安坑軽軌

安坑軽軌
各種表記
繁体字：	安坑輕軌
簡体字：	安坑轻轨
拼音：	ān kēng Qīng guǐ
注音符号：	ㄢㄎㄥㄑㄧㄥㄍㄨㄟˇ
発音：	アンコンチンクイ
台湾語白話字：	An-khenn khin-kuí/An-khinn khin-kuí
客家語白話字：	Ôn-hâng Khiâng-kuí
日本語漢音読み：	あんこうけいき
英文：	Ankeng LRT
	テンプレートを表示

安坑軽軌
基本情報
通称	安坑ライトレール
現況	建設中
国	台湾
所在地	新北市新店区
種類	ライトレール
路線網	新北捷運
起点	双城駅
終点	十四張駅
駅数	9駅
開業	2022年末（予定）
所有者	新北市政府捷運工程局
運営者	新北捷運公司（設立予定）
車両基地	安坑機廠
路線諸元
路線距離	本線:7.5km; 全体:7.67km
	テンプレートを表示

停車場・施設・接続路線

凡例

南機廠

←■環状線→

0.0

K9 十四張

新店渓

K8 新和国小

安坑IC

←フォルモサ高速公路

K7 陽光運動公園

K6 安康 ↑安和路

↑安捷路

↓新店安坑一号道路(安一路)→

K5 景文科大安忠路

K4 耕莘安康院区車子路

K3 台北小城僑信路

K2 玫瑰中国城玫瑰路

7.5

K1 双城

7.67

安坑機廠

安坑軽軌（あんこうけいき、正体字: 安坑輕軌、アンコンチンクイ、英文表記: Ankeng Light Rail）は新北市政府捷運工程局（旧新北市政府捷運工程処）が計画している新店区内7.8kmを結ぶライトレール方式の捷運路線で、台湾のライトレールでは高雄市の環状軽軌、同じ新北市の淡海軽軌に次ぐ3例目となる。完成すれば新店区内の新興住宅地である安坑地区の交通事情改善に寄与する。

概要

二叭子植物園（中国語版）側の安泰路より、一部建設中のバイパス道路である安坑一号道路（安一路）の中央に確保された用地上を東西方向に進み、安捷路を経て安和路付近で高架上を走行、十四張地区で建設中の環状線の駅と接続する総延長約7.67kmの路線。

全線がライトレール方式の捷運路線で、起点駅手前の安坑1号道路の安泰路口西南側に車両基地が設置される。安坑機廠については可行性研究案ではK4駅付近とK1駅付近の2案があり、周辺の勾配などを鑑み前者が単層4.6ヘクタール、後者が半地下2層の3.7ヘクタールとなっていた。総合計画案になってからは都心に近い前者は用地取得の難易度とコストから見送られ、その結果機廠までを含む路線延長は7.83kmから7.67kmに短縮された^[2]^:(4-1)。

歴史

2013年
- 5月20日 - 行政院経済建設委員会で捷運安坑線のF/S通過^[3]。
- 7月1日 - 行政院でF/S審査通過^[4]。
2014年
- 11月11日 - ライトレールとの共用区間である安坑1号道路で起工式典^[5]
2015年
- 5月18日 - 国家発展委員会で総合計画の審議通過。当年度中の着工と7年の工期^[6]
- 6月8日 - 行政院で総合計画通過。
2016年
- 3月3日 - 安坑軽軌土木工程の入札で、国内ゼネコンの新亞建設が落札。総額66億6,600万台湾ドル。^[7]
- 3月28日 - 落札業者と正式契約、4月着工予定^[8]^[9]。
- 4月6日 - 起工。
- 5月18日 - 玫瑰城駅以西の併用区間である安坑1号道路第2段階延伸区間が着工式典^[10]
- 10月19日 - 中国鋼鉄グループが総額14.16億台湾ドルで機電工程（車両、軌道、通信）の優先交渉権を獲得^[11]^[12]。
2017年
- 3月 - 当路線が行政院のインフラ投資政策である前瞻基礎建設計画のリストに組み込まれた。
- 8月31日 - 併用軌道区間の計画道路（安祥路支線）が「安捷路」として開通^[13]。
- 9月6日 - 中国鋼鉄、機電工程通信制御部門でフランスのタレスグループと契約^[14]^[15]。
- 12月6日 - 駅名が正式決定（英語表記は未定）^[16]。
2018年9月3日 - 安坑1号道路と一体化したトンネルが貫通^[17]。
2021年10月、安坑車両基地での列車構内試験を開始^[18]。
2022年
- 1月5日 - 本線上での性能試験開始^[19]。
- 2月19日 - 本線地上区間での試運転開始^[20]。
- 年末 - 開業予定^[20]。

車両

2017年4月26日、中国鋼鉄と傘下の台湾車両公司が機電・車両部門で新北市政府と正式契約。車両は淡海軽軌と同型の低床連節車15編成が採用されることになった^[21]。

駅一覧

英語表記は暫定的な仮称。

駅番号	駅名			駅間キロ^{[注 1]}	累計キロ	駅舎	接続路線	所在地
駅番号	日本語	繁体字中国語	英語	駅間キロ^{[注 1]}	累計キロ	駅舎	接続路線	所在地
	安坑機廠	安坑機廠	Ankeng Depot	-0.470	-0.470			新北市	新店区
K1	双城駅	雙城站	Shuangcheng	0.00	0.00	地上
K2	玫瑰中国城駅	玫瑰中國城站	Rose China Town	0.620	0.620	高架
K3	台北小城駅	台北小城站	Taipei Xiaocheng	0.669	1.289	地上
K4	耕莘安康院区駅	耕莘安康院區站	Cardinal Tien Hospital Ankang Branch	0.520	1.809
K5	景文科大駅	景文科大站	Jinwen University of Science and Technology	0.660	2.469
K6	安康駅	安康站	Ankang	1.345	3.814	高架
K7	陽光運動公園駅	陽光運動公園站	Sunshine Sports Park	0.860	4.674
K8	新和国小駅	新和國小站	Xinhe Elementary School	1.425	6.099
K9	十四張駅	十四張站	Shisichang	1.097	7.196		台北捷運：環状線

脚注

註釈

^ 綜合計画報告書に準拠^[2]^{(pp（8-9）-（8-19）)}

出典

^ “路線說明”. 新北市政府捷運工程局. 2017年7月13日閲覧。
^ ^a ^b 安坑線輕軌暨周邊土地開發綜合規劃報告書.pdf. 新北市政府 (Report). 新北市政府捷運工程局. June 2015. 2021年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。
^ “經建會通過新北安坑輕軌可行性費用218億”. 新頭殼 newtalk. (2013年5月21日)
^ “捷運三鶯線及安坑線中央已核定積極推動中”. MyGoNews. (2013年8月17日)
^ “安坑輕軌路基開工綠喊「噴雞歸」朱︰省工時”. 自由時報. (2014年11月12日)
^ “新北市南部に台湾3線目のライトレール計画 2021年の完成目指す”. フォーカス台湾. (2015年5月19日)
^ 新北市政府捷運工程局「安坑輕軌運輸系統計畫土建統包工程」決標 - ウェイバックマシン（2016年4月13日アーカイブ分）
^ “〈台北都會〉安坑輕軌土建4/6動工 110年底完工”. 自由時報. (2016年3月29日)
^ “台湾・新北市南部のライトレール、工事落札者と契約開通に前進”. フォーカス台湾. (2016年3月29日)
^ “安坑二期玫瑰路至安泰路暨安坑輕軌動土”. 自立晩報. (2016年5月18日)
^ 安坑輕軌機電系統由中鋼承攬持續推動國車國造 - ウェイバックマシン（2016年10月19日アーカイブ分）
^ “決標公告”. 中華民國政府電子採購網. 2017年2月7日閲覧。
^ “〈台北都會〉新店安捷路通車安康路仍見車陣”. 自由時報. (2017年9月1日)
^ 台灣將新建輕軌運輸系統，依靠泰雷茲縮短通勤時間及緩解交通壓力 - ウェイバックマシン（2017年9月26日アーカイブ分）
^ "TAIWAN RELIES ON THALES TO REDUCE TRAVEL TIME AND ALLEVIATE BUSY TRAFFIC THANKS TO NEW A LIGHT RAIL TRANSIT". タレスグループ (Press release). 2017年9月6日閲覧。
^ 安坑輕軌車站命名完成 - ウェイバックマシン（2017年12月12日アーカイブ分）
^ “新北安坑1號、輕軌 3連孔隧道貫通”. 聯合報. (2018年9月3日)
^ “安坑LRT、車両基地で列車テスト開始 22年開業目指す／台湾・新北”. フォーカス台湾. (2021年10月18日). オリジナルの2021年10月18日時点におけるアーカイブ。
^ “安坑輕軌要來了！本周正式上路試車”. 聯合報. (2022年1月5日)
^ ^a ^b 黄旭昇 (2022年2月19日). “今年末の開業目指す安坑ライトレール、車両の走行試験始まる／台湾”. 中央社フォーカス台湾
^ “安坑輕軌採購與淡海輕軌同型列車降低維護成本新北市推國車國造系統單一化”. 新北市政府捷運工程局. 2017年4月27日閲覧。

外部リンク

安坑輕軌運輸系統新亞建設開發股份有限公司（繁体字中国語）
安坑輕軌三環六線進度公開專頁新北市政府捷運工程局（繁体字中国語）
新北市交通局（繁体字中国語）
臺北市政府捷運工程局 (捷運興建中路網-安坑線)（繁体字中国語）

この項目は、鉄道に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:鉄道/PJ鉄道）。

この項目は、台湾に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ:台湾 / P:アジア）。

[22] 綜合計画報告書に準拠^[2]^{(pp（8-9）-（8-19）)}

[1] “路線說明”. 新北市政府捷運工程局. 2017年7月13日閲覧。

[綜合-2] 安坑線輕軌暨周邊土地開發綜合規劃報告書.pdf. 新北市政府 (Report). 新北市政府捷運工程局. June 2015. 2021年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。

[3] “經建會通過新北安坑輕軌可行性費用218億”. 新頭殼 newtalk. (2013年5月21日)

[4] “捷運三鶯線及安坑線中央已核定積極推動中”. MyGoNews. (2013年8月17日)

[5] “安坑輕軌路基開工綠喊「噴雞歸」朱︰省工時”. 自由時報. (2014年11月12日)

[6] “新北市南部に台湾3線目のライトレール計画 2021年の完成目指す”. フォーカス台湾. (2015年5月19日)

[7] 新北市政府捷運工程局「安坑輕軌運輸系統計畫土建統包工程」決標 - ウェイバックマシン（2016年4月13日アーカイブ分）

[8] “〈台北都會〉安坑輕軌土建4/6動工 110年底完工”. 自由時報. (2016年3月29日)

[9] “台湾・新北市南部のライトレール、工事落札者と契約開通に前進”. フォーカス台湾. (2016年3月29日)

[10] “安坑二期玫瑰路至安泰路暨安坑輕軌動土”. 自立晩報. (2016年5月18日)

[11] 安坑輕軌機電系統由中鋼承攬持續推動國車國造 - ウェイバックマシン（2016年10月19日アーカイブ分）

[12] “決標公告”. 中華民國政府電子採購網. 2017年2月7日閲覧。

[13] “〈台北都會〉新店安捷路通車安康路仍見車陣”. 自由時報. (2017年9月1日)

[14] 台灣將新建輕軌運輸系統，依靠泰雷茲縮短通勤時間及緩解交通壓力 - ウェイバックマシン（2017年9月26日アーカイブ分）

[15] "TAIWAN RELIES ON THALES TO REDUCE TRAVEL TIME AND ALLEVIATE BUSY TRAFFIC THANKS TO NEW A LIGHT RAIL TRANSIT". タレスグループ (Press release). 2017年9月6日閲覧。

[16] 安坑輕軌車站命名完成 - ウェイバックマシン（2017年12月12日アーカイブ分）

[17] “新北安坑1號、輕軌 3連孔隧道貫通”. 聯合報. (2018年9月3日)

[18] “安坑LRT、車両基地で列車テスト開始 22年開業目指す／台湾・新北”. フォーカス台湾. (2021年10月18日). オリジナルの2021年10月18日時点におけるアーカイブ。

[張睿廷-19] “安坑輕軌要來了！本周正式上路試車”. 聯合報. (2022年1月5日)

[黄旭昇-20] 黄旭昇 (2022年2月19日). “今年末の開業目指す安坑ライトレール、車両の走行試験始まる／台湾”. 中央社フォーカス台湾

[21] “安坑輕軌採購與淡海輕軌同型列車降低維護成本新北市推國車國造系統單一化”. 新北市政府捷運工程局. 2017年4月27日閲覧。

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[14]

[15]

[16]

[17]

[18]

[19]

[20]

[21]

[注 1]