東京女学館大学
東京女学館大学 | |
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大学設置 | 2002年 |
創立 | 1888年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人東京女学館 |
本部所在地 | 東京都町田市鶴間1105 |
キャンパス | 南町田キャンパス |
学部 | 国際教養学部 |
研究科 | なし |
ウェブサイト | http://www.tjk.ac.jp/ |
東京女学館大学(とうきょうじょがっかんだいがく、英語: Tokyo Jogakkan College)は、東京都町田市鶴間1105に本部を置く日本の私立大学。1888年創立、2002年大学設置。大学の略称は女学館。
2015年(平成27年)度をもって閉校することが発表されている[1]。
概要
1956年(昭和31年)に設立された短大・東京女学館短期大学を前身とし、2002年(平成14年)に国際教養学部のみの4年制大学(女子大学)として設立された[2]。
同じ学校法人・東京女学館が運営する小学校・中学校・高等学校が渋谷区広尾にあるのに対して、東京女学館大学は町田市鶴間にあり、最寄の鉄道駅は東急田園都市線の南町田駅である。少人数教育を特徴とし、学費は初年度納付金が179万円であるなど、女子大としては比較的高額であるとされる[2]。
沿革
- 1886年(明治19年) - 「女子教育奨励会創立委員会」発足。本学の起源となる
- 1888年(明治21年) - 東京女学館設立
- 1956年(昭和31年) - 東京女学館短期大学(文科)設置認可、東京都渋谷区広尾に開学[3]
- 1978年(昭和53年) - 現在地、東京都町田市鶴間に移転
- 1995年(平成7年) - 短期大学学科改組(国際文化学科、情報社会学科)
- 2000年(平成12年) - 短期大学の学生募集を停止
- 2002年(平成14年) - 東京女学館大学(国際教養学部)開学
- 2013年(平成25年) - 学生募集停止
- 2016年(平成28年) - 閉校予定
学部
- 国際教養学部
- 国際教養学科
- 英語コミュニケーションコース
- 国際社会コース
- 心理・資格コース
- 国際教養学科
学内奨学金
- 給付型
- 本学独自の給付型奨学金
- 奨学金A
- 奨学金B
- 館内推薦奨学金
- 減免型
- 授業料減免制度
閉校の決定
大学全入時代の到来等に伴う学生募集の不振から約25億円の累積赤字を抱えているとして、学校法人東京女学館の理事会は2012年(平成24年)4月、東京女学館大学は同年度の新入学生を最後に学生の募集を停止し、2016年(平成28年)3月をもって閉校することを発表した[1]。
東京女学館大学では2002年(平成14年)の開校以来定員割れが継続しており、入学定員をそれまでの115名から20名減らして95名とした2012年(平成24年)4月からの年度においても、入学者は52人に留まっていた。一方、大学の教授会は理事会による閉校の決定について、募集停止について事前に知らされなかったとして撤回を求めている[2]。
2016年2月28日、朝日新聞が在籍する約40人の学生のうち数人が卒業に必要な単位が不足することから留年する可能性があるため、大学の閉校が延期される可能性があると報道した。大学側は、教員らは予定通り3月末で退職とし、新規に教員を採用することで留年する学生に対応するとしている[4]。
歴代学長
初代学長は、中根千枝。2004年(平成16年)に就任した3代目学長は教育学者の麻生誠、2007年(平成19年)から翌年まで在職した4代目学長は天野正子(社会学者)であった。2011年(平成23年)現在の学長は福原孝明。
著名な教員
- 阿刀田高 (客員教授、直木賞作家・同選考委員)
- 新浪剛史 (客員教授、株式会社ローソン代表取締役社長CEO)
- 天野正子(4代目学長、お茶の水女子大学名誉教授)
- 加藤千恵(東京女学館大教授)
- 西山昭彦(東京女学館大教授)
- 麦倉哲(元東京女学館大教授)
系列校
- 東京女学館小学校 - 東京都渋谷区広尾
- 東京女学館中学校・高等学校 - 東京都渋谷区広尾
脚注
- ^ a b “東京女学館大学、16年3月閉校 ブランド力生かせず 小中高は運営継続”. 日本経済新聞 (2012年4月30日). 2012年4月30日閲覧。
- ^ a b c “東京女学館大、閉校へ 来年度から募集停止”. 朝日新聞 (2012年4月30日). 2012年4月30日閲覧。
- ^ “東京女学館大、4年後閉校へ…学生集まらず赤字”. 読売新聞 (2012年4月30日). 2012年4月30日閲覧。
- ^ 東京女学館大、閉校に「待った」 数人が留年の可能性朝日新聞