北九州工業高等専門学校

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北九州工業高等専門学校
略称 北九州高専
英称 National Institute of Technology, Kitakyushu College (NITKIT)
設置者 国立高等専門学校機構
種別 国立工業高等専門学校
設立年 1965年
学科 生産デザイン工学科
機械創造システムコース
電気電子コース
情報システムコース
知能ロボットシステムコース
物質化学コース
専攻科 生産デザイン工学専攻
制御工学専攻
物質化学工学専攻
所在地 802-0985
地図
北緯33度48分57.73秒 東経130度52分20.3秒 / 北緯33.8160361度 東経130.872306度 / 33.8160361; 130.872306座標: 北緯33度48分57.73秒 東経130度52分20.3秒 / 北緯33.8160361度 東経130.872306度 / 33.8160361; 130.872306
ウェブサイト https://www.kct.ac.jp/
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北九州工業高等専門学校(きたきゅうしゅうこうぎょうこうとうせんもんがっこう、英称:National Institute of Technology, Kitakyushu College)は、福岡県北九州市小倉南区志井五丁目にある日本の国立高等専門学校。1965年に設置された。略称は北九州高専、NITKIT

沿革

  • 1965年4月1日 - 北九州工業高等専門学校設置。
  • 1965年4月24日 - 開校、機械工学科・電気工学科設置。
  • 1970年4月1日 - 化学工学科設置。
  • 1987年4月1日 - 電子制御工学科設置。
  • 1989年4月1日 - 機械工学科を機械工学科と制御情報工学科に改組(以前は機械工学科が2クラス)。
  • 1996年4月1日 - 専攻科設置。
  • 1998年4月1日 - 化学工学科を物質化学工学科に設置。
  • 2002年4月1日 - 電気工学科を電気電子工学科に改組。
  • 2003年4月1日 - 化学工学専攻を物質化学工学専攻に設置。
  • 2004年4月1日 - 独立行政法人運営に移行。
  • 2006年5月 - 「生産デザイン工学」教育プログラムにおいてJABEE認定。
  • 2019年8月 - 地元での就職・起業を促進するための協定を日本政策金融公庫、北九州市と締結[1]

現況

2001年度に混合学級制廃止。

2003年度にGPAを導入。

2006年度のJABEE認定に伴い、専攻科ではTOEIC 400点以上取得することが修了要件の一つとなった。また、授業時間が90分から100分に変更された。

また、国立大学等への編入が盛んであり、進学率が50%を超えている[2]。就職希望者の就職率は毎年ほぼ100%である[3]

本科からの主な進学先としては九州大学工学部、九州工業大学、北九州高専専攻科などがある他、熊本大学広島大学長崎大学鹿児島大学等、各地方の大学に多数の進学者がいる。また、東京大学京都大学大阪大学東京工業大学慶應義塾大学等に、少数ではあるが進学している。

専攻科からの主な進学先としては九州大学大学院、九州工業大学大学院が挙げられる。

2015年度より授業時間が90分に変更される。

2022年度より2年次からコース選択になる。

入学志願者状況

北九州地区では県立東筑高等学校県立小倉高等学校に次ぐ入試難関校として知られている。 北九州地区以外にも豊前京築地方、宗像地方遠賀地方、筑豊地方、山口県から通学している学生もいる。

令和2年度入試情報による。学力には推薦入試で不合格となった者を含まない。

学科名 入学定員 推薦 学力 帰国子女
生産デザイン工学科 200 170 227 2 399

制服

1年生から3年生までが制服、4年生以上は私服である。(一部自主的な制服を除く) 衣替えの期間は無く、かつては夏に冬服、冬に夏服、1年中スーツの人(スーツ男と呼称された)や、学生服にサスペンダーの学生がいた。 2015年度からは、新しい制服になった。 制定のカーディガンが着用可となった。

2015年度入学生からは、男女とも制服が制定。 これまで男子は、既製学生服(または中学校の制服)を着ていた。

開学50周年を機に、男女制服ともこれまでの伝統に基づき デザイナーによって作成されたモデルとなっている。 男子が黒を基調とした、九州の伝統校に比較的多い詰襟(オリジナルとして一本線が入る)。 女子はブレザーにプリンセスラインを考慮した、現代のモードに合わせた制服である。 現在、制定の男子学生服は井筒屋が取り扱っている。

設置学科

学科(準学士課程)

生産デザイン工学科のみである。

第2学年から以下の5つのコースに配置される。

  • 機械創造システムコース
  • 知能ロボットシステムコース
  • 電気電子コース
  • 情報システムコース
  • 物質化学コース

2015年4月までは以下の5学科体制であった。

  • 機械工学科
  • 電気電子工学科 : 2002年より電気工学科から改名
  • 電子制御工学科 : 1987年 電気工学科より派生
  • 制御情報工学科 : 1989年 機械工学科より改組
  • 物質化学工学科

専攻科(学士課程)

  • 生産デザイン工学専攻
  • 制御工学専攻
  • 物質化学工学専攻 : 2003年 化学工学専攻より改名

交通アクセス

  • 西鉄バス北九州「北九州高専前」下車、バス停から構内まで徒歩約1分。
    小倉駅バスセンターから 34 「志井車庫」(ここ行きのみ 36 も含まれる)「母原」「中谷」行きを利用。
  • JR九州日田彦山線志井公園駅」下車、徒歩約10分。
    小倉駅から直通便があり、平均所要時間は約15分。
  • 北九州モノレール志井駅」下車、徒歩約10分。
    小倉駅からの所要時間は約18分。モノレール側で最寄駅として指定している。

学生寮

敷地内に浩志寮(こうしりょう)という学生寮がある。遠隔の学生や留学生が生活し、長期休業の際は閉寮する。

学生会

学生会とは、意味として生徒会と同義である。学校行事を円滑に運営し、学校全体の取りまとめを行う組織。 学校に所属する全ての学生(専攻科生を除く)は、「学生会員」であると定められている。 実際に学生会として活動するには、学生会への入会を行うことで誰でも活動ができる。

学生会役員構成

学生会役員として毎年選挙へ立候補する役職は以下のとおりである。

  • 学生会長
  • 文化局長
  • 体育局長
  • 報道局長
  • 渉外局長

著名な出身者

周辺

脚注

  1. ^ 「北九州高専、日本公庫や市と協定 地元就職を推進」日本経済新聞ニュースサイト(2019年8月27日)2019年9月7日閲覧。
  2. ^ 卒業・修了後の進学先
  3. ^ 卒業・修了後の就職先

関連項目

外部リンク