ライト級
ライト級(英: light weight)は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の1つである。意味は「軽い」(明かりのlightではない)。
ボクシング
プロボクシングでの契約ウェートは、130 - 135ポンド (58.967 - 61.235kg) である。スーパーフェザー級とスーパーライト級の間の階級で、全17階級中、ちょうど真ん中である。成人男子の平均体重に最も近い階級ということから、「世界的に最も選手層が厚い階級」とも言われる。
アマチュアボクシングでは、男子が56 - 60kg、女子が57 - 60kgである。
1886年創設。ヘビー級に次いで2番目に古い階級で、初代世界王者はジャック・マカリーフェ(アイルランド)。
日本人として初めて同級世界王座を獲得したのはWBCのガッツ石松(ヨネクラ、1974年4月11日 - 1976年5月8日)。女子ではJBC公認前に風神ライカ(当時のリングネームはライカ)がWIBA王座を獲得している。日本王座ではリック吉村がこの階級で全階級を通じて最多となる22度の防衛に成功している。
この階級の世界王座最多防衛記録はアルツール・グレゴリアン(ウズベキスタン / WBO)の17度。日本の選手の最多防衛記録は、オルズベック・ナザロフ(協栄 / WBA)の6度。
レスリング
レスリングでかつてライト級と呼ばれたものは、現在の66kg級に当たる。女子では55kg級をライト級と呼ぶ場合もある。
総合格闘技
総合格闘技では団体によって差違がある。よってここではいくつかの団体の定める体重分けを例として挙げる。
- UFCなど北米の多くの団体が準拠するネバダ州アスレチック・コミッション (NSAC) では145 - 155ポンド (65.8 - 70.3kg) と規定している。
- 国際修斗コミッションは、60 - 65kgと規定している。
- パンクラスは、2007年までは64 - 69kgと規定していた。2008年の階級再編成により、現在はNSACに準拠。
- DEEP事務局は、2007年までは65 - 70kgと規定していた。2008年の階級再編成により、現在はNSACに準拠。
- PRIDEルールでは、73kg以下と規定していた。
- DREAMは、70kg以下と規定している。
外部リンク
- “ボクシング基礎知識 - 階級”. 日本ボクシングコミッション. 2010年3月30日閲覧。
- “コミッションルール - 第2部 試合 - 第12章 クラスとウェイト”. 西日本ボクシング協会. 2010年3月30日閲覧。