岡迫亘弘
岡迫 亘弘(おかせこ のぶひろ)とは、日本のアニメーター、スタジオ・ヴィクトリー代表である。男性。
略歴
1958年に東映動画(現:東映アニメーション)に入社したのち旧虫プロダクションのアニメーターを経て日本放送映画(後の東京テレビ動画→日本テレビ動画)に移籍。『戦え!オスパー』や『夕やけ番長』などの演出・作画を経て独立。独立後はフリーを経て土田プロダクションで『キャプテン翼』などでキャラクターデザイン・作画監督を務めた後、1987年に作画スタジオであるスタジオ・ヴィクトリーを設立し同社の代表に就任した。
また、70年代は実写特撮作品にもキャラクターデザイナーとして参加したこともあった。『正義を愛する者 月光仮面』に参加したことをきっかけに、この作品を制作した広告代理店萬年社の依頼で、同じ川内康範原作の『レインボーマン』や『ダイヤモンド・アイ』、東宝の『流星人間ゾーン』、日活の『電撃!!ストラダ5』などの実写特撮作品のキャラクターデザインも担当した[1]。
担当作品
- 戦え! オスパー 演出
- 夕やけ番長 作画監督
- 赤き血のイレブン 監督(6話から)、作画監督
- 正義を愛する者 月光仮面 チーフディレクター、演出、作画監督
- 新造人間キャシャーン 原動画
- 山ねずみロッキーチャック 作画監督
- 宇宙戦艦ヤマト キャラクターデザイン、作画監督
- 愛の戦士レインボーマン 監督、キャラクターデザイン、作画監督
- アンデス少年ペペロの冒険 キャラクターデザイン、作画監督
- ワンサくん 作画
- 合身戦隊メカンダーロボ キャラクターデザイン
- カリメロ(第2作) 作画監督
- キテレツ大百科 作画監督
- キャプテン翼(第1シリーズ)キャラクターデザイン
- キューティーハニー 作画監督
- ゲームセンターあらし 作画監督、キャラクター設計
- 激走!ルーベンカイザー アニメーションキャラクター
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 作画監督
- さすらいくん 作画監督
- しましまとらのしまじろう 作画監督
- 鉄腕アトム 原画
- ドカベン 作画監督
- 飛べ!イサミ 作画監督
- 忍たま乱太郎 作画監督
- 忍ペンまん丸 作画監督
- はりもぐハーリー作画監督
- ビリ犬 作画監督
- ポコニャン 作画監督
- ファイトだ!!ピュー太 作画
- プリンセスナイン 如月女子高野球部 作画監督
- ふるさと再生 日本の昔ばなし 「いかとするめ」作画
- 魔法陣グルグル 作画監督
- まんが猿飛佐助 キャラクターデザイン
- まんが日本史 作画監督
- ミスター味っ子 作画監督
- 未来少年コナン 作画
- 名犬ジョリィ 原画
- 燃えろ!トップストライカー 総作画監督、キャラクターデザイン
- ルパン三世 (TV第1シリーズ) 原画
- 笑ゥせぇるすまん 作画監督(アニメーション制作:シンエイ動画)
脚注
- ^ 『レインボーマン ダイヤモンド・アイ コンドールマン大全 70's川内康範ヒーローの世界』(双葉社)の岡迫亘弘のインタビューより(p107~)。岡迫の発言によれば、これらの作品では主に主人公のキャラクター(変身後のヒーロー)のみのデザインしたらしい。ただし『レインボーマン ダイヤモンド・アイ コンドールマン大全…』のp5によると『ダイヤモンド・アイ』のみ敵のキャラクターも岡迫のデザインの可能性があるとの記述がある(デザイン画も掲載)。