忌火起草
表示
ジャンル | サウンドノベル、ホラー |
---|---|
対応機種 |
プレイステーション3 Wii(解明編) iOS(iPhone/iPod touch/iPad) |
開発元 | チュンソフト |
発売元 |
セガ iOS:チュンソフト |
人数 | 1人 |
メディア |
PS3:BD-ROM Wii:Wii用光ディスク iOS:ダウンロード販売 |
発売日 |
PS3:2007年10月25日 Wii:2008年8月7日 iOS:2012年2月29日 |
対象年齢 | CERO:C(15才以上対象) |
コンテンツ アイコン | セクシャル・暴力・恐怖・麻薬・その他 |
デバイス |
PS3:DUALSHOCK 3対応・リモートプレイ対応 Wii:クラシックコントローラ対応 |
売上本数 |
PS3:約6万8千本 Wii:約9千本 |
その他 |
対応映像出力 NTSC,480p,720p (忌火起草のみ) 対応音声出力 ドルビーデジタル5.1ch (忌火起草) ドルビープロロジックIIによる擬似5.1ch(忌火起草 解明編) |
『忌火起草』(イマビキソウ)は、開発チュンソフト、発売セガのセガ×チュンプロジェクトによるサウンドノベルゲーム。
概要
心理描写や地の文はテキストで表示され、セリフは音声で出力されるほか、ムービー・実写映像・CGを交えた構成になっている。各キャラクターは実写で表示されるが、音声は別に声優がアテレコしている。
2008年(平成20年)8月には新シナリオを追加した『忌火起草 解明編』(イマビキソウ カイメイヘン)がWiiで発売。Wii初のサウンドノベルゲームとなった。2012年(平成24年)2月にはiOS移植版がチュンソフトより発売された。
PS3版はハイビジョン対応、Wii版はWiiリモコンのスピーカーに対応。PS3向けの『忌火起草』はドルビーデジタル5.1chに、Wii向けの『忌火起草 解明編』はドルビープロロジックIIによる擬似5.1chに対応しており、背後から声が聞こえる演出などがある。また、コントローラの振動機能にも対応(PS3はオプション)。
主要登場人物
- 牧村 弘樹(まきむら ひろき)
- 声 - 林勇
- 本作の主人公。愛美に淡い恋心を抱いているが、中々口に出せないでいる。野草研究サークルに入った理由も愛美がいたから。
- 早瀬 愛美(はやせ まなみ)
- 声 - 本名陽子
- 本作のヒロイン。肩まである髪が印象的な可憐な美少女。1年前に恋人と死別しており、そのためかどことなく陰がある。
- 皆川 香織(みながわ かおり)
- 声 - 大前茜
- ゴスロリファッションの少女。積極的な性格で弘樹への好意を隠していない。
- 渡辺 正人(わたなべ まさと)
- 声 - 櫛田泰道
- 弘樹とは最も親しい友人。大柄な体格だがやや気が弱く神経質な面がある。
- 中森 健吾(なかもり けんご)
- 声 - 杉山大
- 皆のトラブルメーカー。大のオカルトマニアでもある。
- 和泉 飛鳥(いずみ あすか)
- 声 - 四宮豪
- 冷静で理知的な性格から、皆のリーダー的存在でもある。和子とは高校時代からの付き合い。
- 松下 和子(まつした かずこ)
- 声 - 佐藤あかり
- 容姿端麗な美人。気が強い性格だが、飛鳥に対しては一途。
- 間宮 京介(まみや きょうすけ)
- 1年前に交通事故で亡くなった愛美の恋人。野草研究サークルのOBである。
メインスタッフ
- ゼネラルプロデューサー - 中村光一
- プロデューサー - イシイジロウ
- 監督 - 中嶋康二郎
- シナリオ - 北島行徳、牧野修、加藤一
- サウンド - 上野耕路、松崎雄一
- アートディレクション - 庄野晴彦
- 撮影 - ツインズジャパン
- VFX - アニマロイド
- 撮影監督 - 飯野歩
- 開発 - チュンソフト
- 販売 - セガ
製品
「○○編」という名称が随所で使用されている。
- 「忌火起草 刻銘編」- 販売促進用DVD。非売品。
- 「忌火起草」- 本作品
- 「忌火起草 生誕編 〜メイキング オブ 忌火起草〜」- 映像特典が収録されたBlu-ray Disc。予約特典。
- 「忌火起草 DXパック」- 忌火起草と忌火起草栽培セットの同梱パック。セガダイレクトにて販売[1]。
- 「忌火起草 解明編」 - Wii 移植版。2008年8月7日発売。
沿革
- 2007年7月21日、東京ジョイポリスにて「忌火起草 胎動編」ゲームの世界観とリンク!“音”にこだわったお化け屋敷で戦慄の恐怖体験!と題し、ウォークスルータイプのホラーアトラクションをオープン。
- 2007年9月20日、フルハイビジョン(1080p)画質の「接触編」がPLAYSTATION Storeにて配信された。
- 2007年10月15日、「忌火起草 体験版」がPLAYSTATION Storeにて配信[2]。
- 2007年10月25日、「忌火起草」発売。予約特典として、Blu-ray Disc「忌火起草 生誕編 〜メイキング オブ 忌火起草〜」が付属。
- 2007年10月25日、忌火起草の映画化が発表[3]。
- 2007年10月25日 - 2007年10月28日、推定販売数2万419本(エンターブレイン調べ)
- 2007年11月8日、「ピンク編」第二回配信[4]。
- 2007年11月22日、「ピンク編」最終回配信[4]。
- 2008年4月25日、Wii版「忌火起草 解明編」の発売が発表される。
- 2008年8月7日、「忌火起草 解明編」発売。
- 2012年2月29日、iOS版発売。
その他
本作はチュンソフトのサウンドノベル第1作である『弟切草』とタイトルが似ているが、関連はなく独立した作品である。『弟切草』と響きが似ているのはたまたまだとゼネラルプロデューサーの中村光一が『ファミ通』のインタビューに答えている。一方でプロデューサーのイシイジロウは『弟切草』の分岐システムをさらに発展させたとPlayStation.comのインタビューに答えている[5]。
脚注
- ^ 忌火起草 - セガダイレクト、セガダイレクト
- ^ セガ、PS3「忌火起草」の無料体験版 「PLAYSTATION Store」で10月15日から配信、GAME Watch、2007年10月12日
- ^ セガ、『忌火起草』の映画化を決定 - プロデュースは『リング』の一瀬隆重氏、マイコミジャーナル、2007年10月25日
- ^ a b セガ、PS3「忌火起草」「ピンク編」の第2回と最終回をPLAYSTATION Storeにて無料配信、GAME Watch、2007年10月25日
- ^ インタビュー イシイジロウさん、PlayStation.com、2007年10月