名探偵キャサリン

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名探偵キャサリン』(めいたんていキャサリン)は、山村美紗推理小説キャサリンシリーズ」を原作としたテレビドラマシリーズ。

概要

1996年TBSの「月曜ドラマスペシャル(のちに月曜ミステリー劇場月曜ゴールデン)」枠でかたせ梨乃主演の『名探偵キャサリン』シリーズが開始。

2015年9月、テレビ朝日系でシャーロット・ケイト・フォックス主演で『名探偵キャサリン』が放送された。

なお、タイトルは異なるがキャサリンシリーズを映像化した作品は他にも存在する。それらについてはキャサリンシリーズを参照。

かたせ梨乃版

山村美紗サスペンス
名探偵キャサリン
ジャンル テレビドラマ
原作 山村美紗
脚本 いずみ玲 ほか
監督 山内宗信 ほか
出演者 かたせ梨乃
西岡徳馬
製作
プロデューサー 森下和清(テレパック)
山後勝英(テレパック)ほか
制作 TBS
テレパック
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1996年4月22日 - 2006年8月7日
放送時間月曜21:00 - 22:54
放送枠月曜ゴールデン
放送分114分
回数15
月曜ゴールデン
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TBS系の2時間ドラマ月曜ゴールデン」(毎週月曜日21:00 - 22:54)で1996年から2006年まで放送されたシリーズ。全15回。主演はかたせ梨乃

放送枠は「月曜ドラマスペシャル」(第1作 - 第9作)、「月曜ミステリー劇場」(第10作 - 第14作)、「月曜ゴールデン」(第15作)。

概要(かたせ梨乃版)

原作ではアメリカ副大統領令嬢であるキャサリン・ターナーを、日本人で社長令嬢兼スチルカメラマンの希麻倫子(きあさ りんこ、愛称はキャサリン)という設定に変更し、倫子が殺人事件の謎を解いていく内容となっている。

また、1997年に放映された渡瀬恒彦主演『十津川警部シリーズ』第14作「海を渡った愛と殺意」と、2006年に放映された名探偵キャサリンシリーズ第15作「山村美紗没後十年スペシャル 『名探偵キャサリンvs十津川警部 京友禅の謎〜華の密室殺人事件〜』」にて、キャサリンが十津川警部と共演している。なお、かたせ梨乃が『十津川警部シリーズ』にて十津川警部の妻である「十津川直子」役として出演した経緯から、劇中でキャサリンについて「十津川の奥さんに似ている」と指摘するシーンが存在する。

キャスト(かたせ梨乃版)

ヒロインと助手
  • 希麻倫子(社長令嬢でカメラマン・愛称はキャサリン) - かたせ梨乃[1]
  • 浜口一郎(倫子の後輩カメラマン) - 赤坂晃(第1作 - 第3作)
  • 松本次郎(倫子の後輩カメラマン) - 関口知宏(第4作 - 第6作)
  • 飛田三郎(倫子の後輩カメラマン) - 河相我聞(第7作 - 第14作)
  • 土田四郎(倫子の後輩カメラマン) - 丸山隆平(第15作)[2]
京都府警察
  • 狩矢荘助(京都府警捜査一課の刑事・警部) - 西岡徳馬
  • 橋口(京都府警捜査一課の刑事・警部補) - 坂本あきら
  • 大河原毅(京都府警捜査一課の刑事) - パンチ佐藤(第2作 - 第14作)
  • 水野(京都府警捜査一課の刑事) - 永島浩二(第10作 - 第13作)
  • 二宮(京都府警捜査一課の刑事) - 蓉崇(第14作・第15作)
その他
  • 千田美佳(京都平安新聞社の社員) - 山村紅葉(第6作 - 第15作)

ゲスト(かたせ梨乃版)

第1作(1996年) 「ヘアデザイナー殺人事件」
第2作(1996年) 「小京都・郡上八幡殺人事件」
第3作(1997年) 「花の棺」
第4作(1998年) 「清少納言殺人事件」
  • 藤原彰子(京南大学文学部講師) - 洞口依子(少女期:田島穂奈美
  • 嵯峨紫(京南大学講師) - 渡辺典子
  • 三上かほる(都女子大学助教授) - 山村紅葉
  • 沢田雅夫(京南大学講師) - ベンガル
  • 沢田千早(沢田の妻で大藤の娘) - 戸川京子
  • 野川いずみ(京南大学助教授) - 宮田早苗
  • 林田真由美(京南大学文学部の学生) - 鈴木由香
  • 大藤俊麿(京南大学文学部教授) - 清水紘治
  • 伊丹信也(京南大学国文学教授) - 堤大二郎
第5作(1998年) 「胡蝶蘭殺人事件」
  • 堂山譲治(貿易会社社長) - 神田正輝
  • 田中愛子(蘭の研究家) - 石野真子
  • 冬木和彦(蘭のブリーダー) - 嶋大輔
  • 石田陽一郎(蘭のブリーダー・エミの元恋人) - 芹沢新
  • 花岡エミ(女優) - 三原じゅん子
  • 大沢朝子(花屋「大沢洋蘭」店主) - 山村紅葉
第6作(1998年) 「ブラックオパール殺人事件」
第7作(1999年) 「エジプト女王の棺」
  • 堂本利男(京洛女子高等学校の校長) - 石田太郎
  • 堀川澄江(京洛女子高等学校の美術教師) - 高樹澪
  • 花田信太郎(代議士) - 目黒祐樹
  • 山中英明(ルポライター) - 渡瀬恒彦(特別出演)
  • 大原(在エジプト日本大使館の書記官) - 中野英雄
  • 槇ハルミ(京洛女子高等学校の生徒) - 多田亜沙美
  • 西条かおり(京洛女子高等学校の生徒) - 松田一沙
  • 西条(かおりの母) - 安倍里葎子
第8作(1999年) 「南十字星殺人事件」
第9作(2000年) 「シドニー・メルボルン殺人事件」
  • 大塚正広(会社社長・文芸誌の元編集者) - 田中健
  • 矢島頼子(矢島泰造の後妻・矢島ビル社長) - 深浦加奈子
  • 井上まり花(アイドル歌手) - 直瀬遥歩
  • 落合良平(民自党幹事長) - 鹿内孝
  • 深沢真琴(矢島泰造の先妻) - 入江若葉
  • 飛田あずさ(飛田三郎の従姉・キャビンアテンダント) - 越智静香
  • 広井(まり花のマネージャー) - せんだみつお
  • 小泉里美(金融会社社員) - 棟里佳
  • 井上佐紀(まり花の母・芸妓) - 太田ルリ子
第10作(2001年) 「呪われたルビーの謎」
  • 伊吹和彦(ジュエリーいぶき専務) - 羽場裕一
  • 伊吹みさと(和彦と真希子の母) - 二宮さよ子
  • 伊吹英正(みさとの夫・ジュエリーいぶき社長) - 沼崎悠
  • 津島枝利(和彦の恋人・モデル) - 中島宏海
  • 森川陽司(ジュエリーいぶき常務) - 津村鷹志
  • 川奈鉄郎(フリーライター) - 尾美としのり
  • 溝口佳代(クラブ「ジュネ」オーナー) - 石井苗子
  • 工藤杏子(モデル) - 英由佳
  • 大八木秀美(和彦の元婚約者・故人) - 林真奈美
  • 伊吹真希子(和彦の妹・故人) - 斉藤花咲
第11作(2002年) 「殺人のイリュージョン」
  • 加納剣悟(魔術団「スペース・サーカス」の魔術師) - 細川茂樹
  • 芦川由麻(剣悟のパートナー・元ダンサー) - 渋谷琴乃
  • 岡田直樹(剣悟のアシスタント・元医師) - 篠井英介
  • 遠藤洋治(剣悟のアシスタント) - 宇梶剛士
第12作(2002年) 「坂本龍馬殺人事件」
第13作(2003年) 「京都・宇治川殺人事件」
  • 野村昭夫(映子の夫・日本画家) - 京本政樹
  • 東千加(伏見医大附属病院の外科医) - 渡辺典子
  • 生駒昇(京南大学助教授) - 山下規介
  • 重尾(古河総合病院副院長) - 誠直也
  • 瓜生雅行(京南大学教授) - 大林丈史
  • 田沼俊郎(京都府警交通部交通規制課の巡査部長) - 比留間由哲
  • 進藤頼子(スナック紫苑のママ・故人) - 栗田ようこ
  • 飲み屋の客 - 太平シロー
  • さゆり(伏見医大附属病院の看護師) - 真由子
  • 弓子(伏見医大附属病院の看護師) - 大塚良子
  • 糸川俊義(元代議士・故人) - 永幡洋
  • 松本多恵子(松本の妻) - 内田量子
  • 松本弘樹(古河総合病院院長) - 野仲功
  • 野村映子(頼子の娘・小間物屋「映屋」主人) - 相本久美子
  • 大山一三(代議士) - 中山仁
第14作(2004年) 「旅芸人一座殺人事件」
第15作(2006年) 「京友禅の謎〜華の密室殺人事件〜」

スタッフ(かたせ梨乃版)

放送日程(かたせ梨乃版)

話数 放送日 サブタイトル 原作 脚本 演出 視聴率
1 1996年04月22日 ヘアデザイナー殺人事件 『ヘア・デザイナー殺人事件』 いずみ玲 山内宗信 20.3%
2 10月14日 小京都・郡上八幡殺人事件 『小京都・郡上八幡殺人事件』 17.7%
3 1997年04月07日 花の棺 花の棺 19.1%
4 1998年01月05日 清少納言殺人事件 『清少納言殺人事件』 17.8%
5 6月01日 胡蝶蘭殺人事件 『胡蝶蘭殺人事件』 17.0%
6 11月30日 ブラックオパール殺人事件 『ブラックオパールの秘密』 吉田弥生 藤尾隆 16.5%
7 1999年03月22日 エジプト女王の棺 『エジプト女王の棺』 清本由紀 山内宗信 15.1%
8 10月04日 南十字星殺人事件 『ゴールドコーストの遺品』 吉田弥生 藤尾隆 12.9%
9 2000年09月18日 シドニー・メルボルン殺人事件 『グルメ列車殺人事件』所収
「ディーラー殺人事件」
倉沢奈都子 12.5%
10 2001年06月04日 呪われたルビーの謎 『紫水晶殺人事件』 所収
「呪われたルビー」
黒沢淳 13.1%
11 2002年06月03日 殺人のイリュージョン 山内宗信 13.4%
12 11月18日 坂本龍馬殺人事件 『坂本龍馬殺人事件』 15.9%
13 2003年11月10日 京都・宇治川殺人事件 『京都・宇治川殺人事件』 村田忍 14.9%
14 2004年08月02日 旅芸人一座殺人事件 水谷俊之 13.9%
15[1] 2006年08月07日 京友禅の謎〜華の密室殺人事件〜 『京友禅の秘密』 村田忍

視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ

シャーロット・ケイト・フォックス版

ドラマスペシャル
名探偵キャサリン
ジャンル テレビドラマ
原作 山村美紗
脚本 岡本貴也 ほか
演出 唐木希浩 ほか
出演者 シャーロット・ケイト・フォックス
谷原章介
製作
制作 テレビ朝日
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
第1作
プロデューサー中込卓也(テレビ朝日 / 第1作 - )
黒川浩行(ユニオン映画 / 第1作 - )
放送期間2015年9月5日
放送時間土曜21:00 - 23:06
放送分126分
回数1
公式サイト
第2作
放送期間2016年3月20日
放送時間日曜21:00 - 23:10
放送枠日曜エンターテインメント
放送分130分
回数1
公式サイト

特記事項:
20:58 - 21:00に『今夜のドラマスペシャル』も別途放送。
テンプレートを表示

テレビ朝日系で2015年9月5日(土曜)21:00 - 23:06[3]に放送されたスペシャルドラマ。主演はシャーロット・ケイト・フォックス[4][5]。キャサリンを原作通りにアメリカ人女性が演じることは初めてだが、アメリカ副大統領の一人娘でコロンビア大学出身の語学堪能なビジネスウーマンという設定[6]で、セリフはほぼ全編日本語で展開された[4]

2016年3月20日(日曜)21:00 - 23:10(『日曜エンタ』枠)、シリーズ第2作『名探偵キャサリン 消えた相続人』が放送された[7][8]

キャスト(シャーロット・ケイト・フォックス版)

主要人物
京都府警察
SP

ゲスト(シャーロット・ケイト・フォックス版)

第1作(2015年) 「花の棺」
第2作(2016年) 「消えた相続人」

スタッフ(シャーロット・ケイト・フォックス版)

放送日程(シャーロット・ケイト・フォックス版)

話数 放送日 サブタイトル 原作 脚本 演出 視聴率
1 2015年9月05日 ニューヨークからやって来た天才お嬢の殺人推理!!
なぜ犯人は逃亡ルートを清水寺に変更したのか!?
花言葉が解き明かす完全密室トリック!!
花の棺 岡本貴也 唐木希浩 11.6%[10]
2[11] 2016年3月20日 消えた相続人 「消えた相続人」 深沢正樹 濱龍也

視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ

脚注

  1. ^ a b かたせ梨乃 (9 August 2006). "経験ない役に挑戦を…かたせ梨乃ひとりごと(1)" (Interview). 2015年7月3日閲覧 {{cite interview}}: 不明な引数|program=は無視されます。 (説明)
  2. ^ 『名探偵キャサリン』に関ジャニ丸山隆平が登場”. ORICON STYLE (2006年8月7日). 2015年7月3日閲覧。
  3. ^ この枠は本来『土曜ワイド劇場』の枠だが、本作は『土曜ワイド劇場』枠外で放送。
  4. ^ a b シャーロット、『名探偵キャサリン』で民放初主演!「とてもチャレンジング!」”. テレビドガッチ (2015年7月21日). 2015年8月2日閲覧。
  5. ^ 『マッサン』シャーロットが名探偵に 民放ドラマ初主演 山村美紗作品を完全ドラマ化”. ORICON STYLE (2015年7月21日). 2015年8月2日閲覧。
  6. ^ “シャーロット・ケイト・フォックス:エリーの次は名探偵キャサリン 山村美紗ミステリーで民放ドラマ初出演”. MANTANWEB. (2015年7月21日). http://mantan-web.jp/2015/07/21/20150720dog00m200033000c.html 2015年8月4日閲覧。 
  7. ^ “シャーロット主演で『名探偵キャサリン』再び 「仕事ができればどの国でも」”. ORICON STYLE (株式会社oricon ME). (2016年2月17日). http://www.oricon.co.jp/news/2066986/full/ 2016年2月17日閲覧。 
  8. ^ ドラマスペシャル 名探偵キャサリン 〜消えた相続人〜”. テレビ朝日. 2016年2月17日閲覧。
  9. ^ シャーロット&浅香航大が再共演 『マッサン』から『キャサリン』へ”. ORICON STYLE (2016年2月28日). 2016年3月12日閲覧。
  10. ^ テレビ視聴率ランキング”. インターネットTVガイド (2015年9月18日). 2016年2月17日閲覧。
  11. ^ シャーロット危機一髪!? 爆破シーンの大迫力にびっくり”. ORICON STYLE (2016年3月7日). 2016年3月12日閲覧。

外部リンク