倭文神社

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倭文神社(しとり、しずり、しどり、しとおり)という名前の神社は日本全国にある。

いずれも機織の神である建葉槌命(タケハツチ。天羽雷命・天羽槌雄・武羽槌雄などとも)と棚機姫命(たなばたひめ。天之八千千比売・天衣織女などとも)を祀る神社で、建葉槌命を祖神とする倭文氏によって祀られたものである。その本源は奈良県葛城市葛木倭文坐天羽雷命神社とされている。しかし、絹織物の技術は仁徳天皇により導入振興されたとされるも、崇神天皇期(10代)にその創始を唱える倭文神社もあり、日本(倭)においていつ頃どこで絹織物が発達したかを考えるうえで、この神社のある場所や由緒は貴重な 資料といえる。

また、2016年公開の映画「君の名は。」の中に出てくる宮水神社も倭文神建葉槌命を祀っている設定である。

延喜式神名帳には以下の社名が見える。

他に以下の倭文神社も著名である。

また、大甕神社茨城県日立市)にも武葉槌命が祀られている。 同じく、石井神社茨城県笠間市)にも武葉槌命が祀られ、南方には御手洗という巨石が存在する。