交響曲第29番 (モーツァルト)
交響曲第29番 イ長調 K.201 (186a) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した交響曲。
概要
1773年から翌年にかけてモーツァルトは、9曲の交響曲を書き上げた。そのうちの5曲までがイタリア風序曲の形式で作曲されているのに対し、残りの4曲はウィーン風の4楽章の構成がとられるようになった。
この第29番は社交的娯楽的要素の強いイタリア様式を脱却し、後の交響曲へのたしかな成熟を予測させる表現力を備えた作品である。モーツァルトが10代で作曲した交響曲中、第25番とこの第29番はとりわけ人気が高い。
楽器編成
構成
全4楽章。演奏時間は約20分。第3楽章のみソナタ形式で書かれていない。
- 第4楽章 アレグロ・コン・スピーリト イ長調
- 8分の6拍子、ソナタ形式。