3
56.75
3
112.50
3
169.25
2005年11月24日-27日 2005/2006 ISUジュニアグランプリファイナル(オストラヴァ) - 6
53.20
8
97.91
7
151.11
2005年10月6日-9日 ISUジュニアグランプリ クロアチア杯(ザグレブ) - 1
58.00
3
107.65
3
165.65
2005年9月7日-11日 ISUジュニアグランプリ アンドラ杯(カニーリョ) - 3
53.73
1
116.64
1
170.37


2004-2005 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2004年12月2日-5日 2004/2005 ISUジュニアグランプリファイナル(ヘルシンキ) 3
57.62
4
107.92
4
165.54
2004年11月20日-21日 第73回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(大阪) 5
54.67
7
101.12
6
155.79
2004年10月12日-17日 ISUジュニアグランプリ ハルギタ杯(ミエルクレア・チュク) 2
56.36
1
116.45
1
172.81
2004年8月26日-28日 ISUジュニアグランプリ クールシュベル(クールシュベル) 4
51.22
4
98.27
4
149.49


2003-2004 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2003年10月31日-11月3日 ISUジュニアグランプリ チェコスケート(オストラヴァ) 9 15 14


2002-2003 シーズン
開催日 大会名 予選 SP FS 結果
2003年2月24日-3月2日 2003年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(オストラヴァ) 5 12 12 12
2002年11月23日-24日 第71回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(名古屋) - 1 2 1
2002年10月31日-11月3日 ISUジュニアグランプリ トラパネーゼ杯(ミラノ) - 4 16 12
2002年9月12日-14日 ISUジュニアグランプリ ベオグラード・スパロー(ベオグラード - 2 5 4


2001-2002 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2001年11月23日-24日 第70回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(東京) 5 7 6

プログラム

シーズン SP FS EX
2008-2009[9] ロミオとジュリエット
作曲:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:アストリッド・シュラブ
死の舞踏
作曲:カミーユ・サン=サーンス
火の鳥
作曲:イーゴリ・ストラヴィンスキー
振付:川越正大、佐藤紀子
オペラ座の怪人
作曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー
振付:川越正大
2007-2008[10] 死の舞踏
作曲:カミーユ・サン=サーンス
振付:川越正大
幻想即興曲
作曲:フレデリック・ショパン
振付:川越正大
ティアーズ・イン・ヘヴン
ボーカル:エリック・クラプトン
振付:川越正大
2006-2007[11][12] ハナの瞳
作曲:マクシム・ムルヴィツァ
振付:川越正大
アディオス・ノニーノ
作曲:アストル・ピアソラ
振付:川越正大
ティアーズ・イン・ヘヴン
ボーカル:エリック・クラプトン
振付:川越正大
アヴェ・マリア
2005-2006[13] ブラックオパール
振付:川越正大
マラゲーニャ
演奏:エルネスト・レクオーナ
振付:川越正大
ストレイ・キャット・ストラット
作曲:ブライアン・セッツァー
振付:川越正大
2004-2005[13] マラゲーニャ
演奏:エルネスト・レクオーナ
振付:川越正大
プレイヤー
2003-2004[13] テンペスト 『レッド・バイオリン』より
作曲:フリッツ・クライスラー、演奏:川井郁子
ピアノ協奏曲第1番
ピアノ協奏曲第2番
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
プレイヤー

脚注

  1. ^ 『フィギュアスケート選手名鑑 2006』新書館、2005年12月、p.36
  2. ^ 『Cutting Edge』pp.81-83、『Cutting Edge 2007 日本男子フィギュアスケートオフィシャルファンブック』DAI-X出版、2007年1月、p.68
  3. ^ 『Cutting Edge 2007』pp.66-67
  4. ^ 『Cutting Edge 2008』p.71
  5. ^ 『Cutting Edge 2008』p.69
  6. ^ 『Cutting Edge 日本男子フィギュアスケートオフィシャルファンブック』DAI-X出版、2005年12月、p.77
  7. ^ a b 『Cutting Edge 2008 日本男子フィギュアスケートオフィシャルファンブック』DAI-X出版、2007年12月、p.71
  8. ^ フィギュア柴田、来年1月で引退 釧北陽高出身 - 47news 同 - 北海道新聞
  9. ^ 『フィギュアスケートDays Plus 2008-2009男子シングル読本』ダイエックス出版、2008年9月、p.34
  10. ^ 『Cutting Edge 2008』p.72
  11. ^ 『Cutting Edge 2007』p.90
  12. ^ 『Cutting Edge 2008』p.67
  13. ^ a b c 『Cutting Edge』p.95

外部リンク