国本剛章
国本剛章 | |
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別名 | キノコ |
生誕 | 1962年1月11日(62歳) |
出身地 | 日本 、北海道 |
ジャンル | ゲームミュージック、ロック |
職業 |
ミュージシャン 作曲家 作詞家 アレンジャー |
担当楽器 | ベース、キーボード |
公式サイト | キノコさんの休憩室 |
国本剛章(くにもと たけあき、1962年1月11日 - )はゲームミュージックの作曲家、ベーシスト。ニックネームはキノコ。
経歴
北海道出身。北海道札幌南高等学校、北海道大学出身[1]。小学校低学年の頃、家にあった唯一のレコードである「音楽之友社・小学校教科書準拠・鑑賞レコード」全10枚組(クラシックの小品集)を愛聴しながら、シューベルト、ビゼーなどに親しむ[要出典]。
6歳の6月からピアノを習い始め、ベートーベン、モーツァルト、バッハなどの小品を暗譜して弾いていた。曲を覚え始めるとモーツァルトは「楽しい」気分で弾けたが、バッハの「インベンション」2声、3声は暗譜しづらく、しかも数学的な感じがして苦手だったという[要出典]。
12歳(中学1年)の時にフォークギターを母親に買ってもらい、中学の3年間徹底的に弾き倒した結果、コードネームと仲良くなる[要出典]。
15歳(高校1年)の時に自分の小遣いを貯めてエレキギターとアンプを買い、高校の3年間徹底的に弾き倒したが全く上達せず、自分はギターに向いていないことを悟る[要出典]。
18歳(大学1年)の時に友人から格安でベースを譲り受け、3年くらい徹底的に弾き倒す[要出典]。
21歳くらいの時に、今も弾いているTUNEのベースを買い、現在も愛用している[要出典]。
大学時代、1985年に札幌の楽器店でアルバイトをしていた際に、ハドソンのプログラマ笹川敏幸にスカウトされ[2]、『チャレンジャー』の作曲に携わって以降、1988年頃までファミリーコンピュータとPCエンジン時代のハドソンのゲームの作曲を多数手がける。当時の制作環境は、YAMAHA CX-11(MSX)+SFG-01(FM音源ユニット)+FMミュージックコンポーザII(シーケンスソフト)など。北大軽音部の1年先輩に前野知常がおり、一緒にバンドを組んでいた[3]。
「ヘクター87」は海外でも「Starship Hector」として発売されたが、その音楽性の高さから、ファンになる者も多い。国本のBGMディスコグラフィーを自ら作り、発信する海外のファンも存在する。[要出典]
ベースは大学での軽音楽部時代に始める[4]。1988年に上京して以降、主にアマチュアでのバンド活動を行っており、1990年には『三宅裕司のいかすバンド天国』にバンド「星観る人」の一員として出演している[5]。
いわゆる社内作曲家でもなく、有名作曲家の楽曲提供という形でもなかったために初期のゲームではクレジットされないことが多く、サウンドトラックが出た際にだけ名前が出る謎の作曲家だったが、2005年末にファミコンBGM回顧録を主題にしたブログを開設してからは積極的に情報公開に努めている。また同ブログの影響で、ミュージシャン同士の交流が増え、2008年からは「RE:YES」や「コロニー落とし」、2009年からは「タケちゃん&健ちゃん」、2012年からは「オール1ブラザーズ」などでのバンド活動を掛け持ちで行っている。2013年よりのこいのことのLIVE活動を開始[6]。また自身の演奏活動のみならず、ゲームミュージックの演奏家が出演するイベントも主催している。
参加作品
ファミリーコンピュータ
- チャレンジャー (1985年)
- 忍者ハットリくん (1986年)
- スターソルジャー (1986年)
- 迷宮組曲 ミロンの大冒険(1986年)※ボーナスステージ曲を除く全曲
- 新人類 (1987年)
- ミッキーマウス 不思議の国の大冒険(1987年)
- 高橋名人のBUGってハニー(1987年)
- ヘクター'87 (1987年)
- ボンバーキング(1987年)
- 桃太郎伝説 (1987年)
PCエンジン
- カトちゃんケンちゃん(1987年)
- ビクトリーラン(1987年)
- 遊遊人生(1988年)
- ブレイクイン[注 1](1989年)
ディスコグラフィ
- ソロ作品
- ひつじの丘(2012年)
- 星観る人
1988年に結成したスリーピースバンド。2000年に解散。2006年から2007年にかけて自主盤として復刻した。
- 星観る人(1989年)
- みんなどこかへ行く途中(1989年)
- 人間様(1990年)
- 宣告承知(1991年)
- 昼・夜・踊る(1993年)
- くすりとともに(1995年)
- ゲームミュージック
いわゆるゲーム音源ではなく、デモ音源(作曲時の機材での音)を収録したもの。NGテイクなども含まれている。
- 20世紀ファミコン少年(2006年)
- PC園児(2006年)
- REYES
2008年に結成したユニット。
- 昔の恋人(2011年)
- SALT PENUTS
1980年代末に結成したユニット。
- JETTER (2011年)
- コロニー落とし
2008年より2013年まで参加。R&G(ロック&ゲーム)を掲げるファミコンバンド。野狐禅のメンバーであるハマノヒロチカも参加。
- ブリティッシュ作戦 (2011年)
- タケちゃん&健ちゃん
2009年に松澤健と結成したユニット。
- タケちゃん&健ちゃんごきげんCD(2011年)
- オール1ブラザーズ
2012年に結成したユニット。
- 1(2014年)
主催イベント
出演者欄の太字は本人出演
JADEシリーズ
(100名以上のキャパの会場で、さまざまな編成・音楽性のグループ、個人が集うコンサート)[7]
- ゲームミュージック "JADE"
- 2011年3月28日(浅草橋 BUNGAJAN)
- 出演者:ビフテキ☆システム、タケちゃん&健ちゃん、ファミコンバンド・スペランカー、Low-tech Son
- ゲームミュージック "JADE-II"
- ゲームミュージック "JADE-III"
- ゲームミュージック "JADE-IV"
- ゲームミュージック "JADE-V"
CHALLENGERシリーズ
(100名未満の会場で、自身が新しい「何か」に挑戦する企画)[7]
- ゲームミュージック "CHALLENGER"
- 2011年8月21日(高田馬場 mono)
- 出演者:NES BAND、ゲー音部、タケちゃん&健ちゃん
- ゲームミュージック "CHALLENGER-Ⅱ"
- 2012年5月19日(三軒茶屋 Grapefruit Moon)
- 出演者:Excalipar、ゲー音部、国本剛章
- ゲームミュージック "CHALLENGER-Ⅲ"
- ゲームミュージック "CHALLENGER-Ⅳ"
- 2014年8月30日(新宿 ネイキッドロフト)[8]
- 出演者:タケちゃん&健ちゃん、サキヤマ、まめ(VJ)、ファミコンキッド・岡田名人(MC)
- ゲスト:慶野由利子、篠崎雄一郎
- 第2回 レトロゲーム クイズ王決定戦
BURST シリーズ
(ゲーム音楽をROCKバンド形態で演奏しているグループだけが集まるイベント)[7]
- ゲームミュージック BURST
- 2014年11月15日(学芸大学 MAPLE HOUSE)
- 出演者:Excalipar、キノコ国本剛章BAND、佐藤豪バンド、まめ(VJ)、岡田名人(MC、フライヤー制作)
関連人物
- 梅本竜 - ゲームミュージック作曲家。彼との交流が、10年以上中断していた創作活動を再開するきっかけとなった。[9]
- 松澤健 - 音楽家、「耳コピーの人」「スタインウェイの人」。2009年よりデュオ「タケちゃん&健ちゃん」で活動。
- のこいのこ - 歌手、「CMソングの女王」。2013年より共演ライブ活動を開始。
- 前野知常 - ミュージシャン、『ニュートピア』『ニュートピアII』の音楽を担当。学生時代に同じサークルに所属していた。
- 新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団 - 定期公演NJBP+で国本作曲のゲーム曲を特集した。[10]
脚注
注釈
- ^ 本人が未発表曲だと思っていた楽曲が使われていた。
出典
- ^ sasagawaさんとの出会い
- ^ 2017年1月10日 Twitter
- ^ 約20年ぶりに作曲活動を再開したゲームミュージシャン国本剛章氏インタビュー(前編)
- ^ 南流石さんの眉間にシワ
- ^ 約20年ぶりに作曲活動を再開したゲームミュージシャン国本剛章氏インタビュー(後編)
- ^ a b c 新企画『ゲームミュージック BURST』
- ^ LOFT PROJECT SCHEDULE2014年7月6日閲覧
- ^ 「赤い刀」梅本竜さん
- ^ コンサート情報New Japan BGM Philharmonic Orchestra
外部リンク
- キノコ国本剛章HP 公式サイト
- カセットテープがワカメ 旧公式ブログのウェブアーカイブ。
- カセットテープがワカメ 公式ブログ(現在運営中のgooブログ版)
- 国本剛章 (@kinokowakame) - X(旧Twitter)
- Takeaki Kunimoto Discography at Discogs 海外のゲームファンが纏めたディスコグラフィー