死の舞踏 (サン=サーンス)

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死の舞踏』(しのぶとう、Danse macabreト短調カミーユ・サン=サーンスの作曲した交響詩フランスの詩人アンリ・カザリス(Henri Cazalis)の詩『死の舞踏』をもとにして作られた。元々は1872年に歌曲として作曲され、次に管弦楽曲にまとめられた。

ソロ・ヴァイオリン(以下Solo・Vn)を中心とする交響詩。ただしソロは変則調弦で、通常G, D, A, E調弦するところをG, D, A, Esと調弦する。

目次

[編集] 曲の構成

カザリスの詩 サン=サーンスの曲
夜中の12時、死神墓場に現れる ハープが12回、Dの音を奏でる
死神がヴァイオリンを弾く Solo・VnがAとEsの不協和音で死神らしい雰囲気を表す
骸骨がカチャカチャと踊る 木琴(当時は音楽で用いられることは殆どなかった)を用いる
朝を告げる雄鶏の鳴き声 突然が止んで出てくるオーボエ旋律
そして激しく踊っていた骸骨たちは墓場へ帰り、曲は静かに終わる。

[編集] 編成

編成表
木管 金管
Fl. 2
Pic.1
Hr. 4 Timp. Vn.1 ソロ
Ob. 2 Trp. 2 , Cym., Tri., B.D., Xyl. Vn.2
Cl. 2 Trb. 3 Va.
Fg. 2 Tub. 1 Vc.
Cb.
その他 Hp.
  • 標準的な規模の編成である。
  • solo.Vn.は変則調弦で、通常G, D, A, E調弦するところをG, D, A, Esと調弦する。これは、冒頭(死神がヴァイオリンを弾く場面)の属9和音(D, A, Es)上に構成された印象的なsolo.Vn.を際立たせるためであろうと思われる。通常の調弦ではAとEsを同時に弾くのがやや困難だが、このように調弦することによって双方の音が開放弦となるため演奏が容易になり、また開放弦であるため音がよく響くようになる。さらに、D, A, Esのすべてが開放弦となることで、(D, A)と(A, Es)の音色を統一することができるのである。

[編集] その他

曲中で骸骨の骨のぶつかる音を表現するシロフォンの旋律は、サン=サーンス自身の作品である『動物の謝肉祭』の第12曲「化石」でも使われている。

他者の編曲ではあるが、ピアノ独奏版と、オルガン独奏版が存在する。ピアノ独奏版では特にリスト編曲が有名である。また、それを元にさらにホロヴィッツが編曲したことでも知られている。現在、ピアノリサイタルなどでよく取り上げられている。

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